SCP-6693-JP

アイテム番号:SCP-6693-JP

オブジェクトクラス:Euclid

特別収容プロトコル: サイト-69436内において、全職員の会話は禁止されます。凡ゆるコミュニケーションは全て共通のジェスチャーまたは紙面によって行って下さい。以上の理由から当サイトには会話不可能による精神的ストレスへの訓練やハンドサインなどの研修を2週間行い、それを終了した職員のみを配属して下さい。

SCP-6693-JPは10cm立方体の防音ボックスに入れた状態で低危険度物品収容ロッカーに保管し、定期的に財団職員により活性化状態にないか監視させて下さい。SCP-6693-JPが活性化状態にある場合、即座にサイト-69436内の全職員に無線通信で知らせ、職員は即座に常備させるAクラス記憶処理剤を服用し、回収チームの到着まで待機して下さい。尚、当該目的以外での記憶処理剤の使用は許可されていません。

説明:SCP-6693-JPは不明な材質で構成された長辺34cm、短辺25cm、厚さ3.4cm、重量1.8kgの白色の封筒です。尚、SCP-6693-JP本体には赤黒い粘液のような物質がこびりついており、検出した所これらは人間の血液のような液体であることが判明しました。また、内部に封入された物体の調査の為財団がSCP-6693-JPの破壊、及び開封を試みた所、いずれもSCP-6693-JPに損傷を与えることはできませんでした。

SCP-6693-JPは自身に最も近い人物がコミュニケーションを取らない状態で30秒間存在すると活性化の準備段階に入ります、この状態のSCP-6693-JPは本体を少量の血液に酷似した液体で白色の面積が完全に赤色に染まりきった後停止します。この状態のSCP-6693-JPの近くに居る人間が特定の発言をするとSCP-6693-JPは活性化し、そのワードの種類によって様々な異常性を発現させます。以下はその一例です。

SCP-6693-JPの異常性の発現下で「馬鹿」と発言した例:被験者に重度の頭痛。その後の学力検査により、異常性の発現前と比較して著しく頭脳が低下していることが確認された。

同状況下において「クソ野郎」と発言した例:被験者は突如苦しみ始め、口腔から大量の糞便と思しき物体を嘔吐、喉内にて不明の方法によって生成されたと思われる。

同状況下において「この██の███野郎が」と発言した例:被験者は四肢の痛みを訴え、直後被験者の四肢はそれぞれ右腕が牛、左腕が羊、右脚が鶏、左脚が豚のようなものに改変させられ、16分後にそれら全てが壊死し、変異より39分後に被験者は意識を失い、数分後に意識を取り戻すが、軽度の錯乱状態にあった。

同状況下において「███████████████」と発言した例:被験者は即座に死亡、死因は心臓麻痺であると確認された。

尚、SCP-6693-JPに暴露した被験者の異常性は、付近の職員にも同類のものが伝染します。これらは最初に暴露した被験者が生命活動を完全に停止することで阻止することが可能です。