SenkanY
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは可能な限りユニット-XXXX内部に滞留させるよう、ユニット-XXXXの周囲から内側に向けてファンを稼働させ続けてください。ユニット-XXXXの周囲にはDクラス職員の収容房を設置し、異常な臭気を感じ取ったDクラス職員は収容房監督責任者へ報告するよう指導してください。ユニット-XXXXに勤務する全ての職員はSCP-XXX-JPの臭いを記憶し、同様の臭気を感じ取った場合直ちにサイト監督官へ報告してください。

SCP-XXX-JPは常に外部へ拡散する恐れがあるため、民間でのSCP-XXX-JP被害と思われる事例が発生した場合は回収部隊い-3("白足猫")による再収容を実施してください。

説明: SCP-XXX-JPは発生源不明の感覚器官に依存しない、現実改変によると思われる臭気です。SCP-XXX-JPは強烈であり、3-メチルインドール・1-オクタンチオール・二酸化硫黄・亜硫酸アンモニア・ブチルメルカプタン・インドールなど1複数の悪臭とされる物質によるものであると推定されます。しかし、測定機器や観測装置ではそれらの物質を全く検知できず、感覚器官を遮断したDクラスによってもSCP-XXX-JPを感じ取ることが出来るため、SCP-XXX-JPは実在せず、感覚器官または脳内伝達物質あるいは感覚プロセスそのものに直接働きかける空間上の現実改変であると推測されます。

SCP-XXX-JPの致死性は低く、その発生源やSCP-XXX-JPが密集している箇所へ近づかない限り危険はありません。SCP-XXX-JPの密度が高い場所では非常に強烈な臭気を感じ、一般人は方向感覚を失いパニックに陥ります。また、さらに濃度が高くなるか、SCP-XXX-JP密集地での滞在時間が長くなるに連れめまい、吐き気、嘔吐、失神、最悪の場合は呼吸器官が麻痺し窒息死する場合があります。

SCP-XXX-JPの発生源は現在不明です。財団に入った最初の情報は「夫の屁が臭すぎて窒息死した女性」が病院に搬送されたというものでした。民間の医師は女性に適切な処置を施しましたが、その際に上記の旨を述べ話題となり、地元の新聞に掲載され財団の注意を引きましたが、当初重視されませんでした。その後、当該の女性とその夫の暮らす民家から強烈な悪臭が発生していると付近の住民が通報し、警察が訪れた際に異常は発見されなかったもののSCP-XXX-JPによると思われる臭気により警察官2名が病院へ搬送され、その後応援に訪れた警察官十数名が同様に病院へ搬送されました。これにより国家公安委員会から財団へ当該事件が報告、依頼されました。

SCP-XXX-JPは空間上を漂い、その範囲に入った人間の感覚に働きかけます。SCP-XXX-JPを壁などで遮断することは出来ず、完全な隔離は不可能です。加えてSCP-XXX-JPの範囲は徐々に拡大していますが、SCP-XXX-JPが存在すると思われる空間に対して風を当てることにより、SCP-XXX-JPの位置を移動させることが出来ます。SCP-XXX-JPは目視で確認することが出来ないため、その所在地を割り出すことは実際に人間がSCP-XXX-JPを感じ取る以外にありません。現在まで4件の収容違反と思われる事象が発生しています。

初期収容記録XXX - 日付YYYY/MM/DD

13:25 Eクラス職員が事案XXX発生地点に到着。現地警察官への記憶処理とカバーストーリーの適用を実施。
14:01 現地民間人と警察官の排除が完了。事案XXX発生現場の民家の調査。化学兵器に該当する物質は検知されず、周辺の大気の組成に異常が見受けられないためサイト-XXXX本部に連絡。
18:27 サイト-XXXXから収容スペシャリストが到着。Eクラス職員からの引き継ぎを完了。
18:49 収容スペシャリストが民家へ突入。XX分隊長が嘔吐、失神し突入を断念。
20:11 隔離プロトコルXXXが承認され、周辺住民への記憶処理とカバーストーリーの適用を実施。
翌9:11 事案XXXの収束を確認。
記録: XX分隊長は3日後の午前6時に意識が回復し、翌X日には職務へ復帰しています。
分析: 機動部隊は事前に対ミーム災害処置と対情報/認識災害装備を用意し突入を行いました。にも関わらず隊員への被害が生じたことから事案XXXにて発生してるのは現実改変か、我々にとって未知の存在であることは確かです。依頼を受けた当初に推測されていた臭気の発生源は特定できず、また臭気自体が化学物質によるものでもありませんでした。また、ガスマスクや無呼吸といった方法も解決にはならず、事案XXX発生地点は住宅街であるため、大規模な収容プロトコルが必要となるでしょう。

収容違反記録XXX - 日付YYYY/MM/DD

概要: 神奈川県███市に存在するオフィスビル██████1階にて、社員同士のトラブルが発生していたことが、財団による警察の内部調査の際に判明したました。当該のトラブルは社員同士の暴行事件とされていましたが双方の和解により警察では記録が残るのみに留まっていました。

その内容は事件当日、██████のオフィス内にいた全ての会社員が強烈な腐臭を感じ、パニックに陥りました。当時34歳であった██████の会社員XX XXと当時37歳であった同会社員XXX XXの間でXX XXに対し、XXX XXが「XX XXが放屁した」という旨の発現を行ったため口論となり、喧嘩に発展したという内容でした。

この記録が発見された後、財団による██████への調査が行われ、当該の事件の内容がSCP-XXX-JPの発生である蓋然性が高いと判断されました。調査の結果、XXX XXとXX XXの喧嘩の後、女性社員が窓を空け、扇風機を外へ向かって稼働させ続けると数分で臭気は収まったとの事でした。これにより、SCP-XXX-JPの更なる収容違反が懸念されています。

補遺: 現在、SCP-XXX-JPを大気に拡散し、希釈させる研究が続けられています。