Shargace
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPに所属するDクラス職員は、常に100人を維持して下さい。Dクラス職員の名簿表は、朝と夜計2回確認されます。Dクラス職員が100人を下回った場合、次の日の業務開始時刻までに他の財団施設にいるDクラス職員の氏名を名簿表に記入して下さい。Dクラス職員の移動は業務開始後でも構いません。

追記: SCP-XXX-JPの担当職員は、Dクラス職員から適度な信頼関係を築ける職員から選ばれ、助手もSCP-XXX-JPに所属するDクラス職員から選ばれます。現在の担当職員は、朝霧博士であり、助手はD-1125です。

説明: SCP-XXX-JPは、3階建てのセキュリティ施設であるセクター-8150です。Dクラス職員とセクター-8150のセクター管理者(現在は担当職員が兼任しています)以外はSCP-XXX-JPに入所する事が出来ません。名簿表に名前が記入させていないDクラス職員も、24時間後に自室に戻っています。

SCP-XXX-JPは、入居者名簿と書かれたセクター-8150に所属している生存状態のDクラス職員が、100人を下回った状態で業務開始時刻を迎えた場合に異常性を発動します。なお、名簿表に異常性は見られませんでした。SCP-XXX-JPは、業務開始時にDクラス職員が100人を下回っていた場合、過去に名簿表に書かれたDクラス職員を作り出し、数を補おうとします。(以下SCP-XXX-JP-aとする)SCP-XXX-JP-aの選別は完全にランダムです。SCP-XXX-JP-aは、最後にセクター-8150に所属していた記憶も所持していますが、他のDクラス職員の記憶を模倣した記憶も所持している為、日常生活でSCP-XXX-JP-aを発見する事はほぼ不可能です。SCP-XXX-JP-a以外の人間は、SCP-XXX-JP-aの存在に疑問を持たず、他のDクラス職員と同様に扱い、SCP-XXX-JP-aも、何事にも疑問を持たず最後に就いていた業務に出向きます。

SCP-XXX-JP-aは多少の記憶の改ざんはありますが、人格や思考については生前と変化はありません。しかし、身体能力が著しく低下しており、重大な収容違反を引き起こす原因となる可能性があります。SCP-XXX-JPは、驚異的な修復と物理的ダメージへの高い耐性があり、SCP-XXX-JP-aにもまたその性質は引き継がれていますが、SCP-XXX-JP-aは致命的な傷を█9時間程与え続ければ、塵となり終了します。

セクター-8150は、何時その異常性が発生したのか正確な時期は判明していません。セクター-8150は、日本支部でも最先端の技術がつかわれた、Dクラス職員の宿舎としての性能に特化した施設であり、長らくDクラス職員以外は立ち入らない施設でした。SCP-XXX-JPは、20██年にSCP-████-JPの収容施設の候補に挙げられ、視察に訪れた朝霧博士の入所が不可能と言う報告により調査が開始され、第1発見者である朝霧博士を臨時的な担当職員と任命しました。

発見当初、SCP-XXX-JPには200人以上のDクラス職員が所属していましたが、議会の結果半数に減らす事が可決されました。その後日、D-████が死亡し、その翌日にSCP-XXX-JP-a(後にD-25693と判明)が出現しました。判明しているだけでも2件、SCP-XXX-JP-aが起こした不祥事により収容違反が起きています。SCP-XXX-JP-aは、朝霧博士がSCP-XXX-JPの異常性の調査の一環でセクター-8150の過去の名簿表を調べていた際、SCP-XXX-JP-aが█年前にSCP-████-JPの収容違反により死亡している事が判明したことにより、SCP-XXX-JP-aが発見されました。その際、SCP-XXX-JPが正式にオブジェクトとして承認され、朝霧博士が担当職員兼セクター-8150の管理者に任命されました。