Seto42357の蚤の市
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在未収容の個体の探査、収容と収容状態にある個体の研究が行われています。

SCP-XXX-JPはサイト-8181の一般的な3×3×3mの植物収容ユニットに収容されています。実験、研究の際は実験用手袋を用いて、不用意なオブジェクトとの接触を避けてください。給水や施肥は異常性を持たない一般的なネジバナと同様に行ってください。開花の際は花粉をサンプルとして一定量採取し、それ以外は全て焼却処理してください。開花時期が過ぎ果実が黄色を帯び始めた場合、直ちに花茎ごと切断し種子を回収してください。

未収容のSCP-XXX-JPの収容には機動部隊ろ-23("悪しき熱")が向かい、該当オブジェクトの収容の後、曝露者および目撃者に適切な記憶処理を行ってください。

実験の際はセキュリティクリアランス3以上の職員に許可を得て行ってください。実験ではDクラス職員をDクラス職員以外を用いても問題はないとされていますが、いかなる場合でもオブジェクトへの曝露は10分以内に留めてください。また、実験終了後はその対象者(以下被験者と呼称)に対して、適切な記憶処理を行ってください。

説明: SCP-XXX-JPは異常性を持ったネジバナ(Spiranthes sinensis)です。全長は25cm前後であり、花弁は淡い紅色です。花序には右回りのねじれが見られます。当オブジェクトの出自等は未だ判明していません。

SCP-XXX-JPの異常性は曝露した生物に対しての精神影響です。その特性上、影響は特にヒト(Homo sapiens)に対して顕著に現れます。SCP-XXX-JPの異常性はオブジェクトの一部である花弁や花粉などが生物に物理的に接触することで発現します。その際曝露者は、自己を除いた生物に対する評価、感情などが元のものとは真逆のものに変化します(以下「評価/感情の反転」と呼称)。例を挙げると、【喜び】と【悲しみ】、【怒り】と【心配】、【崇拝】と【侮蔑】、【愛情】と【殺意】など、相反する感情がそれぞれ反転に対応していることが実験により明らかになりました。

SCP-XXX-JPは20██年██月██日、岡山県警に潜入していたエージェントにより初めて財団からの認知がされました。県警が女性から「犬が人を襲っている」という110番通報を受け出動すると、現場に到着した時点でその犬の所有者の男性を含め3人が軽傷を負っていました。所有者の男性は肩に小さな咬傷1が見られ、その後病院に搬送されました。搬送先の財団フロント企業管理下の病院で感染症などが確認されなかったため、身柄を財団フロント企業の管理下にある医療施設に移したのち数十日間の治療を行い、記憶処理を施して解放しました。その間男性の職場等にはカバーストーリー『腸内ポリープの治療』の流布を継続しました。
曝露対象であると推測される犬の身柄は財団が引き取り研究を行いましたが、異常な痕跡等は発見されませんでした。また、同じく怪我を負った█歳の男児と6█歳の女性に関しては、曝露した犬から逃げる際に転倒したため内出血および擦過傷2が見られました。しかし、幸いにも深い傷ではなかったため、治療と傷が目立たないように処置をしたのち記憶処理を行い解放しました。通報した女性にも記憶処理を施しました。

以下に飼い主の男性(██氏)に対して██研究員が行ったインタビューの記録を示します。