初めての砂場作製です。そろそろ初めてじゃないね。
いつでも実験中。。。
ここはSanks269の作業机です。
下書き
いただきます。
葬儀はつつがなく終了した。
サイト-81██の小催事場は畳張りだ。日本式の内装にこじんまりとした祭壇が組まれ、左右には色とりどりの花が活けられている。定番の菊と百合の花はもとより、バラ、チューリップ、ヒマワリ…季節を問わない花畑のラインナップにはすわ異常性ではと思いあたるが、聞くところによれば財団花卉管理部門の技術の賜物らしい。おかげで普段は小さく無機質なその和室は、束の間の華やかさを帯びていた。それが、今しがた終えられた告別式を明るく縁取っているようだった。
今日は、██研究員の葬式だった。式が終わった今、棺は片付けられ既に下げられている。彼女は"異常性持ち"だったから、定型検査の後は恐らくウチ サイト81NN"Neutralized管理室"の人型保管庫行きだろう。その受け入れ担当は、間違いなく自分だ……山月監視員は紫の座布団にうずくまりながら息を吐いた。
周囲はまだまだ騒がしい。あちらこちらで片付けと誘導に人事部の職員が奔走しているし、念仏を上げた仏法部門の僧侶はお布施も待たず、次があるからと退出していった。みんな、葬式には慣れている。それは山月も同じだ。なにせここ財団では、死後の葬儀は福利厚生に含まれて明記されているほどなのだから。
それでも山月にとって、今回の式だけは胸のざわめきを抑えることができなかった。何度も出席してきた葬式の中でも、今回の相手、祭壇の写真の中に微笑む彼女は、自分にとって大切な存在だったからだ。先輩でも同期でもない相手に対して、ここまで精神に応えたのは今回が初めてだった。
「ちょっとアンタ、いつまで座ってるの」
顔を上げると、長身茶髪パーマの…職員、三笠カウンセラーが佇んでいた。座布団8枚ほどを担ぎ上げていたが。
「アンタの座布団、貰ってもいいかしら?あとアンタんだけなのよ。」
「しずりんさん…すみません」
「ごめんなさいね、人事課のお友達に頼まれてるの。…アンタも、あの子のことなら相談頂戴よ」
あのこ、といって三笠さんは前に視線を向ける。小さい枠の中で笑う女性は、彼女(彼?)の同僚だった。間接的に三笠さんには度々お世話になっていて、訪問したりされたり交流を深めていた。突然の訃報があった時も、真っ先に連絡をくれたのだった。
「一応アタシ、カウンセラーだからね。ウチにいらっしゃい、コーヒーくらいならすぐ淹れたげるわ。…何なら、この後どうかしら」
「…ありがとうございますー…。でも、また今度にします。多分ウチ担当なので、受け入れ準備とかしておかないと。今日は一旦帰ります」
立ち上がり、三笠さんを見上げる。三笠さんの身長は山月よりもだいぶ上で、体付きもがっしりしている。山月は自分ではしっかり受け答えて立ち上がったつもりだったものの、三笠さんに比較すればどこか便りなげにも見える。三笠さんの優しい視線に、山月は少しクラっとするような気分になるのだった。
「そう…わかったわ。帰り道に気をつけてね」
三笠さんは立ち去り、座布団を持ったまま部屋の倉庫に向けて歩みだす。かと思えば、少し行ったところで踵を返して山月のところに戻ってきた。
「そうそう。アンタ、お腹すいてる?」
「お腹ですか?」
う〜ん、と唸って三笠さんを見やる。葬儀中は食事を取られる機会がなく、実際に腹は減っている。ただ、あまり食事が手につかず、葬式中に出た食事を少し食べても落ち着かなかったがために放置していたのだった。
「アンタ、一旦宿舎戻るんでしょ?お腹空いたわよね。食べたくなくとも食べた方が良いわよ」
「えーと…はい。お願いします」
「任せなさい」
トトっと軽く荷物を運んで、三笠さんは手土産準備を始める。やがて出てきた白い袋に詰められたプラ容器には、容器いっぱいに様々な刺し身が入っていた。
「式の余り物だけど、捨てちゃうから上げるわ。今日中に食べて、ゆっくりしてね」
渡された袋は、どこか冷たくひんやりとしていた。
ごちそうさま。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Euclid Keter
特別収容プロトコル:
