Sayonarasensei

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在、サイト-8104のsafeオブジェクト保管室内で、けんに玉が収まった状態を崩さないようコンクリートで埋め、鉄製の金庫の中に入れ周囲に梱包用の綿を詰めてあります。基本的に実験は推奨されませんが、必要に応じてセキュリティクリアランス4以上の職員から許可を求めることができます。実験は周囲への被害を最小限に抑えるため、実験場に指定された床材が衝撃吸収材で構成された広間で行って下さい。SCP-XXX-JPの輸送は人間以外の媒体で行って下さい。使用することは被験者を除き禁止されています。被験者が連続して10分以上SCP-XXX-JPに触れないようにして下さい。被験者が発症した場合は、段階に応じて適切な処置を行って下さい。

説明: SCP-XXX-JPは外見的には山形工房製競技用けん玉「大空 赤」に見えますが、物理的損傷に対して耐性があります。SCP-XXX-JPには、大きく分けて3つの相互に影響を与え合う異常な特性を有しています。

1つ目の特性として、けんから玉が外れたときに玉の重量が通常あり得ないレベルまで上昇します。現在の玉部分の重量は40.4kgです。この重量の上昇限度は、使用者がけん玉の技を成功させることで増加します。使用者が「自分は技を行っている」と認識しているときまでは重量の上昇は起こりませんが、「自分が技を行っていない」もしくは「技に失敗した」と認識した瞬間に重量が上昇します。SCP-XXX-JPによる技は未知のはたらきにより使用者の実力に関わらず高確率で成功します。実験により、増加する重量は、技によって変化することが判明しました。例外として、けんの側を動かす技は重量の増加を引き起こしません。これ以上の技による重量の増加の違いを判明させる実験は無意義と判断され、現在は無期限に停止されています。

補遺XXX-1: 技による増加する重量の変化の一覧表

技名 増加する重量(kg)
大皿 0.1
小皿 0.1
中皿 0.1
とめけん 0.3
ろうそく 0.3
けん先すべり 0.4
もしかめ 1往復につき0.2
飛行機 0
灯台 0
一回転飛行機 0

2つ目の特性は、けんに玉が収まった状態でSCP-XXX-JPを持つと、重量が変化していないにも関わらず、けんから玉を外したときと同等の重量のものを持った際と、筋力へのアプローチが一致するというものです。

3つ目の特性は、段階的な使用者の肉体、精神への影響です。10分以上連続でSCP-XXX-JPに触れていると、使用者はSCP-XXX-JPに対する軽度の依存性(Cクラス記憶処理で除去可能)を示します。そこから20分以上の使用で、前述の効果を大きく上回る筋力の異常な上昇と周りへの注意力の低下などの精神状態の不安定化(Aクラス記憶処理で除去可能、しかし概ね精神的な後遺症を伴う)を示します。さらに30分使用した場合、使用者は理性を保てなくなり、周囲に暴力的な行為をはたらきます。主な行為として、けんから玉を外した状態のSCP-XXX-JPを振り回します。また、使用者の有するけん玉の技の知識に関わらず、不定期に高難易度の技(ふりけん、つむじ風、地球回し等を組み合わせた独自のもの)を、周囲を巻き込むような大げさな挙動で行います。この際、周囲への影響から判断して、重量の上昇は停止していないと考えられています。これが理性の消失に起因しているのかは不明ですが、重量の上昇限度の増加は変わらず確認されています。解剖の結果、当時のSCP-XXX-JPの重量を持ち上げるのに申し分ない筋組織の発達が確認されたことから、技による重量の変化に肉体を即座に対応している可能性が高いです。この状態になると回復は不可能であり、放置すると周囲に被害を及ぼし続け、SCP-XXX-JPの重量の上昇限度も増加を続けるため、早期の終了が推奨されます。

SCP-XXX-JPは20██年9月、神奈川県██市のホームセンターで発見されました。そこで行われたけん玉のイベントの最中に参加者の一人が第二状態を発症し、周囲に被害を及ぼしたことが現地警察への通報により発覚し、財団が回収しました。発症者は終了され、関係者は事情聴取の後記憶処理を受け解放されました。回収当時のSCP-XXX-JPの玉部分の重量は16.9kgでした。イベントに使用されたけん玉の仕入れ記録に、SCP-XXX-JPに該当すると思われるものは確認されませんでした。



アイディア

殺すと質量と現実改変能力の強さが増加した状態で復活する人 少なくとも室町時代には存在していた 最初の現実改変はミジンコをステーキにしたこと それくらい小さかった 自身の性質に気付き自殺を繰り返すも死後の世界にそれがタブーであることを示唆する存在を確認、その後自殺は止めた

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