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分子軌道計算ソフトで描画されたSCP-xxx-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:

説明: SCP-xxx-JPはあらゆる生物種の細胞質内に遊離しているデオキシリボ核酸(DNA)の一種です。

SCP-xxx-JPの大きさは概ねその生物の細胞核に持つDNAの約数〜10%ほどですが、これは生物種によって大きく値が変化する場合もあり、20%以上の大きさのSCP-xxx-JPを持つ生物も確認されています。

SCP-xxx-JPは本来のDNAのようなタンパク質生成機反応に関与しない代わりに、その塩基配列情報と個体が生きている間に晒される環境や将来の方向性に強い相関関係を示します。何故通常のDNAと同様の分子構造しか有していないのにも関わらずSCP-xxx-JPが環境に影響を与えるのかは一切不明です。

SCP-xxx-JPを構成する塩基は通常のDNAと同じアデニン、グアニン、シトシン、チミンの四種類が存在します。SCPに指定される以前はRNAの一種だと考えられていましたが、DNA中にしか存在しない塩基であるチミンを有していることから新たな遺伝子の存在が示唆されたとして学術論文に掲載され、その論文が財団の目に止まりSCPに区分されて現在の収容プロトコルが制定されました。

SCP-xxx-JPは細胞分裂の際に細胞核のDNAと同様、複写して同質のSCP-xxx-JPを分裂後の細胞にも保持させることが分かっています。この特性により無性生殖を行う単細胞生物を用いることでSCP-xxx-JPの特性評価の実験が行うことが可能です。(実験記録を参照)

SCP-xxx-JPは生殖細胞にも含まれ、細胞核DNAと同様に減数分裂を行っており、受精後に配偶者のSCP-xxx-JPと補填し合って通常の染色体本数のSCP-xxx-JPになります。従って子のSCP-xxx-JPも細胞核DNAと同じく父母の遺伝情報を半分ずつ受け継いでいることになります。
最もSCP-xxx-JPの影響を確認できる項目は親子の職業、収入、家族構成、あるいはそれらに類する環境全般です。これらは例えば"政治家の子は政治家になる""高収入家庭の子は高収入になりやすい"といった形で影響が現れます。

SCP-xxx-JPは細胞核のDNAよりも遺伝的領域に遊びが多く存在し、また安定性も低いので細胞核DNAよりも突然変異が若干生じやすいと考えられています。そのため稀に親世代が恵まれた環境を与えるSCP-xxx-JPを保持しているにも関わらず過酷な環境を与えるSCP-xxx-JPに変異して子に発現するというような現象が起こっています。

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]