説明: SCP−XXXX-JPは、推定年齢14歳の女児の遺体です。不明な時期に防腐処理が施されており、外見的には死亡直後の状態が保たれています。身体的および遺伝的特徴は同世代の日本人女性と遜色ありません。SCP−XXXX-JPは腐敗や物理的損壊の影響を受けることが確認されており、物理的特性としての異常性は保持していないと考えられています。
SCP−XXXX-JPの異常性は主に2つの効果として表出します。1つ目の異常性は、SCP−XXXX-JPの直接接触者に自身に対する異常な感覚を抱かせる効果です。SCP−XXXX-JPと同じ空間にいる生物は視覚・味覚・嗅覚に影響を受け、SCP−XXXX-JPを摂食に好ましい食材であるように認識します。この効果は被影響生物に空腹感と軽度の接近欲を抱かせ、強制力は無いものの、多くの場合は被影響生物を後述の"摂食イベント"へと誘導します。
SCP−XXXX-JPの2つ目の異常性は、SCP−XXXX-JP(またはその一部)を摂食した生物の肉体に発生する異常な変性効果です。この効果により発生する一連の現象は"摂食イベント"と呼称されています。
"摂食イベント"はSCP−XXXX-JPの摂食後およそ10分以内に発生します。SCP−XXXX-JPを摂食した対象(以下、摂食者と記載)の肉体は、未知の原理により下表のプロセスを経てSCP−XXXX-JPと同一の構造に変化します。実際のSCP−XXXX-JPの状態と異なりプロセス中の生命活動は維持されますが、変化前後の質量の増減分の発生源/消失先は不明です。
経過時間 | 主な発生事象 |
---|---|
1-2分 | 動悸、発汗の促進 |
2-4分 | 不随意的な筋収斂、関節の痛み |
3-6分 | 代謝の異常な活性化、意識の懸濁 |
5-12分 | 身体の若返りまたは成長、(短い場合)頭髪の成長 |
7-12分 | (非モンゴロイド系の場合)細胞色素の転換 |
8-13分 | (男性の場合)男性器の脱落、女性器の形成 |
12-14分 | プロセスの沈静化、意識の明瞭化 |
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Keter
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXXX-JPは、戸籍上"稲葉 瞳(イナバ ヒトミ)"とされている14歳の女児です。出生地・出身地は共に日本国神奈川県横浜市であり、遺伝的にも一般的な日本人女性であることが確認されています。現在のSCP-XXXX-JPは良好な健康状態にあり、同世代の人間と比較して身体的に特異な点は見られません。
しかしながら、SCP-XXXX-JPの自己認識は同世代の少女と異なっています。SCP-XXXX-JPは自身について「非常に高貴な血筋である」と主張し、「人々の王国(Kingdom of People)」の「第一皇女フェリア(Felia)」を自称します。該当するような国家は一般国家・超常国家を問わず、また歴史上にも存在した記録はありません。また、SCP-XXXX-JPの生物的・社会的属性は典型的な日本人女性の域を逸脱せず、主張の通りの存在である証拠は確認されていません。
SCP-XXXX-JPの所作や振る舞いは上述の主張に沿う水準のものであり、誰に対しても常に鷹揚かつ丁寧な態度を取ります。また服装は常に華美かつ豪華であり、全体に金刺繍が施された近世ロココ調のドレスと、純銀製のティアラを欠かさず身に着けています。これらの物品は後述のSCP-XXXX-JP-1によって手入れ交換されるため、財団の標準収容着などへの装いの転換は成功していません。
SCP-XXXX-JPの異常性は、自身の周囲の空間1に自在に人型実体を出現させる能力です。出現は有意識下/無意識下を問わずSCP-XXXX-JPが望んだ際、即座に実行されます。同様に、SCP-XXXX-JPは自身が望んだタイミングで出現個体を消失させることも可能です。SCP-XXXX-JPが出現させた人型実体はSCP-XXXX-JP-1に指定されており、本報告書でもこの表記に準拠するものとします。
SCP-XXXX-JP-1は、「SCP-XXXX-JPの従者」を自称する様々な人型実体の総称です。SCP-XXXX-JP-1には多様な種類が確認されており、出現個体の人種・性別・年齢・服装は完全なランダムであると推測されています。この際確認された人物のおよそ6割は記録上存在しない未知の人物ですが、残りの4割程度の人物は行方不明者や既に死去した人物であることが確認されています。また、存命中の人物が出現した例は確認されていません。
