SCP予定
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アイテム番号: SCP-1085-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1085-JPはサイト-8181の標準人型オブジェクト収容室にて収容されます。死亡者が確認された場合、収容室前に遺体を移送するようにしてください。SCP-1085-JPが収容室内で遺体の葬儀を行う際は必ず1人以上の職員で監視を行います。

説明: SCP-1085-JPは黒いスーツを着た人型の生物であり、頭髪はありますが皮膚や眼球といった部位は全て黒く、どのような顔をしているのか明確に確認することはできません。身長は191cm、体重は59.1kgですが、脱衣状態での体重は44.4kgです。実験により、スーツ、ワイシャツ、ベルト、ズボンに異常な化学物質は含まれていないことが既に確認されています。SCP-1085-JPへのインタビューはSCP-1085-JPが活性化状態であることに加え、何もしていない待機状態でなければ行えません。

SCP-1085-JPは言語への理解はありますが、話すことは滅多にありません。遺体が確認されるまでは一切話さず、収容室内で沈黙し続けます。SCP-1085-JPはサイト内で人間が死亡すると、瞬間移動により遺体の傍に現れ、自らの収容室へと運び込みます。遺体が確認された場所にどのような危険があっても必ず遺体を回収しようと動くため、これに対し財団は、SCP-1085-JPの代わりに職員が遺体を収容室前に移送するという契約をSCP-1085-JPと行うことで解決しています。

SCP-1085-JPは遺体を寝具へと寝かせると、袖口から小瓶、花束、十字架、箱、布といった道具を取り出し、葬儀の準備を執り行います。この間、SCP-1085-JPは遺体に対して話し掛ける、手を握る、布で顔の汚れをふき取るといった行動をします。準備を終え、30分の葬儀を行った後、SCP-1085-JPは小瓶内の液体を遺体に振りかけ、上から布をかぶせます。数分後、布を遺体から剥ぎ取ると、遺体の肉は全て消え、大量の骨粉だけが残されます。血液などの痕は確認されません。

SCP-1085-JPは残された骨粉を集め箱へ詰め込み、一言「できるならば遺族へと渡して貰いたい」と言い、職員に骨粉の入った箱を手渡します。箱を持った職員を見送った後、葬儀で使用された全ての道具を袖内にしまい込み、SCP-1085-JPは収容室内で非活性化状態に戻ります。この際、SCP-1085-JPは両目と思われる部位から数滴の水を流します。この水について研究の結果、高い塩分濃度が確認されています。

残された骨粉は試薬によるDNA鑑定の結果、葬儀を行われた遺体のものであることが判明しました。なお、骨粉中に異常性のある物質の存在は確認されていません。

SCP-1085-JPは2017/█/██に██県の████樹海にて発見されました。当時█████町では樹海で『遺体を運ぶ男』の噂が広がっており、これに財団は着目しエージェントを1名派遣しました。
派遣されたエージェントは樹海捜索中に遺体を背負ったSCP-1085-JPを発見し事実確認を行おうとしましたが、SCP-1085-JPはエージェントの言葉に対し、一切の反応を示しませんでした。
SCP-1085-JPの遺体への葬儀を全て終えた後、会話が成立し、エージェントは財団へと報告するとともに、SCP-1085-JPを収容しました。

実験記録SCP-1085-JP

SCP-1085-JPによって行われる葬儀に相違点はあるのかという疑問解決のために承認された実験。(使用されたDクラスの遺体は全て殉職済み)

補填1: 2017/██/██、SCP-1085-JPとの対話に成功しました。██博士がSCP-1085-JPが葬儀を行う中、SCP-1085-JPが待機している状態で質問をしたことにより始まりました。

補填2: SCP-1085-JPの葬儀と遺体に対する強い執着から、協議の結果、サイト内で職員の遺体が確認された場合はSCP-1085-JPの性質を利用することが認められました。この結果に対しSCP-1085-JPは積極的な意思を見せています。

補填3: 2017/██/██、収容室内にてSCP-1085-JPの袖口から遺髪入れと思われる物が落下しました。職員が収容室内で手に取って確認しましたが、SCP-1085-JPには何も変化は見られず、非活性化状態を保ち続けていました。遺髪入れには英語で文字が彫られており、職員は研究のために合計7枚の写真を撮り、遺髪入れは落下した元の位置に置き直しました。これについて職員は、遺髪入れを取り上げることにより何か問題が起こる可能性を考慮しての行動だったと説明しています。