SCP-XXX-JP - 夢詠み狐(未完成)
評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPが常時、周囲に展開する低現実空間に対する防止の為、SRAと同様の機能を有した高い強度を持つ首輪をつけてください。他の存在に低現実空間の影響を与えぬよう、SCP-XXX-JPはセクター81██の職員用施設及び他の知的SCiPから少なくとも20m120m以上離れたSRAの設置されている生物収容セルへと収容されます。SCP-XXX-JPへのSRAの作用は、その異常性を打ち消すのに十分だと思われますが、SCP-XXX-JPとの距離を置く事が推奨されます。欲望検査テストにおいて『無欲』もしくは『非常に微弱』かつ『非常に無害』と評価されたDクラス職員か担当研究員によって定期的な給餌と収容セルの清掃及び、SCP-XXX-JP との適度なスキンシップを行ってください。また、定期的にSCP-XXX-JPによる能動的な能力の発現を適切に促す事で時間経過による異常性の強化を妨げてください。

更新: 過去に発生した収容違反により特別収容プロトコルが改訂されました。詳しくはインシデント記録XXX-01を参照してください。

給餌の際、体調を微妙に崩す程度に無味無臭で微弱な毒性を持つ物質を混ぜてください。精神衛生の問題上、この行為以外によりSCP-XXX-JPにストレスを与える行動は出来る限り避ける事が好まれます。

全職員は10m以上の、可能であれば100m以上のSCP-XXX-JPとの距離を取ってください。SCP-XXX-JP の収容違反発生時、影響の及んだ地域に対しカバーストーリー『幸運な日』を適用されます。SCP-XXX-JPによる干渉が確認された場合は現場の状況に合わせた記憶処理を適時行ってください。SCP-XXX-JP は比較的人に懐っこい性格の為スキンシップを要求する事がありますが、その場合は無意識的に展開される低現実空間を停止するよう頼んだ上でストレスを与えぬよう適当にあしらってください。大抵はそれで満足し、割り当てられた収容セルへと自分から戻ります。割り当てられた収容セルに帰らない等の場合はSCP-XXX-JPの担当職員に連絡してください。連絡した職員の到着が遅れる場合や担当職員ですら手に負えない場合はプロトコル『なぞなぞ』を実行してください。実行後、SCP-XXX-JP は声を唸らせながら収容セルに帰って行きます。稀にプロトコルを無効化する場合が確認されている為、担当職員はに2、3個程のSCP-XXX-JPに対しての特殊な思考を必要とするプロトコルをそれぞれ事前に作成しておいてください。

説明: SCP-XXX-JPは体毛が白色、虹彩が赤色(アルビノとは異なる、異常性に依るもの)の狐の様な半透明の生物です。遺伝子構造については、ホンドキツネ(Vulpes vulpes japonica)との類似性が指摘されています。SCP-XXX-JPは人の言葉を理解しますが、知能そのものは一般的な狐より高い程度で収まっています。しかし、現実改変による自己への影響によっては財団内でのみ通用する一部知識や高い知能を獲得した事例があります。記録によりSCP-XXX-JPはHm値の低下に応じて実体の透明度が増加する事が確認されています。

SCP-XXX-JPは無意識的に、自己を含めた周囲へと自身を中心とした放射状に展開されるHm値の低下現象を発生させます。この現象はSCP-XXX-JPにとっての触角の様な役割を果たしており、から距離を取るほど効果が弱まり、時間経過に応じて範囲と強度が強化される事が確認されています。SCP-XXX-JPは低現実空間を利用する事で周囲の知的存在から遊離したヒュームと共に意識的・無意識的な願望を認識、知覚します。SCP-XXX-JPの展開した低現実空間の内部に遊離しているヒュームを回収する事で、自己のHm値に瞬間的で急激な上昇を引き起こします。Hm値を向上させる行為は能動的な能力であり、能力を発現する際にSCP-XXX-JP実体の持つ透明度が完全に消失します。高いHm値を記録した際は実体が一瞬激しく発光した事が確認されました。後のインタビューによる証言により、現実改変による他者の願望を実現する行為そのものは人間における食事行動1に近いものだという事が判明しました。SCP-XXX-JP 本体及びその周囲のHm値は基本的に0.5〜0.13Hmを記録しており、瞬間的かつ局地的ではあるが最高で27Hm、最低で[削除済]Hmを記録しています。最低数値は一瞬のものである為、それによる直接的なKクラスシナリオの発生は不可能と判定されました。基底現実を構成する現実性に重大な欠落地点を生み出す事例が発生しました。現在、発生した欠落地点はすでに修復されています。インシデント記録XXX-02を参照してください。

20██/██/、断続的に発生する『現実的でない願いが叶う』異常現象の定期調査が行われている██神社周辺の低Hm値異常空間が神社の敷地内から突然消失した事をきっかけにSCP-XXX-JPは収容されました。調査によると、低Hm値異常空間は近辺に存在する██神社2の所有している██山中央に収束しており、機動隊員の携帯していた携帯用簡易カント計測器で移動により変動するHm値をたどる事で、その中心地で昼寝をしていたSCP-XXX-JPを確保しました。

《メモ》
Hm希薄化による現実欠落現象→SCP-280-JP
かつては長野県███市で祀られていた神の御神体で、改変範囲を最小限にとどめた状態で体調不良を起こし、範囲は狭いが消去困難なSCP-280-JPが発生したため、██神社の近辺の山に移動した。
SCP-280-JPは負数のヒュームで構成された新たな現実であり、基底現実が過去から未来へ進むなら、それは未来から過去へと進む。
零のヒュームに至る事は負のヒュームとの境界を破壊する事であり、開通した負の現実は最初に周囲のとても低い現実性の空間を飲み込む。
インシデント02の負の現実空間は周囲のヒュームがSCP-280-JPの時より濃かった為進行が遅く、対処不能になる前に基底現実のヒュームと対消滅を起こして消滅した。