出現した全てのSCP-XXXX-JP-1は身体的な特徴や能力に個体差が認められるものの、身体的に通常の人間の水準を逸脱した例は確認されていません。このような身体的な多様性・凡庸性に反して、SCP-XXXX-JP-1は特異な精神構造を有しています。SCP-XXXX-JP-1は"精神的な個性を持たず"、"全ての個体が思考および感覚を共有している"と考えられています。このような存在は財団において"第Ⅱ種ハイブマインド実体2"と定義されています。SCP-XXXX-JP-1実体群は典型的な"第Ⅱ種ハイブマインド実体"であると考えられており、全個体が同一の精神・記憶・感覚・自己同一性認識を保持しているとされています。
全ての個体において、SCP-XXXX-JP-1は慇懃丁寧な性格です。各SCP-XXXX-JP-1個体の口調や振る舞いは外見的特徴を問わず完全に同一であり、常にSCP-XXXX-JPの世話を行い、全ての日常の動作(着替え、食事、歩行など)を代行するように振る舞います。SCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JPの要求に必ず服従するようですが、しばしばSCP-XXXX-JPが直接要求していない事柄を先行して実施する例が確認されています。この行動はSCP-XXXX-JPの思考や潜在的欲求を汲んだものであることが確認されており、SCP-XXXX-JP-1はSCP-XXXX-JPに対してのみ一種の思考読み取り能力を保持していると考えられています。ただし、これらの能力や精神共有性はSCP-XXXX-JP-1に特有であり、SCP-XXXX-JP自身は類似の性質を保持していないことが確認されました。
補遺XXXX-JP.1: インタビュー記録
SCP−XXXX-JPおよびSCP−XXXX-JP-1は収容に対して比較的協力的であり、複数回のインタビューの試みが成功しています。以下は得られたインタビュー記録の抜粋です。
対象: SCP−XXXX-JP
インタビュアー: ███博士
付記: [インタビューに関して注意しておく点があれば]
<録音開始, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
インタビュアー: それではSCP−XXXX-JP、貴女の事を教えて下さい。
SCP−XXXX-JP: 私は"人々の王国"の第一皇女フェリア。貴方の申し出により、この王国3に滞在する者です。
インタビュアー: "フェリア"と言いますが、貴女には日本の名前がありますよね。それにご両親は健在のようですが。
SCP−XXXX-JP: それはこの王国における仮名でしょう。この王国に来る際、乳母の名の一部を譲り受けたと聴き及んでおります。この王国では、「名字」と呼ばれている物でございましょう?
インタビュアー: [少しの間] ええ、そうです。乳母という呼び方ですが、貴女の実の親ではないのですか?
SCP−XXXX-JP: ええ、私には王国に父上と母上がいらっしゃいますから、この王国で産んで頂いた女性は乳母ということになるでしょう。乳母には感謝しております。乳母に産んで頂かなくては、私はこの王国で肉体を持てず、父上の試練に励むこともできなかったでしょうから。
インタビュアー: 父上…貴女の言う"人々の王国"の国王ですね。試練とは、どのような内容でしたか?
SCP−XXXX-JP: 試練は、私がこの王国にて過ごしている目的となる大切な取り組みです。父上はおっしゃいました。『人の肉体を得て、人の住まう隣国でしばし生きなさい。人として成長し、人の手本となり、人の力を見せることで人々を導く存在になりなさい。』…私が次の女王になるための、最後の試練だと伺っております。
インタビュアー: なるほど…。今の話は、こちらに産まれる前の貴女の記憶として残されている訳ですね。
SCP−XXXX-JP: [間] …いいえ。正確には、私は存じ上げておりませんわ。私の持つ記憶は、私がこの王国にて産まれ、肉体を得た後の物のみでございますから。
インタビュアー: え。それでは、今の話は誰から?
