Shillomine
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Airlock4.jpg

外部から撮影した映像資料。████ ██████████が未承認での接触中に誤ってSCP-2222内部に監禁される直前の様子を映し出している。宇宙服の現在の行方は依然として不明である。

アイテム番号: SCP-2222

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: ████ (█████ ████████ █████ █████████████) 内部に配属された財団工作員がステーションの正規職員を装い、軌道上ユニット-09 (訳註: Orbital Unit-09) への移転・設置を行いました。人員は4名 3名の財団工作員で構成されており、各員は航空宇宙工学、船外活動、閉鎖空間、SCP-2222の抑制のみを目的とする実験・分析といった多方面にわたる教育訓練を事前に受けています。████からの通信は、コマンド-2 (訳註: Command-2) で言語学および音声解析の教育訓練を受けた財団工作員により傍受・妨害が行われます。

SCP-2222を構成する気密扉は実験および/または分析目的を除き、常時封鎖されます。分析中にSCP-2222内部での接触は許可されませんが、映像および/または音響分析はSCP-2222外部から手動開放の後に行うことができます。実験の際には任意数のRattus rattusをSCP-2222内部に解放します。Rattus rattusの備蓄は現在ユニット・ラボ内に置かれています。SCP-2222内部から現れた実体は適切な無菌区域に移送されます。終了の前に、結果として生じた行動学的、物理学的特性および異常特性に関する追加実験・分析が行われることがあります。実体はガス状殺鼠剤の散布によって終了されます。

事案 2222-REF#209を受けて、SCP-2222に対する陶酔または強迫観念の徴候がユニット職員にみられる場合はコマンド-2まで報告されます。このとき、当該職員の一時/常時隔離が執行されることがあります。SCP-2222に対する強迫観念が明らかな職員については、軌道上ユニット-09からの即時隔離を行います。このとき、武装即応宙域任務部隊-01 (訳註: Armed Rapid Response Spatial Task Force-01) が接触することがあります。追加の非常時応答部隊はコマンド-2に配備されます。この部隊はユニット職員の損耗が発生した場合に派遣されます (詳細は調査IIIを参照のこと) 。

説明: SCP-2222は2枚の不透明な気密扉および円筒形 (直径3.6m) の気密室から構成されたエアロックであり、████ ████████-█ 宇宙ステーション (軌道上ユニット-09に指定済) に内蔵されています。両側の気密扉が閉鎖した状況下でのSCP-2222内部の調査を試みるべく、気密室内に監視装置、圧力計または無線機の設置などを行いましたが、いずれも誤作動と思われる原因により失敗しています。結果として、電子制御による再開放以外にSCP-2222内部の調査を行う手段はありません。改訂: ██/██/████ - 詳細は事案 2222-REF#209を参照のこと。

生体がSCP-2222に進入した場合は即座に異常現象が発生します。軌道上ユニット-09内部から進入すると、直後に内側の気密扉が閉まり生体は監禁されます。SCP-2222は約3分間封鎖状態となり、その後扉は再開放されて生体が再び姿を現します。この間に気密扉の手動開放が試みられていますが、例外なく失敗しています。軌道上ユニット-09外部の宇宙空間からSCP-2222内部への進入については未実施の状態です。

再出現後の生体は器質的かつ構造的に完全に翻転されています。生体は身体的形態に理論上致命的な変化が起きているにもかかわらず、生命活動を維持しています。影響の対象となった人間は各単語を逆に発音することで、コミュニケーションが可能です。事案2222-01の中で述べられたように、対象者はそうするよう促されない限り、通常の理解し易い形式で各単語を発音するのは身体的に不可能な模様です。結果として、理解の難しさから即座にコミュニケーションを図るのは明らかに不可能です。しかしながら、音声記録の逆再生によりそれぞれの発声内容の解釈には成功しています。なお、Rattus Rattusのような意識を持つ生体からの発声も同様の機能障害を示します。

事案 2222-01: ██/██/████: SCP-2222の初期捕捉後、最初に影響を受けた財団職員に対してインタビューを行いました (詳細は文書-2222-667Dを参照のこと) 。対象者は████ ██████████、元レベル4工作員であり技術士の有資格者でした。身体的変化が最初に確認されたのは、████ ██████████が接触後、SCP-2222内部解析中に誤って内側に監禁されてからのことです。理解のため、████ ██████████が発した各音声は逆転されています。なお特記事項として、Dr. █████はインタビューの間、████ ██████████の意図を理解できていませんでした。無編集の音声記録は以下で閲覧することができます。

回答者: ████ ██████████
質問者: █████博士

<ログ開始>

█████博士: エアロックで何があった?

