Repic
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-1805の小型アイテム保管エリアに収容します。実験を行う際には同サイトのランク4試験エリアに移動してください。実験に使用した液体と、発生したSCP-XXX-JP-1とその副産物は実験後に全て蒸発もしくは焼却処理をしてください。SCP-XXX-JPのアイテムが全て揃っていることを確認して、SCP-XXX-JPに液体が残らないように綺麗に拭き取った後に保管エリアへと戻して下さい。実験体は実験終了24時間の間勾留し、体温、外見の異常が無いことを確認した後解放してください。

説明: SCP-XXX-JPは、カクテルを作るために使用するステンレス製のシェイカー、パースプーン、メジャーカップ、タンブラー、ストレーナー、ミキシンググラスとブレンダーのセットです。これらは20█年に、███社から発売された商品「カクテル バーテンダーセット20」であると分かっています。同時期に製造されたシェイカー等とは製造工程、使用した金属などに差異はなく、███社所有の███工場の生産ライン上で正常に製造されていました。
SCP-XXX-JPの異常性は、SCP-XXX-JPで作成したアルコール飲料のカクテル(SCP-XXX-JP-1)に付与され、SCP-XXX-JP-1を飲用した人間に作用します。SCP-XXX-JP-1を飲用した人間は、反自然的現象や身体の異常変形などの影響を受けることが判明しています。これら異常性は、カクテルのレシピによって差異があり、1つのレシピに1つの異常性が発生します(例外あり)。
下記は、SCP-XXX-JP-1について現在判明している異常性とレシピです。この一覧は実験により随時更新、修正されることに留意して下さい。

SCP-XXX-JPが財団に収容される以前に起こした異常現象は、「ルジェブルーベリースプリッツァー」でした。20██年█月█日午後10時過ぎ頃、██県警に殺人の通報が入り、その後の調査によりSCP-XXX-JPの収容が確定しました。
SCP-XXX-JPは収容時、███県███市███町にあるカクテルバー████に存在していました。このバーのマスター█████は、20██年█月█日午後9時頃に来店した客の██████に殺害されました。ビール瓶で頭部を殴打されたことによる撲殺とされています。偶然居合わせた目撃者によって警察に通報が入り、客は殺人の容疑で現行犯逮捕されました。客の証言によればマスターと客は初対面で全く面識はないとしており、衝動的な殺人として処理がされました。この客は供述の中で、酒を飲んだ後の記憶がなく、何故自分が殺人を犯したのかわからないという旨を話していました。客は当日、「ルジェブルーベリースプリッツァー」をオーダーし飲用したと判明しており、SCP-XXX-JPで製作された「ルジェブルーベリースプリッツァー」の持つ異常現象によって一時的な狂乱状態へと陥り、殺人を犯したと推測されます。当初はカクテルそのものに、何らかの神経系に作用する毒素が入り込んでいたと推測されていましたが、調査の結果カクテルを作る時に使用したSCP-XXX-JPの影響と断定され、財団によって引き渡される結果となりました。調査の経緯については1級ロックが掛けられています。詳細な情報が必要な場合は、SCP-XXX-JP担当者に申し出て下さい。

SCP-XXX-JPの実験は特殊性が多数存在しており、重大な危険性を孕んだ異常現象が引き起こされる可能性があるため、チームによって行われた実験レポートの詳細についてはその一部のみを公開することとされています。全ての実験レポートの閲覧はAランクの職員のみに制限されます。閲覧の希望をSCP-XXX-JP担当者に申し出て下さい。

実験記録: ルジェブルーベリーソーダ - 20█/07/21

対象: Dクラス職員 D-1241

実施方法: 密閉された個室で、SCP-XXX-JPで作成したカクテル「ルジェブルーベリーソーダ」をD-1241に飲用させ、経過観察を行う。

担当オペレーター: 椎名博士・小早川オペレーター

付記: 不慮のイベントに備え、個室には窒息ガスを充満させる機能を搭載しています。SCP-XXX-JP-1の影響による破壊活動などが発生した場合に作動します。

<実験開始>

小早川オペレーター: D-1241、こちらはオペレーターの小早川です。 聞こえますか?

D-1241: 聞こえるよ、俺は何をすればいいんだ?

椎名博士: 小早川君。 [遠隔アームが起動。テーブルにSCP-XXX-JPで作成された「ルジェブルーベリーソーダ」が置かれる] D-1241、そのグラスの中身を全て飲み干んだ

D-1241: ・・・・・・毒とかじゃねえだろうな? これ[不審そうにD-1241がグラスを手に取る]

小早川オペレーター: 早く飲んでください。D-1241

D-1241: はいはいわかったよ・・・・・・

[D-1241が内容物を飲み干す]

D-1241: ・・・・・・ん、何だこれ酒か? なかなか美味いじゃんか。

小早川オペレーター: D-1241、体に何か異常はありませんか?

D-1241: ん? いいや、別に何もねえよ。 それにしてもこの酒なかなか強いな、もう体が火照ってき

[D-1241が着用していた服が発火する]

D-1241: うわあああッッ‼︎‼︎ 何だよこれ‼︎

椎名博士: 小早川君、鎮火ユニットの準備を。D-1241、大丈夫ですか?

D-1241: [着火した部分をはたきながら] 大丈夫な訳ねえだろ‼︎ こっちは火が着いてんだぞ‼︎

小早川オペレーター: 鎮火ユニット、準備完了しました。放水します

[個室の鎮火ユニットが作動。スプリンクラーから放水が開始される]

D-1241: ダメだって! 燃えてる燃えてる‼︎‼︎

小早川オペレーター: 博士、D-1241を鎮火出来ません。どうやらD-1241に接触した水全てが蒸発しているようです

D-1241: [部屋を転げ回りながら]助けてくれよ! このままじゃマジで死ぬって‼︎ 熱い熱いあつ・・・・・・ [D-1241が突然動きを止めて黙り込む]

椎名博士: どうかしたか? D-1241

D-1241: [全身から発火しながら] 熱く、ない・・・・・・?

小早川オペレーター: 熱くない?どういうことですか、D-1241

D-1241: いや、そのまんまだよ。[発火した体を見渡しながら]俺、今燃えてるんだよな?

椎名博士: 鎮火ユニットを止めてくれ。 [鎮火ユニット、放水停止] D-1241、体に異変はないか?

D-1241: ・・・・・・見ての通り燃えてはいるけど、手とか足の感覚は・・・・・・、 [手を確認しながら立ち上がる] あるな

小早川オペレーター: 経過観察を行います。D-1241、その場で待機していてください。

D-1241: あ、ああ・・・・・・ [火の勢いが増す] うおっ・・・・・・

<10分後、発火現象が収まり実験終了>

結果: SCP-XXX-JPで作成したカクテルのうち、「ルジェブルーベリーソーダ」を飲用した人間は、カクテル飲用後に皮膚の表面が自然発火することが判明。D-1241は火の熱を一切感じず、また発火中に火傷やそれに類する傷害を被ることはない。他人と通常通りの会話することができた。


補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]