SCP−XXXX-JP: 私の一部…私の従者でございますわ。
<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]
上記インタビューの後、SCP-XXXX-JP-1個体へのインタビューが実施されました。
対象: SCP-XXXX-JP-1-#21 (コーカソイド系男性、180cm、75kg、推定30歳)
インタビュアー: ███博士
付記: インタビューはSCP-XXXX-JP-1の出現後、SCP-XXXX-JPから隔離した状態で実施されました。
<録音開始, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
インタビュアー: [会話]
誰かさん: [会話]
インタビュアー: [会話]
誰かさん: [会話]
[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]
<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]
補遺XXXX-JP.2: SCP-XXXX-JP-1の能力について
SCP-XXXX-JP-1が実行できる仕事と限度について、複数回の試験が実施されています。実験はSCP-XXXX-JPへの協力要請のもと、SCP-XXXX-JPがSCP-XXXX-JP-1に指示する形式で実施されました。以下はSCP-XXXX-JPが要請に応じた際4に得られた実験記録の抜粋です。
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD
実施方法: SCP-XXXX-JPに対し、自由な内容でSCP-XXXX-JP-1を呼び出すように要請する。
結果: SCP-XXXX-JP-1-#41(コーカソイド系男性、174cm、62kg、推定60歳、燕尾服姿)が出現。所持していた銀食器に載せられたサンドイッチ2片(ツナマヨネーズ)を差し出し、SCP-XXXX-JPに食べさせた後、恭しい礼をして消失した。
分析: SCP-XXXX-JPは「お腹が空いてしまいました。」と回答。得られたサンプルに異常は見られなかった。
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD
実施方法: SCP-XXXX-JPに対し、SCP-XXXX-JP-1に100mを9秒585以内で走行させるように要請する。(身体能力限界の測定のための指定)
結果: SCP-XXXX-JP-1-#85(ネグロイド系男性、188cm、80kg、推定20歳)が出現。競技用自転車およびウェアを所持しており、100mを9秒33で走破した。
分析: SCP-XXXX-JPの要求に応えるためであれば、特に手段は問わないようである。また、自転車程度の大きさ・複雑さの物品であれば、所持したまま出現できることが判明した。
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD
実施方法: SCP-XXXX-JPに対し、生身で飛行するように要請する。(明らかに不可能な要求への対応試験)
結果: SCP-XXXX-JP-1-#139(アジア系女性、124cm、30kg、推定10歳、黒いローブ姿)が出現。所持していた素材不明の儀杖を掲げ、SCP-XXXX-JPを含む周囲の人間15名を急速に浮遊させ、1時間42分に渡る飛行を完遂させた。
分析: 要求に対しては科学のみならず、魔術など人間に扱える技術が総動員されるようである。なお、SCP-XXXX-JP-1-#139はGOCによって2009年に終了された高度現実改変者と遺伝的に一致。危険性を鑑み、SCP-XXXX-JPへ申し入れることで既に基底世界より"退場"させている。
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD
実施方法: SCP-XXXX-JPに対し、ナビエ・ストークス方程式6を解くように要請する。(明らかに不可能な要求への対応試験)
結果: SCP-XXXX-JP-1-#202(コーカソイド系男性、165cm、52kg、推定40歳)が出現。大量の紙束および卓上計算機を所持しており、丁寧に椅子と机を所望した後、一心不乱に計算を開始した。計算は職員が静止するまで、食事と小休止を挟んで20時間以上続けられた。
分析: 要求が完遂できないケースを確認。SCP−XXXX-JPはこれに対して「今は無理でも、人の手に掛かれば必ず解けます。もう少し時間を下さらないかしら。」と回答しました。
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD
実施方法: SCP-XXXX-JPに対し、自由な内容でSCP-XXXX-JP-1を呼び出すように要請する。出現したSCP-XXXX-JP-1を拘束し、要求の達成が不可能な状況に置く。
結果: SCP-XXXX-JP-1-#228(アジア系男性、158cm、55kg、推定35歳)が出現。問題なく拘束された。拘束の直後、別のSCP-XXXX-JP-1実体(SCP-XXXX-JP-1-#229(コーカソイド系女性、167cm、60kg、推定25歳))が出現し、最終的に要求は完遂された。発話等によるSCP-XXXX-JP-1同士の意思疎通は確認されなかった。