████ ██████████: まぶしい。めがくらむ。いたい。

█████博士: 何か異状に気付いたか?

████ ██████████: [首を振る] ああ。

█████博士: そうか。何が君をこのようにした?

████ ██████████: やつら。きた。やぶった。さした。わらった。

█████博士: 何か聞こえたか?

████ ██████████: ああ。わらいごえ。いった。もろい。たりない。つたない。よわい。

█████博士: 君が何者か覚えているか?

████ ██████████: ああ。████。

█████博士: 君の名前をさかさまに言ってくれないか?

████ ██████████: ████ [原音のまま記載]

█████博士: ありがとう。他に何か異状はあったか?

████ ██████████: ああ。つれだした。わたし。たいよう。ほのお。いたい。

█████博士: 痛いのか?

████ ██████████: いたい。

█████博士: そうか。これで最後の質問だ、後で楽にしてあげよう。君がエアロックに接触していた間、中に何かがいたのか?

████ ██████████: ああ。いった。もう。おそろしい。ほか ― [疲弊したように倒れる]

█████博士: おお、神よ ― 。あぁ、よし、船員に告ぐ。彼を起こしてくれ。ラボまで連れて行くんだ。最終的な結論を出してから、彼を射出する。

████████調査官: サー、彼が何か言っています。

████ ██████████: ありがとう。あいする。うちゅう。 [昏睡状態となる]

<ログ終了>

████ ██████████は即座に終了され、後に別のエアロックから宇宙空間へ放出されました。なお特記事項として、████ ██████████のSCP-2222との接触は未承認でした。

補遺 2222-01: ██/██/████: 事案2222-01から5分経過後。████ ██████████の死体検案および解剖により、表皮層に難解な文字の刻印があることが判明しました。加えて同部位の複数の裂傷および挫傷から、陰部を起点として強制的に翻転されたことが示されました。刻印の内容は以下の通りです。

れあ は たっかしのた
いるしっげ もりよ いい
みずね は いならい
られわ は とひ が いしほ
ぎつ は れだ?

SCP-2222の異常現象に関する調査は、ユニット職員により再開されます。██/██/███付で分類を知性体に変更しました。

補遺 2222-02: 前述の事案記録に記載された内容を受けて、コマンド-2は精神衛生上の観点からユニット職員が毎月の検診および通話カウンセリングを受けられるよう正式な要請を送りました。

「却下。事前の訓練で十分なはずだ。もし精神的問題が明らかになりそれが続くようならば、私が個人的に人員交代を管理しよう。」 - O5-█

事案 2222-REF#209: 以下の出来事は██/██/████から██/██/████までの期間に起こりました。これはハンドカメラが気密室内で誤作動を示さず、SCP-2222内部の監視に成功した後のことです。先述の情報によりSCP-2222内部の進入および調査が認められ、軌道上ユニット-09に異動した7名のDクラス職員により実施されました。彼らには事前に鎮静薬が投与され、さらにユニットの保守および保全を職務とする5名のレベル4-5財団工作員が同伴し、Dクラス職員との連絡を担当しました。現行のユニット職員については一時退避が許可されましたが、████全域に長期間の通信不良が発生しており、即応部隊による人員配属の状況を追跡できない状態が続きました。なお特記事項として、Dクラス職員はSCP-2222と接触する前に、SCP-2222の異常現象について周知されていません。

以下の文書はレべル4以上の職員に制限されています。
未認可および/または未承認でこの文書にアクセスしようとした場合、Order-06記憶消去の承認が実行され、Special Containment Procedures財団から即座に降任および/または免職処分されます。
下位のセキュリティクリアランスである場合は続行しないでください。