camera

scp-XXXX-jp

特別収容プロトコル
scp-XXXX-jpの収容は不可能です。
現在は基本的にサイト81██内を自由に行動しており、職員が接触する際には一切のクリアランスを必要としません。

財団に協力的ではありますが、scp-XXXX-jp-1が何かしら財団の不利益となり得る行動を意図して行おうとした場合は即座に「これ以上の行動を行えばポラロイドカメラを破壊する」という内容で脅してください。

説明
scp-XXXX-jpはscp-XXXX-jp-1内部に存在するとされる、カメラに対しての特異性を見せる(scp-XXXX-jpはこれを憑依と呼称)意思を持った存在であり、質量は持たない、浮遊している、確認できないほど軽量のどれかであると予想されていますがその正体は不明です。

scp-XXXX-jpがカメラに“憑依”する事でカメラは流体に変化したのち人型に変化します。人型に変化したカメラをscp-XXXX-jp-1と呼びます。現在は二十代後半の女性に近い姿ですが、scp-XXXX-jp-1は発見当初十代前半の少女に見える姿であった事実を鑑みると、姿を自由に変えられる可能性があります。
scp-XXXX-jpはscp-XXXX-jp-1を通しての会話のみ可能であると考えられます。

scp-XXXX-jpは人間と同様の知能を有しており、会話が可能です。その性格は一貫して軽薄な女性で、使用する言語は日本語で、英語とフランス語は話せるようで、現在ドイツ語を学習中です。

scp-XXXX-jpは自身の憑依するカメラから1m以内に地球上に存在するカメラへの移動が可能であり、憑依を解除されたscp-XXXX-jp-1は元のカメラへと戻り、一切の特異性を示しません。移動先のカメラは上記の変形プロセスによってscp-XXXX-jp-1へと変化します。移動前の記憶は引き継がれます。また、scp-XXXX-jp-1は損傷を負っ他場合も人型を保ち、scp-XXXX-jpの意思以外の要素ではscp-XXXX-jp-1を通常のカメラへと戻すことは不可能です。
scp-XXXX-jp-1は憑依された状態であったとしてもscp-XXXX-jpの任意で憑依したままカメラの形に戻ることが可能です。

自身を「加藤映子」と称しますが、自身が特殊な存在である事と人間ではない事は自覚しており、自身を「カメラの付喪神みたいなもの」だと発言しています。

scp-XXXX-jpは発見時に憑依していたポラロイドカメラへの憑依を好みます。

補遺1
scp-XXXX-jpは20██/4/23にアメリカのニューメキシコ州で発見されました。その時点では回収は失敗しますが、二ヶ月後に日本の宮城県で発見され、エージェント佐田の説得により回収に成功します。scp-XXXX-jpはこれについて「好奇心だよ。あと職員がハンサムでさ」と発言しています。scp-XXXX-jpは戸籍を有しており、これはscp-XXXX-jpが憑依したポラロイドカメラの修理を依頼した加藤██氏の娘としてのものです。

補遺2
scp-XXXX-jpは収容直後のインタビューにおいて、自身の能力について虚偽の報告をしており、実験においても行動の限界を偽っていました。現在の報告も虚偽の可能性があるため、scp-XXXX-jpの発言を参考にした報告書の追記は推奨されません。重要と見られる発言があれば、scp-XXXX-jpによる発言であることを添えるかインタビューとして書き記しておいてください。

以下、scp-XXXX-jp-1へのインタビュー記録です

██研究員:やあ。

scp-XXXX-jp-1:よう。

██研究員:調子はどうだい?

scp-XXXX-jp-1:バリバリ元気だよ!で、それを聞くのがあんたらの仕事ってわけじゃないだろ?

██研究員:ああ、今日は君の生まれた経緯を聞きたい。

scp-XXXX-jp-1:なるほどね。あんたらにはどこまで話したっけ。

██研究員:もともとポラロイドカメラだったという事は聞いてるよ。

scp-XXXX-jp-1:オーケー。そこまでか。あたしが意思を持ったのは、そう、13年前のことだった。

██研究員:修理されたときかい?

scp-XXXX-jp-1:その通り!何でかはわからないけどね。あの時の修理工で発送のバイトしてるおじいちゃんの言葉が嬉しかったなあ。

██研究員:なんて言われたんだい?

scp-XXXX-jp-1:それ必要な情報?まいいや。えっとね、「またいろんなところを旅して色々な場所を撮るんだよ」って。多分カメラとして、ってこと何だろうけど、今のあたしを考えるとマジでいろんなところ旅しちゃってるよね。

██研究員:(近くの博士に現実改変者の存在の可能性を伝える)どんな人?

scp-XXXX-jp-1:白髪とメガネのおじいちゃん。もともと飯屋だったか寿司屋だったかの店主をやってたけど息子に任せたってさ。

██研究員:名前は覚えてるかい?

scp-XXXX-jp-1:苗字は覚えてるよ!

██研究員:なんて苗字だい?

scp-XXXX-jp-1:西行さん。

██研究員:西行さんか。西行?(ここで休憩を知らせる通知が届く)

scp-XXXX-jp-1:お、休憩時間か!食堂で続きは話すよ。寿司でも食うか!

(記録終了)