分析: 要求が完遂できない状況下に置かれた場合、別のSCP-XXXX-JP-1個体が指示を引き継ぐ模様。出現個体を更に拘束する試みも実施されたものの、延々と個体が出現し続ける結果に終わった。出現数の上限が確認できないことから潜在的なNK-クラス:"グレイ・グー"シナリオが危ぶまれるため、以降同様の実験は禁止された。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-40の低危険度物品収容ロッカーに収容されています。アメリカ合衆国ニュージャージー州ニューアーク市内を発信地とするインターネット通信はWebクローラ"DEA-DD"により監視され、SCP-XXXX-JPの宣伝広告が発見され次第自動削除されます。機動部隊ウプシロン-89(“バード・ボックス”)は、SCP-XXXX-JPの回収および知識を有する一般人の捜索と記憶処理を行ってください。
SCP-XXXX-JP実例を点眼した人物は、その容態が治療可能になるまで、サイト-40の一般収容室で拘留されます。既に4滴以上の点眼を行った人物には、視覚補助器具の割り当てが許可されています。
要注意人物“dado”の調査は、本報告書作成時点で進行中です。
説明: SCP-XXXX-JPは、"すべてまるっとおみとおし by dado"という商品名で知られる、異常な点眼薬7群の総称です。各実例の内容物は無色透明の液体であり、容量13mLの青いプラスチック容器に収められています。手書きの容器ラベルや各種宣伝広告物は、SCP-XXXX-JPがアマチュア超常薬理学者/要注意人物“dado”によって作成されたことを示唆しています。
SCP-XXXX-JPの異常性は、生物、特に人体の光受容器に対する異常な薬理作用です。SCP-XXXX-JP実例を点眼した人物は、滴下した量に応じて視覚に関する以下の作用を受けます。
- 静視力・深視力の異常な増強
- 光の可視域の異常な増大
- 視認困難な実体の可視化
SCP-XXXX-JPの異常性は典型的には、使用者がより遠く、より小さい物を視認できるようになることとして現れます。しかし視界が極端に拡大されるため、被害者は目の焦点距離の制御が困難になる傾向にあります。これらの効果は不可逆的かつ永続的であり、影響を取り除く試みは成功していません。
SCP-XXXX-JPの広告は2019年2月1日以降、不定なIPアドレスからインターネット上に投稿されており、複数の流通事例が確認されています。以下は掲載された広告の再現です。
がめん みすぎ あなた
でも あなたしあわせ 1りゅう めのくすりある
すべてまるっとおみとおし by dado
1 2 3 4 ちょっとすこしで しんらばんしょう まるまるまるみえ
たすけほしい? ここでんわ 1-800-iam-dado
まだがめんみてる おすすめ↑
補遺XXXX-JP.1: 人体への滴下実験の記録
以下は、SCP-XXXX-JPの人体への滴下実験の記録です。
実験記録XXXX-JP-0 (比較対象)
対象: D-603556
実施方法: 通常の状態で、一般的な視力検査8を行う。
結果: 視力は両目とも1.0だった。
実験記録XXXX-JP-1
対象: D-603556
実施方法: SCP-XXXX-JPを1滴、被験者の眼球に点眼する(1滴目)。その後距離を変えて視力検査を行う。
結果: 被験者は70mの距離からでも記号を判別可能となり、視力12.0に向上した。被験者は頭痛、目眩など、軽度の3D酔いの症状を見せた。
実験記録XXXX-JP-2
対象: D-603556
実施方法: SCP-XXXX-JPを1滴、被験者の眼球に点眼する(2滴目)。その後距離を変えて視力検査を行う。
結果: 被験者は8km離れた記号を判別可能になった。推定視力は約1,600。また、赤外線や紫外線、一部の霊的実体等が視認可能になった。被験者は遠視の症状を見せ始め、加えて眩しさと頭痛を強く訴えた。
実験記録XXXX-JP-3
対象: D-603556
実施方法: SCP-XXXX-JPを1滴、被験者の眼球に点眼する(3滴目)。その後"遠くを見るように"指示した。
結果: 被験者は重度の頭痛と眩しさを訴え、絶叫を繰り返した。鎮静剤の投与の後、ほぼ全波長範囲の電磁波を視認し、事実上の透視能力9を獲得したこと、現在"月の砂粒が見えている"ことが判明した。当時の視認距離は月〜地球間の38万4400km、推定視力は約7,688万だった。
実験記録XXXX-JP-4
対象: D-603556
実施方法: SCP-XXXX-JPを1滴、被験者の眼球に点眼する(4滴目)。その後"遠くを見るように"指示した。
結果: 被験者は突然沈黙し、全身を弛緩させた。呼びかけに対して被験者は"何も見えない"、"まっくらだ"と発言。眼球の機能は停止していないにも関わらず、被験者の脳活動は一切の視覚情報が失われたことを示唆していた。実験後、D-603556には全盲者向け視覚補助器具が割り当てられた。
補遺XXXX-JP.2: 直接通話による意思疎通の試み
SCP-XXXX-JPのパッケージには通常、お問い合わせ番号と称したフリーダイヤルの電話番号(1-800-iam-dado10)が記載されています。以下は補遺XXXX-JP.1の実験後、財団エージェントがこの番号に掛けた通話の転写です。
[記録開始]
[呼び出し音]
不明な声: はい、ハロー。これdadoの電話。あなたお目が高い。ここ、あなたと一流dado製品と有料動画のお店。はい。オーダー?
エージェント・ルト: ええと注文でなくて…。その、お問い合わせの方です。"すべてまるっとおみとおし by dado"、という目薬の件で。
不明な声: …クレーマ?
エージェント・ルト: いえ、ちょっとお友達が困っているので。"目薬を差したら目が見えなくなった"みたいなんですけれど、これは意図してのことでしょうか?
