SCP-114514-JP
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アイテム番号: SCP-114514-JP レベル810/114514-JP
オブジェクトクラス: Euclid Keter/Explained[予定] 機密指定

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SCP-114514-JP-1の最小限の要素を含んだ画像。一度オブジェクトの影響を受けると記憶処理後もこの画像だけでミームが"再発"することが確認された。

特別収容プロトコル:サーティシックス・レギュラー・プロトコルに従い、SCP-114514-JPは一般的なミームとして扱います。かつての収容プロトコルは必要ありません。

説明: SCP-114514-JPは2000年代初頭に日本を中心として発生した異常なインターネットミームです。
特徴として一般的に否定される要素を多く含むにも関わらず、"風評被害"と呼称される非常に強い拡散力を持ちます。ミームの構成要素は主に男性同士の[編集済]ですが、それだけに留まりません。

以下はその一例です:

  • [編集済]を加工、編集した映像。中には女性(対象を見た人物は一般的に著しい恐怖を示す)も含まれた。
  • 登場人物が話す特徴的な言葉。また、それと同じフレーズを含む無関係な言葉。
  • 映像の出演者に似た人物が出演するライブ映像。
  • 出演者と同じ"棒読み具合" を持つ、別のアニメーション。またそのボイスアクターの音声。
  • 上記を元にした第三者による創作活動。確認された中にはミュージカルを用いて該当の映像を描写する作品もあった。

これらは代表的な例であり、実際にはごく僅かなファクターでも感染する場合があります。記憶処理は一時的に有効ですが該当のミームに暴露すれば記憶が戻ります。
通常、これらのミームはその内容の粗雑さ、また嫌悪感から拡散し得るものではありません。しかしSCP-114514-JPを発見した人物は当初は大半が否定的な反応を示すものの、映像などの視聴回数が増えるにつれ肯定的になり、最終的に自らもそれらを拡散していくことが判明しています。この原因は不明です。

SCP-114514-JP-1はSCP-114514-JPの中心的存在と考えられている、一人の人物です。1
SCP-114514-JPの発端は「日本のプロ野球選手の█████が出演していたというスクープ」だったにも関わらず、同作品に出演していたこの人物はSCP-114514-JP中最大の影響力を持ちます。2018年現在、ある動画サイト内にSCP-114514-JPの動画はおよそ10万件存在しますが、そのうち30%以上がSCP-114514-JP-1が出演するものだと推測されています。またSCP-114514-JPについて知らない人物もSCP-114514-JP-1についての知識を有する場合があることから、この人物はSCP-114514-JPの根源的存在、または既に別個のミームであると考えられています。この対象について考察する試みは常に不適当かつ非論理的な説の立証となります。2

補遺:201█年8月、SCP-114514-JPの完全な収容を目的とし、SCP-114514-JP-1のより一層の捜索が行われました。しかし、販売元の会社にも記録は残っておらず、一切の有力な目撃情報も無しという結果に終わりました。このことから「そもそもSCP-114514-JP-1は実在したのか3」という疑問点が浮上し捜索は打ち切られました。カバーストーリー"女優(男優)の炎上売名"が適用されました。


サーティシックス・レギュラー・プロトコル

財団はSCP-114514-JPの根本的な収容手段が発見出来ないこと、加えて発見から10年以上経つにも関わらずいまだ影響力が強まっていることから、財団はサーティシックス・レギュラー・プロトコルの実行を決定しました。これによりSCP-114514-JPのミームは普遍的であると見做されます。財団のシミュレーションでは██年以内に現在の8.10%まで影響力が弱まると算出されました。SCP-114514-JPが世間一般に充分普通のミームであると周知されるまで至った場合、オブジェクトクラスをExplainedに変更した後で一部を除く財団職員の記憶処理が行われます。

我々は万策を尽くした。しかし出来るのはあの青い空と同じ手段を取ることだけだった。平行世界の我々ですら失敗していた。諸君らはこれを敗北と考えるだろう。しかし、敗北を経てもまだ守るべきものが我々にはあるのだ。はっきりわかんだね。
- O5-36

この文章中、またはアーカイブ化された文章で貴方が見つけた不自然な数字・言葉は全て普遍的なもの、あるいは普遍的になるであろうものです。なんで気にする必要なんかあるんですか?
- 木村研究員