
収容前のSCP-XXX-JPの写真
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-██の標準収容ロッカーにて収容されています。
実験の際は事前にサイト-██管理者、█████ ███ ████博士に許可を取ってから行ってください。現在すべてのSCP-XXX-JPの使用、実験は凍結されています。詳しくは補遺を参照してください。
事案XXX-24を受け、SCP-XXX-JPとの接触は、全て禁止されています。
説明: SCP-XXX-JPは████県██市の野球場に配置されていた一般的な素材で構成された野球用得点板です。製造元や、材質などの表記が一切ない以外は外見上特異性は見られません。また、ボールによるへこみの跡から一般的な武器、道具による破壊が可能だと思われます。
SCP-XXX-JPはこの得点板で記録を取ったすべての野球の試合において後攻側(以下SCP-XXX-JP-A)が勝利した場合、SCP-XXX-JPを直接的、間接的にかかわらず見たSCP-XXX-JP-A以外の人間に、先行側(SCP-XXX-JP-B)が勝利したという強力なミーム汚染を及ぼします。1このミーム汚染は、Aクラス記憶処理で消失することが判明しています。事案XXX-24を参照してください。さらに、SCP-XXX-JP-Aは非常に暴力的になり、SCP-XXX-JP-Bに暴行を加えようとします。ですが、基本的にこの影響は5分から10分程度で収まります。またSCP-XXX-JP-Aは、影響が収まった後極度の混乱状態に陥ることが確認されています。この影響はSCP-XXX-JP-Bが勝利した場合、また野球以外のスポーツやゲームなどの記録を取った場合は発現しません。SCP-XXX-JPがどのようにしてスポーツまたはゲームの種類やSCP-XXX-JP-Aを判別しているのかは不明です。
回収: SCP-XXX-JPは2███/██/█に████県██市で行われた試合にて乱闘により█人の死傷者が出た事件の加害者への聞き込みで、相反するインタビュー記録や加害者の極度の混乱状態が確認されたことから████県██市の警察署に常駐していた財団エージェントの興味を引き、収容に至りました。関係者にはAクラス記憶処理が施されました。
補遺: 実験記録は特筆すべき物のみを掲載しています。事案XXX-23以降、全ての実験は凍結されています。