不明な声: おー、dadoお困り、すぐたすけ舟。dado一流のカスタマーサービスセンター、Amazonと同じ。けど見えないはおかしい、すぐに質問、患者は問題の目玉にどの等量の製品を投入?
エージェント・ルト: 量、ですよね?4滴です。3滴目まではその、見えすぎるぐらいだったみたいですけれど。
不明な声: おーけぃ、dado製品自信すごい。とても良い兆候。4つ入れるすぐに全てが見えてくる。はい。その目玉もう問題ない。
エージェント・ルト: 4滴目で失明してしまったみたいなんですよ。どちらを見渡しても真っ暗だと言っています。
不明な声: お先まっくら?おー、うー。あなたどこ見てる?
エージェント・ルト: はい?えー……彼ですか?[書類を漁る音]ええ…"なるべく遠くを見ようとした"、とのことです。
不明な声: おー!あなたうれしい。それ、問題ない。あなたとあなたたちの人的ヒューマンエラー、dado説明できた。
エージェント・ルト: ええと、どういうことでしょうか?
不明な声: dadoすぐ説明です、はい。くすり正常。くすり4つ飲む全て見えるようになる。強い目限界ない。目で遠く見る、一番遠く見れる。宇宙のはじっこ、かんたん。
エージェント・ルト: 宇宙の端…?
不明な声: 宇宙、広がる。光見れるできるなった、ビックバンの後の後。光、進めるのなってから進んだ。だいたいの年、464億くらい。その先光無い。くすり4つまるみえだから、それより大きい広い見える。宇宙はじっこ、飛び出す。
エージェント・ルト: えええと、ちょっと待ってください。地球から見える宇宙の端の外側、つまり464億光年より遠くを見てると言うことですか?
不明な声: そー。88じょ11、だいたいそれくらい。
エージェント・ルト: 88じょとは?
不明な声: 患部の眼力の強さ。8、8、ゼロ24個。
エージェント・ルト: ……視力が"88𥝱12"になった、ということですね?ああ…なんてこと。
不明な声: 強い目、全部見える。何も見えない見たら何も見えない見える、当たり前。dado問題ない。これ以上こと何もない。あなたうれしい、良かった。
エージェント・ルト: ええ、ありがとうございます…可能であれば、この効果を取り除く方法も教えてください。いつも果てが見え続けるというのも困ります。せめて、薬効成分だけでも教えてもらえませんか?
不明な声: 問題ないなのにあなたまだ言う!ははあ、あなた非dado製品の二流企業スパイ。dado全てお見通し!企業秘密とプライバシーの違反、dadoあなた着信拒否に加える!
エージェント・ルト: あっ、ちょっと[通信切断]
[記録終了]
以降の通信の試みは成功しませんでした。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP
オブジェクトクラス: Safe[審議中]
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは収容されるべきではありません。13
説明: SCP-XXXX-JPは、陶製の[——]の置物です。底面には赤色の塗装用スプレーによって「アマノジャク」と書かれています。
アイテム番号: SCP-XXXX-JP-J
オブジェクトクラス: Keter14
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JP-Jはサイト-81██の標準生物オブジェクト収容室に収容されています。
説明: SCP-XXXX-JP-Jは、卵状の身体を持つ実体です。
アイデア溜まり
- 反ミーム階 … サイト-81██-B4フロアは存在しません。
- 後天性反ミーム病 … 情報の認識・伝達を阻止する対象を自身に限定した反ミーム性を付与します。
- 室内遭難 … この収容室で、生き延びてみせる。
- 強制人狼 … サイト-81██が不可解な断絶を経験する中、事件は起こった。
- "既知"物質 … 全て既知の物質です。
- 反転した終焉 … 結末は見えるが、発端は何?
- 現代科学の削除 … 異常の定義とは?
- 底なし穴の底 … 私たちは、深淵を覗き込み過ぎたのです。
- 全ての願いを叶えるもの … あきらめないで。どんな願いも、必ず叶えられるから。
- 愛別離苦 … おまえら、あたしになにした。
- 反収容生物 … ”収容することができない”という異常性です。
- おかあさんといっしょ … だってよ、この腐敗した世界に、落とされたくないぜ?
- 変態どもの楽園 … 視認した被害者は、性的興奮を覚える対象を永続的に置換されます。
- すべてまるっとお見通し by dado … すこし3滴 まる見える 森羅万象宇宙そのもの!
- Sanksの提言 … 人類に仇なす”異常”、作ったのは誰だ?
