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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在収容する手段が発見されていません。SCP-XXX-JP-1に接触する場合、クリアランスレベル-XXX以上の権限、もしくはレベル2以上の担当研究員の承認を受けたのち、
時計等の時間流が判明するものを持ち込まない場合のみ、接触が許可されます。

説明: SCP-XXX-JPは人の時間間隔に干渉する概念的なオブジェクトです。絶対的な時間の流れ方に対して絶対的な長さとは異なる時間感覚を暴露した人間に対し持たせます。
また、SCP-XXX-JPに曝露した人間はSCP-XXX-JPを観測することができなくなります。SCP-XXX-JPは時計等の時間流が判明するものを所持した人間が半径2m以内に近づいた場合のみその人間に曝露します。
SCP-XXX-JPは「絶対的な時間の流れは一定であるのに、人によって時間の流れの感じ方が異なる」ということに疑問を持った古田研究員が発見しました。
SCP-XXX-JP-1は、完全に隔離1した研究室内で育成します。

実験記録XXX-5 - 日付20██/██/█

対象: SCP-XXX-JP

実施方法: サイト-8102内の完全に隔離された研究室の内部で██人の人工の新生児を成人まで育成する。

結果: 成人まで成長した新生児は█人だった。この成人をSCP-XXX-JP-1とする。

インタビュー記録XXX-12 - 日付20██/██/█

対象: SCP-XXX-JP-1

インタビュアー: 古田博士

<録音開始, 2018/██/█**>

古田博士:
「██君(SCP-XXX-JP-1の一人)、いくつか質問をしてもいいかな?簡単な質問さ。」
SCP-XXX-JP-1:
「どうぞ。構いません。」
古田博士:
「では始めるよ。君がまず、生まれたという記憶はあるかな?」
SCP-XXX-JP-1:
「………わかりません。」
古田博士:
「そうか。わかった。とりあえず、君が生まれてから今で20年という時間がたったんだけど、長かった?」
SCP-XXX-JP-1:
「そうですね…。20年というものはどういうものかはわかりませんが、長く感じたと思います。」
古田博士:
「ありがとう。ちょっと待っててね。」
古田博士は1時間きっちりインタビュー室から退出し、インタビューに戻った。
古田博士:
「ごめんね。ではインタビューの続きと行こうか。」
SCP-XXX-JP-1:
「わかりました。」
古田博士:
「私がこの部屋を出てから1時間という時間がたちました。長かった?」
SCP-XXX-JP-1:
「………いえ、短く感じました。」
古田博士:
「ありがとう、これで質問は終わりだよ。」
<録音終了, 2018/██/█**>

終了報告書: 対象のSCP-XXX-JP-1は事前に調査していた、一般の研究員、職員の無作為に抽出した回答である

「20年という時間は短く、1時間は長かった。」という回答とは、正反対の解答を示した。
また、事後の調査では、同様の時間感覚に対する回答は、一般人における認識と異なるということが判明した。

インタビュー記録XXX-12により、SCP-XXX-JP-1は人間の時間感覚に干渉するSCP-XXX-JPに曝露されていないということが判明しました。

補遺XXX-3:
彼は直径30cmほどで高さ3cmの数字が30度刻みで1から12まで並んだものが部屋に存在していると、証言しました。
ただ、文字の書かれているところに動くものはなかったと証言しています。

補遺XXX-7:
2018/██/█ ██君が外の世界に出してくれないかと頼んできた。私にはその権限がなかった。彼はSCP-XXX-JP-1の最後の生き残りだった。
2018/██/██ ██君は研究室内で自殺していることが判明した。このやるせない気持ちは何なのだろう。
- 古田博士