Shiki0011収容室
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弱発光状態のSCP-001-JP-a群

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: サイトー███の低危険度ロッカーに収納。

概要: SCP-XXXX-JPはテレパシー能力を有する、自我を持った日本刀です。鑑定の結果、刀匠「████」作である可能性が極めて高いですが、SCP-XXXX-JPへのインタビューでは鑑定結果を裏付ける証言を記録できていません。

SCP-XXXX-JP「刀は人を斬るために作られるんだ。少なくとも俺はそうだった。周作でも模造でも観用でもない。人を斬るための道具だ。なのに…ああ、なのに、師父は俺に名付けなかった。俺を呼ばなかった。俺は祝福されぬまま生まれてきた!」

SCP-XXXX-JP「でもそれでもよかった。人さえ斬れれば。殺意の渦巻く戦場で敵を斬る道具であれば。それが俺の存在意義だからだ。でも俺は……俺はそれすら果たしたことはない!!」

SCP-XXXX-JP「なぁ、俺が在る意味はなんだ?銘すらなく、振るう意味すら果たせず、観る価値もない俺がここに在る意味はなんだ?お前らは俺が必要なのか?人を斬らないお前らが、銘すら無い俺を持つ意味はなんなんだ!?」

SCP-XXXX-JP「…こんなのじゃ駄目だ。俺の意思で斬ったんじゃ駄目なんだ。殺意のない奴でも駄目なんだ。俺達は殺し合わないと、ただの肉切り包丁でしかない。戦わないと、ただの鋭い鉄の塊なんだ」

SCP-XXXX-JP「…なぁアンタ。俺を折ってくれないか。溶かしても砕いてもいい。俺はきっと間違ってたんだ。それなら、消えて無くなったほうがいい。俺を刀として必要な奴なんていないんだろう」

SCP-XXXX-JP「そうか、俺はもう名前を持ってたんだ。銘は無くても、俺は刀なんだな」