- 人を使役する王女
- おいしい美少女の遺体
- スカートの中は宇宙の少女
- こじらせ百合の少女(後にNeutrized化)
自由帳
物置&実験場
※「@@」で挟んだ文字列はリテラルテキスト(構文として機能しない文章)となり、そのまま表示できるようです。
構文例 | 表示見本 |
---|---|
**太字** | 太字 |
//斜体// | 斜体 |
__下線__ | 下線 |
--打ち消し線-- | 打ち消し線 |
{{teletype (monospaced)}} ※jstyleで不能 | teletype (monospaced) |
ノーマル^^上付き文字^^ | ノーマル上付き文字 |
ノーマル,,下付き文字,, | ノーマル下付き文字 |
[[[SCP-173|サイト内リンク]]] | サイト内リンク |
[[[*SCP-173|サイト内リンク(新タブ/ウィンドウで開く)]]] | サイト内リンク(新タブ/ウィンドウで開く) |
[URL 外部リンク] | 外部サイトへのリンク |
[*URL 外部リンク(新タブ/ウィンドウで開く)] | 外部サイトへのリンク(新タブ/ウィンドウで開く) |
[# 空リンク] | 空リンク |
teletype
[[include :scp-jp-sandbox2:inc:ayu18]]
[[div class="monoayu"]]
teletype
[[/div]]
██████ [編集済] [データ削除]
見出しLv1
見出しLv2
見出しLv3
見出しLv4
見出しLv5
見出しLv6
文頭の+の個数でLvを操作します。
漢字かんじ {{漢字^^かんじ^^}}
漢字ふりがな [[span class="ruby"]]漢字[[span class="rt"]]ふりがな[[/span]][[/span]]
色付きの文字一覧
##ff0000|色####ff8c00|付####32cd32|き####008000|の####00ced1|文####0000ff|字####4b0082|一####ff00ff|覧##
箇条書き
- 一つ
- 二つ
- 三つ
* 一つ
列挙
- 一つ目
- ニつ目
- 三つ目
# 一つ目
# ニつ目
# 三つ目
肩に乗せるぞ15
[[footnote]]脚注[[/footnote]]
肩16
[[footnote]]この##white|白文字##部分[[/footnote]]
肩17
[[footnote]]この##red|赤文字##部分[[/footnote]]
脚注の位置指定。好きな位置に挿入しよう。
[[footnoteblock]]
脚注のタイトル指定。
[[footnoteblock title="脚注のタイトル"]]
脚注を非表示に。
[[size 0%]][[footnoteblock]][[/size]]
囲まれている! → > 囲み
更に囲まれた → >> 更に囲み
列1 | 列2 | |
---|---|---|
行1 | 内容 | 内容 |
行2 | 内容 | 内容 |
||~ ||~ 列1 ||~ 列2 ||
||~ 行1 ||内容 ||内容 ||
||~ 行2 ||内容 ||内容 ||
何某
-- --←※全角スペース
中央揃え
※各タグ末尾に改行(リターン文字)がある必要がある。
[[=]]
真ん中分け
[[/=]]
インライン中央揃え
= インライン中央揃え
右寄せテキスト
[[>]]
右寄せテキスト
[[/>]]
4/7777-JP LEVEL 4/7777-JPCLASSIFIED |
Item #: SCP-7777-JPObject Class: Apollyon |
[[include :scp-jp:component:classified-decoration
|lv=4
|item=7777-JP
|oc=Apollyon
]]
自動で真ん中寄せになるよ。
[[div class="content-panel standalone series centered"]]
~テキスト~
[[/div]]
通知とか
[[div style="border:1px solid #888;padding: 20px;"]]
なんかテキスト
[[/div]]
通知とか
より詳細設定バージョン
[[div style="border:solid 1px #999999; background:#f2f2c2; padding:5px; margin-bottom: 10px;"]]
なんかテキスト
[[/div]]
ノート
[[note]]
ノート
[[/note]]
Sexy Box
[[div class="sexy-box"]]
Sexy Box
[[/div]]
[[module css]]
@media screen and (max-width:500px){
.scp-image-block.block-right{
float:none;
margin:auto;
}
}
@media screen and (min-width:501px){
.scp-image-block.block-right{
float:right;
}
}
[[/module]]
[[include component:image-block
|name=最新の著者近影
|caption=最新の著者近影。絵はなんとなく書いたもの。
|align=center
|clear=true
|width=300px]]
[[*user sanks269]]
[[module ListUsers users="."]]
