SCP-1840-JP

アイテム番号: SCP-4438-JP

オブジェクトクラス: safe

特別収容プロトコル: 現在SCP-1840-JPは サイト██内の
地下██階 右から5番目の低危険度物品収容ロッカーに収容されています
SCP-1840-JPを使用する実験は 現在損傷を防ぐ上の理由で停止されています

説明: SCP-1840-JPは 縦196mm 横57mm 幅11mmの直方体の箱です(贈答物の箱と見受けられる)
背部に山本██と 中央部にマーカーで正方形が書き込まれています
また 内部には鉄製の玉(SCP-1840-JP-1)がひとつ入っており それが特異性を示していると考えられています

SCP-1840-JPは SCP-1840-JPを手にした時に特異性を示します
SCP-1840-JPを手にした者(SCP-1840-JP-2)は 瞬時に自身が子どもだった時を思い出します
その後 SCP-1840-JPは中央部にある正方形に 本物の液晶パネルのように光を灯します

この時 液晶パネル(マーカーによって書かれた正方形)に映される映像はSCP-1840-JP-2の年齢により解像度 及び 色 が決まるようです
その後 SCP-1840-JPは内部で何か重い物がぶつかる音(SCP-1840-JP-2のものと考えられている)が鳴り
瞬時にSCP-1840-JPはSCP-1840-JP-2の幼少期に好きだったゲームハードになります
SCP-1840-JP-2は 過去に最も多く遊んだものをSCP-1840-JPによって遊ぶことができます
また その変形はSCP-1840-JP-2が遊ぶことをやめたいと望んだ瞬間に元のSCP-1840-JPに戻ります

実験記録 ██博士の監視の元 Dクラス職員 何名かによる実験

D-153243
年齢 25歳
D-153243がSCP-1840-JPを手に取った瞬間SCP-1840-JPは████社の████の形を模した物に変形
その後 SCP-1840-JPは30分間 起動し続け その後実験終了

██博士「SCP-4438-JPは████社のゲームハードに変形したが 他社のものに変形することはできるのだろうか」

D-192834
年齢 35歳
D-192834がSCP-1840-JPを手に取った瞬間
SCP-1840-JPは 前記の████社ではない███社のゲームハードに変形
30分後 実験を終了することをD-192834に伝えたが それを拒んだため 45分後に強制的に実験終了

██博士「D-192834はゲームが好きだ という旨を実験の前に伝えていたが それが拒んだ理由なのだろうか」

D-124234
年齢 50歳
D-124235はSCP-1840-JPを手に取った瞬間
SCP-1840-JP-1が SCP-1840-JPを内部から突き破り 分裂
その後 SCP-1840-JPは将棋盤に
SCP-1840-JP-1は将棋の駒に変形し 詰め将棋と見られる形に並べられた
D-124235は詰め将棋を5回(50分ほど)行った後
実験を終了しようとしたが D-124235は変形したSCP-1840-JPを手に取り 混乱状態に陥ったため 終了

██博士「…何らかの中毒性があるのかもしれない」

D-91283
年齢 21歳
補足 D-91283はゲームを1度もしたことがない
D-91283はSCP-1840-JPを手に取った瞬間 号泣
SCP-1840-JPは何にも変形せず またSCP-1840-JP-1も重力による動き以外は何も見せなかった
その後 D-91283は自ら実験を終了することを望んだため 実験終了

██博士「1度もゲームをしたことがない ということだったが D-91283が泣いた理由は そこにあるのだろうか」

回収経緯:SCP-1840-JPは児童養護施設に 虐待を受けていた児童が入所する時に 大切に持っていたSCP-1840-JPを児童養護施設の管理者が1度持った時にその特異性を確認
それを聞き付けた財団エージェントが回収
児童養護施設にいた人達には 軽度の記憶処置のみを行った
また SCP-1840-JPを所持していた児童にはメンタル面でのケアをした後 解放
大人に対し強い嫌悪感を示していた