山藤(santou)の覚え書き

アイテム番号: SCP-1502-JP-RE

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1502-JP-RE周辺海域は閉鎖されます。カバーストーリー"自然保護区域"を施行してください。
SCP-1502-JP-RE周辺海域には標準外洋監視ユニットが設置されています。これらは常にサイト-8140と接続が維持されます。

説明: SCP-1502-JP-REは人間の器官の集合体です。全高は約300mで、海中に沈んでいます。表面には特に多く頭部や腕部が存在します。腕部と眼球が不規則に動く様子が確認されています。

頂点部にある一つの頭部は発声します。音声はSCP-1502-JP-REの周囲350m以内に人間が入ると聞こえるようになります1。SCP-1502-JP-REの音声は同様の内容を繰り返します(下記SCP-1502-JP-RE-Speechを参照)

解析によってSCP-1502-JP-RE内部に高エネルギー反応が発見されています。約[編集済]℃であり、爆発すればかなりの被害が発生すると考えられています。もともとはSCP-1502-JP-REの付近に沈没していたK型潜水艦2に類似した船舶の動力源であり、これを基盤としてSCP-1502-JP-REは体組織を一定の位置に保っていると推測されています。

SCP-1502-JP-RE-1はSCP-1502-JP-REの周囲350m以内を浮遊する身長170cmの人型実体です。物理的に接触はできません。SCP-1502-JP-RE-1は喉頭部分から首が切断されています。頭部にあたる部分にはハマグリ(Meretrix lusoria)に類似した頭部ほどの大きさの二枚貝が存在しますが、首部分とは接続されていません。SCP-1502-JP-RE-1は大日本帝国海軍に近似した衣装を着用しています。また、SCP-1502-JP-REの発声に合わせるように殻を開閉します。

以下の文書は船舶内部より発見されたものです。

以下はSCP-1502-JP-REの音声記録です。

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以下は批評用ネタバレです。
SCP-1502-JP-REの付近で沈没していた艦船は「帝国」側の艦隊です。敵の拠点を攻め落とすために活動しています。普段は通信装置を利用して本部である戦攻府と連絡を取っていますが、通信すると悪影響が起きる汚染帯域に突入したため、通信装置を切り、代わりに航海日誌をとるようにしました。最初は上手くいっていましたが、補給部隊に潜んでいた敵によって艦内は混乱していきます。敵は汚染して、相手を乗っ取る能力を持っています。乗っ取りやすい相手と乗っ取りにくい相手が存在しており、副艦長は乗っ取りやすい相手だったので、まずは副艦長を乗っ取って艦の主権を得ました。汚染地帯から出て戦攻府に連絡されると他の艦を汚染する計画がダメになってしまうので、「まずは回復が先だ」というもっともらしい理由をつけて汚染地帯から出ることを拒みました。そうして時間稼ぎをしながら艦の汚染は進み、ついには航海日誌の執筆者まで汚染されてしまいました。執筆者は副艦長を汚染耐性がある他の仲間と協力して倒そうと計画しましたが、汚染によってその計画を漏らしてしまい、その仲間たちは物理的手段によって殺されてしまいました。そうして艦内に敵がいなくなり、副艦長は開き直って帝国中枢部である「光宮」、つまりは光芒の元へ向かうことにしました。それを止めるために執筆者は最後の力を振り絞って艦の動力源を抜き取り、艦を沈めることに成功しました。そして、動力源を自らに埋め込み、敵を含めて全ての肉を一つにしました。それがSCP-1502-JP-REです。
執筆者は艦長に惚れています。艦長の帝国の繁栄を願うその気持ちに惚れ込んでいました。しかし、汚染によってその気持ちは歪曲してしまいます。確かに艦長を想う気持ちはありますが、既に帝国のことはどうでもよくなっているのです。それが1502-JP-RE-Speechに表されています。敬体で話しているのが執筆者、それ以外が艦長です。艦長は未だに帝国を諦めていません。その強い気持ちから発声しているのです。