説明: Felis silvestris catusとCanis lupus familiarisが映るホームビデオのDVDです。
視聴した後生物について文章を書く時、名詞の種類にかかわらず必ず名称を学名で書くようになります。
回収日: 2003/3/25
回収場所: ██県███市郊外のアパート
現状: DVD2枚にコピーして、オリジナルは一般的なディスクケースに保管。コピーしたものはHomo sapiensが所有しています。
これは被爆者の知識量に関係なく影響を及ぼすのか。Okapia johnstoniにTurbo cornutus、Neatus picipesまで…-霊長目ヒト科ヒト族ヒト属ヒト
アイテム番号: SCP-xxx-JP
オブジェクトクラス: Euclid Safe
特別収容プロトコル: SCP-xxx-JPは免震ゴムを取り付けた水槽に懸架し、サイト-6628-甲棟内標準無響収容室に超低音用マイクとワイドホーンスピーカーを各8基設置して収容してください。
異音を感知した場合は直ちに原因を解明し、それがSCP-xxx-JPによるものであればノイズキャンセリングで鎮静化してください。ヒト型実体の形成が確認された場合はプロトコル:M.a.G.2の発動後機動部隊京-3を用いてサンプルを一体確保しそれ以外はすべて破壊してください。サンプルは同サイトの標準人型収容室に収容し、検査を終了したのち即座に破壊してください。
異音を収録した音声ログは必ず高周波数化して保存してください破棄してください。
説明: SCP-xxx-JPは2015年██月██日に███県███山中の洞穴で発見された、全高151.52cmの凝灰岩製の僧侶坐像です。頸部を一周する黄土と火山灰の混合物で埋められた罅があり、左手甲に大篆書体で”願生”と篆刻されています。
収容当時は1~4mm程度の罅も157ヶ所発見されましたが、検査の度確認できる罅が減少しており、後述の事案が発生した時点で頸部以外の罅は確認されていません。
SCP-xxx-JPは不定期的に21分間振動します。この振動は特定のパターンを持つ周波数40Hz以下の音波を生じます。この振動はSCP-xxx-JPに接するあらゆる物体に伝導し、SCP-xxx-JP-1近傍の火山を刺激、噴火警戒レベル5に即座に到達させます。この時の火山噴出物は触れた生物を包み込み、ヒト型実体を形成します。
一連の火山活動はこの振動が止まってから、平均して17秒後に収束します。
ヒト型実体は陶器のような質感で硬く、各関節は人間と遜色ない可動範囲を備えます。
3歳児程度の知能、成人男性程度の膂力を持ち、団体行動に優れており、現生人類に対して異常な凶暴性を見せます。現在発見されているヒト型実体の全長は最大で20m、最小で約1mです。
この異常性はSCP-xxx-JPが発する音波のみとそれを録音したもの、編集したものが有します。
事案: 2018年██月██日午後2時45分頃、サイト-6628-丙棟にて同日に記録された編集済みの音声ログが再生され、██岳の火山活動が確認されました。これを受けて本稿を改稿、収容時以降の音声ログはすべて削除されました。