Shargace
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの周辺には監視カメラを設置されています。SCP-XXX-JPに所属するDクラス職員は、常に100人以上を維持して下さい。SCP-XXX-JPに所属しているDクラス職員は、全て入居者リストに記入して下さい。入居者リストは1日2回確認して、死亡者が居た場合は決められた手順に沿ってリストから削除し、次に日の業務開始時刻までに100人になるまでに手順に沿ってDクラス職員を入居させて下さい。担当職員は、月2回SCP-XXX-JP内部調査が義務付けられています。2018年現在の担当職員は、朝霧博士です。

追記: 朝霧博士の助手及びセクター-8150の運営は、全てSCP-XXX-JPに所属するDクラス職員で構成されます。助手に任命されたDクラス職員にのみ、SCP-XXX-JPの存在と、記憶処理免除が承認されました。2018年現在助手はD-1235です。

説明: SCP-XXX-JPとは、セキュリティ施設であるセクター-8150のことを指します。Dクラス職員と局長である担当職員以外の入所実験は、全て失敗に終わっています。SCP-XXX-JPは、内部構造を自由に変化出来る他、損傷を瞬時に修復出来る事は確認されています。SCP-XXX-JPの内部で流れる放送は今現在解読出来ていません、しかし入居者リストに名前があるDクラス職員には理解できる様です。SCP-XXX-JPは、所属しているDクラス職員に最適な環境へと変化します。SCP-XXX-JPに所属するDクラス職員は、記憶処理を行った場合もセクター-8150に関係する事を記憶しており、他のセキュリティ施設に所属されると人が変わった様に凶暴になります。そのため、セクター-8150に所属しているDクラス職員は、記憶処理後もセクター-8150に戻されます。

SCP-XXX-JPの本格的な異常性は入居者が100人を下回った時に発生します。SCP-XXX-JPは入居者が100人を下回ったまま業務開始時間を迎えると、足りない人数を補おうとします。今現在確認されている方法は、過去の入居者リストに記入したDクラス職員を作り出す事です。以下このDクラス職員をSCP-XXX-JP-1とします。SCP-XXX-JP-1は、そのほとんどが既に死亡しているDクラス職員であるため辛うじて人の形を維持している状態であり、会話もまともに行うことは出来ません。そのため、業務で重大なミスを起こしやすく、オブジェクトの収容違反を招く可能性が極めて高いため発見され次第処分されます。しかし、SCP-XXX-JP-1は驚異的な治癒能力を持っているため処分するのに[削除済み]時間程の間損傷を与え続けるか、特別な手順に従ってリストから削除しなければいけません。特別な手順は毎回内容が違うことと、出現時間が一定でないため推奨されていません。

セクター-8150は、確認されている限り20██年まで、異常は確認されていません。セクター-8150は、以前から大規模なDクラス職員の宿舎が備わっていました。セクター-8150は、19██年に起こったSCP-████-JPの収容違反の際に大きな損害を受けその後取り壊されたと言う記録が発見されました。SCP-XXX-JPは、記録上のセクター-8150と外装や初期の内装についてはほぼ一致しましたが、大規模なDクラス職員の宿舎であったと言う記録はありませんでした。記録が発見されるまでセクター-8150について疑問に思う職員は居ませんでした。SCP-XXX-JPは、20██年5月にSCP-████-JPの収容施設の候補に挙げられ、視察に訪れた朝霧博士の入所が出来ないと言う報告により発見されました。その後、担当職員となった朝霧博士のSCP-XXX-JPへの実験により、Dクラス職員以外に特例として担当職員の入所が可能な事が確認されました。

発見当初、SCP-XXX-JPはDクラス職員の更生施設としての利用が挙げられました。しかし、同時期にセクター-8150が監視カメラから消滅しました。消滅時間が深夜であった為、朝霧博士を含むSCP-XXX-JPに所属するDクラス職員全員が共に行方不明となりました。Dクラス職員の体内GPSは、変わらずセクター-8150が建っていた場所を指していました。SCP-XXX-JPの行方を捜索しましたが、結果として[削除済み]の間、SCP-XXX-JPに繋がる有益な情報は得られませんでした。[削除済み]その24時間後、監視カメラによりSCP-XXX-JPが確認されました。SCP-XXX-JPの内部は、消滅した時刻から動いていませんでした。

補遺1: SCP-XXX-JPの内部調査報告書一部

第1回調査: 20██年5月██日
結果: SCP-XXX-JPの内部をセクター-8150の内部資料と照らし合わせましたが、変化している所はありませんでした。

第2回調査: 20██年6月10日
結果: 前回より娯楽部屋が増えている。正確な計測は行っていませんが、食堂が広くなっている気がします。

第4回調査: 20██年7月5日
結果: 調査の前日脚を骨折したDクラス職員が居たからか、階段に手摺がついていました。昨晩はありませんでした。

第7回調査: 20██年8月28日
結果: Dクラス職員の報告で、休憩室にあるベンチの塗装が剝がれてると挙がっていたので、確認に行きました。ベンチは新しく塗装されており、塗りたて注意と書かれた看板が近くに置かれていました。

第8回調査: 20██年9月10日
結果: [削除済み]

補遺3: 反省室から出てきたD-13687との会話

対象: D-13687

インタビュアー: 朝霧博士

付記: 現時点で唯一反省室に呼ばれたDクラス職員です。

<録音開始>

朝霧博士: 反省室に呼ばれたと聞いたが、大丈夫か?D-13687。大丈夫そうなら、反省室であったことを教えて欲しいんだが。

D-13687: 朝霧博士!俺、心を入れ替えました!

朝霧博士: ……は?

D-13687: 博士の言葉に俺……感動しました。すみません、思い出したら涙が。

朝霧博士: 待ってくれD-13687。話が見えない。

D-13687: 博士は俺の人生の師匠です!この気持ち、言葉に出来ない俺の語彙力が悔しい。

朝霧博士: 1回落ち着いてくれ、D-13687。

D-13687: これが落ち着いていれるものですか!他の皆にも博士の素晴らしさを伝えなければ!(D-13687は走り去る)

朝霧博士: ……どうなっているんだ。

<録音終了>

終了報告書: 私はD-13687に説教などしていません。反省室の扉はD-13687が出て来るまで、如何なる手段を行使しても開きませんでした。D-13687の話を聞いたDクラス職員は、助手を勤めているD-1235を除いて、D-13687の言葉を信じきっていました。中には、反省室の扉をこじ開けようとする私の姿を見ているDクラス職員もいました。D-1235だけが、困惑した顔でD-13687の話を聞いていました。

D-13687の追加調査報告

1週間、D-13687に対して追加調査を行いましたが、反省室に入れられる以前と大きく変わった点はありませんでした。以前より礼儀正しく、そしてセクター-8150の為に働く様になった位です。私が困っていると、何処からか現れて手助けしてくれるようにさえなりました。それだけではありますが、以前のD-13687を知っていると、どうしても何かが引っかかるのです。SCP-XXX-JPに人格を変えられたとも言えますし、SCP-XXX-JPに洗脳されたとも言える気がするのです。しかし、D-13687の財団そのものに対する反抗的な感情は悪化しているようにさえ感じます。██博士の許可が下りるようでしたら、D-13687をセクター-8150の運営の方に配属しようと思っていますのでご検討のほどよろしくお願いします。-朝霧博士