SCP予定
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アイテム番号: SCP-1085-JP

オブジェクトクラス: Euclid

いい加減

SCP-1085-JPの蓋に彫られた十字架

特別収容プロトコル: SCP-1085-JPはサイト-8181の低セキュリティ保管室にて収容されます。SCP-1085-JPの置かれた場所から半径1km内で死亡者が確認された場合、死亡現場への立ち入りが危険と判断されれば死亡者の遺体をSCP-1085-JPが収容された保管室から1km以上移動させてください。死亡現場への立ち入りに問題が無い場合、進行を防ぐ必要はありません。必ず遺体を保管室から1kmを越えた地点に移動させてください。

説明: SCP-1085-JPは高さ60cm、縦190cm、横44cmの長方形型の棺です。SCP-1085-JPの蓋には巨大な十字架が彫られています。SCP-1085-JPは灰色で、未知の物質で構成されており、破壊することは出来ません。長時間使用されない場合、蓋の表面に大量の白色の錆が現れますが、再び使用されると錆は剥がれ落ち、元に戻ります。

SCP-1085-JPは置かれた位置から半径1km内に死亡者が出た場合、SCP-1085-JPの蓋は自動的に開き、中から黒色の液体が現れます(以下、SCP-1085-JP-1)。SCP-1085-JP-1は死亡者の元へと粘菌に似た様子で枝分かれしつつ死体の元へ移動します。この時点でSCP-1085-JPの蓋を動かすことは出来ません。SCP-1085-JP-1は進行方向に遮蔽物がある場合でも、1マイクロメートル程度の僅かな隙間があれば平面となり通り抜けることができます。

SCP-1085-JP-1は遺体と接触すると遺体の口、耳、眼窩から体内に侵入し、侵入した遺体の身体を操作して保管室へと戻ります。この状態でSCP-1085-JP-1の進行を妨げた場合、SCP-1085-JP-1は瞬間移動により保管室へと移動し、進行を妨げた対象は[データ削除済]になり、物質であれば破壊され、生物であれば死亡します。邪魔をしない場合、瞬間移動は行わず、徒歩で保管室まで帰還します。SCP-1085-JP-1が操作する遺体の足取りはおぼつかなく、壁に衝突する、転ぶといった現象が確認されていますが、一切の傷を負うことなく、必ず無事に保管室へと到達します。SCP-1085-JP-1は保管室に戻るとSCP-1085-JPの中へ入り込みます。この時、SCP-1085-JPの蓋は自動で閉じられます。44分44秒後、蓋は自動で開き、中にはSCP-1085-JP-1が乗っ取った遺体が確認されます。遺体は両手を胸の前で組み、その周りには大量の花が置かれています(花そのものに異常な物質は確認されていません)。また、SCP-1085-JP内には入れられた対象が生前強い思い入れを持っていた物(または生物)、嫌悪していた物が現れ、後者は外へ飛び出し、保管室内に散乱します。遺体はSCP-1085-JPと完全に同化しており、動かすことはできずません。蓋が開いてから4分44秒後、周りに散乱した物質はSCP-1085-JPの中へと自動で戻り、蓋は閉じて開くことは出来なくなります。中の遺体と物質は次に蓋が開いた時に消失しており、遺体の指紋、皮膚などの痕跡は確認できません。

SCP-1085-JPは2017/█/██に███県██市の葬儀屋で発見されました。当時、葬儀場内で行われる予定であった通夜の準備中、スタッフが遺体が棺内に無いことに気付き、遺体安置室へ確認に向かったことで発見に至りました。
安置室に置かれていたSCP-1085-JPの中に遺体は寝かされており、隣には家族のものと思われる写真が数枚置かれ、SCP-1085-JPの周囲には様々な物が散乱してました。スタッフが増援を呼びに向かい、再度倉庫内を訪れた際には既にSCP-1085-JPの蓋は閉じられていました。スタッフは様々な手段で蓋の持ち上げを試みたものの、蓋の持ち上げは不可能であり、遺族との間で大きな問題となりました。これに財団は着目し、SCP-1085-JPを回収し、当時の通夜と告別式へ参加する予定だった者と全てのスタッフにAクラス記憶処理を実行しています。スタッフの証言により、SCP-1085-JPは葬儀屋の所有物ではないことが分かっています。

実験記録SCP-1085-JP

SCP-1085-JP内に入れられた遺体によってSCP-1085-JP内の状態に変化は確認されるのかを調べる。