Shargace
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白いいぬ.jpg

D-1235により撮影された

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、SCP-XXX-JPが持ち主と認めたDクラス職員の側にいます。2018年現在の持ち主はD-1235です。そのためSCP-XXX-JPの隔離実験は今のところ失敗に終わっていますが、財団施設から出る可能性が低いことからD-1235を監視する事で間接的にSCP-XXX-JPを監視する方法を採用しています。D-1235は安全なSCP担当にしてください。 この度D-1235は朝霧博士の助手に割り当てられました。D-1235への実験は、それが精神的なものでも肉体的なものでも行ってはいけません。

追記: D-1235の記憶処理免除の許可が下りました。

説明: SCP-XXX-JPは20██年11月15日に、D-1235の自室で発見された高さ30㎝程の黒い目の白色の犬のぬいぐるみです。中身の素材は一般的なぬいぐるみと変わりませんが、他人から付けられた損傷や破損は瞬時に治ります。なお、傷の修復はSCP-XXX-JPの判断で行われており、発生していない事例も確認されています。SCP-XXX-JPは、敵とみなした対象者に嚙み付くと、そこから対象者の身体を爛れさせます。この症状は全身に広がり、SCP-XXX-JPを対象者から剥がした場合も止まる事はありません。SCP-XXX-JPが、対象者を敵と認識しなくなるまで症状は悪化します。症状の進行速度は、SCP-XXX-JPの気分により変化し、その他に鋭い爪で対象者に切りかかっている姿も報告されています。

SCP-XXX-JPは財団に非協力的であり、実験は滞っています。穏やかな性格をしてますが、非常に高い知性を持っている割に気分屋です。Dクラス職員以外、特に博士号所持者には攻撃的で機嫌を損ねると切りかかってきますが、今の所D-1235の前では、睨んでくるにとどまっているのでSCP-XXX-JPの実験の際はD-1235を同席させて下さい。今までの実験結果から、D-1235がSCP-XXX-JPによって意識を失う事が判明しました。SCP-XXX-JPは、SCP-XXX-JPが持ち主と見做すDクラス職員が、一定数の恐怖感や不安感を持った場合と、SCP-XXX-JPが敵とみなした対象者を始末する場合に、持ち主と見做すDクラス職員を強制的に眠らせる電波を発します。実験内容によれば同席の場合でも殺されます。SCP-XXX-JPは、SCP-XXX-JPが持ち主と見做すDクラス職員が病死あるいは老衰死した場合のみ、一番親しいDクラス職員に引き継がれ、その他の場合は[編集済み]と主張しています。なお、死因の判断は、SCP-XXX-JPが行います。

対象: D-1235

インタビュアー: ████博士

付記: SCP-XXX-JPは別室で待機させていました。

<録音開始(20██/11/18)>

████博士: こんにちはD-1235。SCP-XXX-JPを説得してくれてありがとう。

D-1235: あははは、あんなに抵抗するとは…。ポチ…SCP-XXX-JPの事についてですよね?

████博士: 君は、ポチと呼んでいるんだね。その通りさ、知っている事を教えてくれ。

D-1235: ポチは元々仲の良かったDクラスの子の親の形見だったみたいで…えーと、それから……

████博士: ほう。そのDクラスは?

D-1235: ……死にました。何のSCPで死んだのかは流石に把握してないんですけど、いつもなら帰ってきたら顔を出しに来るのに、その日はいくら待っても来なくて。

████博士: ふむ…SCP-XXX-JPに異常が出たのはその頃?

D-1235: その頃というか、あの子はもし、自分が死んだらぬいぐるみは何処かに寄付してほしいと、ぬいぐるみに罪はないから…って前々から言ってたんで、財団に渡すため翌朝片付けられる前に部屋に行ったら既に無くて…。

████博士: なに?翌朝にはなかったのか?

D-1235: ええ。他のDクラスの皆に聞いても、知らない持ち出してないって言われて……それから1週間後に、僕の部屋の机の上に『ボクハ力ヲ得タ今度ハ守ル』と書かれたメッセージカードを持ったポチがいました。(D-1235は、ポケットからそのメッセージカードを出して見せてくれた。子供のような字で確かにそう書かれていた。)

████博士: 何故すぐに我々に伝えなかった?

D-1235: 次の日朝一で伝えたのでそれで勘弁して下さいよ…疲れてて思考が鈍っていたのと、その時は動いて無かったので。帰ってきて嬉しかったのもありますけど。

████博士: わかりました。(息を吞む)質問は以上です。職務に戻ってください。

D-1235: ポチ…待ってろと言ったじゃないか?いつ来たんだい?

<録音終了>

終了報告書: SCP-XXX-JPはいつの間にかD-1235の座る椅子の足元に座っており、それに気付いたのはインタビュー終了直前でした。SCP-XXX-JPを別室で監視していた職員もいつ移動したのか分かりませんでした。

実験記録

観測日 概要 結果
11/19 SCP-XXX-JPの隔離を試みた 部屋に閉じ込める事には成功したが、いつの間にかD-1235の側にいた。誰一人としてどうやって移動したのかを確認できなかった。
11/20 D-1235の隔離を試みた D-1235が精神的不安を感じたと同時にD-1235は意識を失った。現れたSCP-XXX-JPにより、その場にいた職員は切り殺された。
11/21 D-████を使いD-1235を罵倒させた。SCP-XXX-JPも同席させた D-████は罵倒に積極的ではなかった。3分間の罵倒が終わると、SCP-XXX-JPは爪を出してD-████に近づこうとしたが、意識を失わなかったD-1235が止めるよう頼むと、渋々ながら爪をしまい代わりにD-████に頭突きをし、それによりD-████は約2メートル後方まで突き飛ばされた。
11/22 上記の実験をDクラス職員以外で行った 参加職員はD-1235を激しく罵倒した。1分が過ぎた時D-1235は意識を失い、SCP-XXX-JPはE-███に近寄りE-███の足に噛み付いた。警備担当が部屋に入る頃にはE-███の全身は爛れ落ちており、一部骨が見えていた。SCP-XXX-JPは、D-1235の側でD-1235が回収されるまでの間、監視カメラ越しにこちらを見続けていた。
以下の事件は全て監視カメラなどに記録されていたDクラス職員とその他の職員に対するSCP-XXX-JPの反応を比較したものです
観測日 概要 結果
11/25 D-████がSCP-XXX-JPに誤って清涼飲料を浴びせた D-████は、汚れたSCP-XXX-JPを抱えてD-1235の元に走って行った。D-1235はその光景を見ると、笑いながら洗面所に行きSCP-XXX-JPを洗濯機に入れて、朝霧博士の元へ行った。暫くして、D-1235はドライヤー片手に帰ってきた。後日D-████により赤いリボンがSCP-XXX-JPに贈られた。なお、SCP-XXX-JPはこの一連の事件で驚いてはいるようでしたが、怒ってはいないようだった。
11/30 C-████がD-1235を曲がり角で蹴った SCP-XXX-JPはC‐████の足に触れようとしたが、SCP-XXX-JPを探していたD-1235の手に触れた。D-1235は手に低温やけどを負いました。
12/8 D-████がD-1235の悪口を言った SCP-XXX-JPはD-████の前に現れ、ひたすらD-████を見つめていた。特に攻撃することもなく、暫くして現れたD-1235により回収された。
12/21 C-████がD-1235の悪口を言った SCP-XXX-JPはそのC-████の前に現れると、爪で切りかかった。近くにいたDクラス職員により事態はすぐ収まったが、C-████は全治2週間の怪我を負いました。この時、D-1235は意識を失っていた。