あなたのユーザーネームは%%title%%です。
[[/module]]
sanks269 に合致するユーザーネームは存在しますん。
[[module css]]
span.exist a{
color:red;
}
[[/module]]
[[span class="exist" style="color:red; border:solid 1px;"]]//[[user sanks269]]// に合致するユーザーネームは存在しますん。[[/span]]
ここが非サインインユーザに見える文章です。
ようこそゲストさん!
[[module css]]
.textchange div.sitemember:nth-child(2) {
display:none;
}
[[/module]]
[[div class="textchange"]]
[[module ListUsers users="."]]
[[div class="sitemember"]]
ここがwikidotにサインインしているユーザに見える文章。
ようこそ%%name%%さん!
[[/div]]
[[/module]]
[[div class="sitemember"]]
ここが非サインインユーザに見える文章です。
ようこそゲストさん!
[[/div]]
[[/div]]
回
[[span class="fa fa-pulse"]]回[[/span]]
[[html]]
<Marquee behavior="alternate"><b>反発係数1</b></Marquee>
[[/html]]
[[html]]
<marquee scrollamount="50" truespeed><em><b>通りすがりのモノです</b></em></marquee>
[[/html]]
[[include :scp-jp-sandbox2:inc:addspecialcss]]
[[div class="CustomTabRJ"]]
[[tabview]]
[[tab タブ1]]
[[/tab]]
[[tab タブ2]]
[[/tab]]
[[/tabview]]
[[/div]]
一般的なSCP報告書のテンプレート
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください)
特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]
説明: [SCPオブジェクトの性質に関する記述]
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
[include credit:start]]
**タイトル:** SCP-XXXX-JP - たいとるる
**著者:** [[*user sanks269]]
**作成年:** 2020
[include credit:end]]
**アイテム番号:** SCP-XXX-JP
**オブジェクトクラス:** Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください)
**特別収容プロトコル:** [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]
**説明:** [SCPオブジェクトの性質に関する記述]
**補遺:** [SCPオブジェクトに関する補足情報]
特別収容プロトコル:
1.オブジェクトの保管(或いは封鎖している)場所について
2.収容ロッカーや収容室について
3.オブジェクトの封じ込めや制御法
4.実験上での注意点
5.その他(収容プロトコルの改定など)
説明:
1.オブジェクトの全体的な形状や性質
2.規格・重量・作成年代(人型や生物の場合は年齢)
3.異常性
4.SCP-XXX-JP-2(-A)
5.実験記録・インタビュー・補遺…など
インタビュー記録のテンプレート
対象: [人間、団体、SCPオブジェクトなど]
インタビュアー: [インタビュアーの名前。必要に応じて█で隠しても良い]
付記: [インタビューに関して注意しておく点があれば]
<録音開始, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
インタビュアー: [会話]
誰かさん: [会話]
[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]
<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]
> **対象:** [人間、団体、SCPオブジェクトなど]
>
> **インタビュアー:** [インタビュアーの名前。必要に応じて█で隠しても良い]
>
> **付記:** [インタビューに関して注意しておく点があれば]
>
> **<録音開始, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>**
>
> **インタビュアー:** [会話]
>
> **誰かさん:** [会話]
>
> [以下、インタビュー終了まで会話を記録する]
>
> **<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>**
>
> **終了報告書:** [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]
実験記録のテンプレート
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD
対象:
実施方法:
結果:
分析:
__**実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD**__
> **対象:**
>
> **実施方法:**
>
> **結果:**
>
> **分析:**
探査ログのテンプレート
ミッション内容: 内容
職員: 担当職員名
追加情報: 装備など
[ログ開始]
職員1: [会話]
職員2: [会話]……[悲鳴]
その時の状況
[以降繰り返し]
[ログ終了]
終了状況
**ミッション内容:** 内容
**職員:** 担当職員名
**追加情報:** 装備など
[ログ開始]
**職員1:** [会話]
**職員2:** [会話]......[悲鳴]
//その時の状況//
[以降繰り返し]
[ログ終了]
//終了状況//
探査実験[番号]記録
概要: [探査概要]
機密の便宜上、探査開始時間を00:00と表記する<記録開始>
00:00 映像開始。[状況説明]
00:01 [状況説明]
[以降繰り返し]
<記録終了>
終了報告: [終了状況、判明した事実等]
> **探査実験[番号]記録**
>
> **概要:** [探査概要]
> 機密の便宜上、探査開始時間を00:00と表記する
>
> <記録開始>
>
> **00:00** 映像開始。[状況説明]
>
> **00:01** [状況説明]
>
> [以降繰り返し]
>
> <記録終了>
>
> **終了報告:** [終了状況、判明した事実等]