Regulus Oboro
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SCP-XXX-JPの出現例。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: 日本で放映される全てのローカルテレビ番組をリアルタイムでDクラス職員に監視させ、SCP-XXX-JPの出現に備えてください。SCP-XXX-JPの出現時にはSCP-XXX-JP担当者が内容を録画し、財団データベース-XXX-JPに記録してください。
また、SCP-XXX-JPが出現した場合、即時に番組内に軽度の記憶処理プログラムを組み込んだサブリミナル映像を挿入し報道内容の漏洩を防いでください。

説明: SCP-XXX-JPは「ジェットラグ・ニュースフラッシュ」と称するニューステロップ群です。報道対象地域で起きるランダムな事象を日本の地域ローカル番組でのみ画面上部に出現するテロップとして報道します。また、報道対象地域で事象が起きる表示上の時刻と出現地域で報道される表示上の時刻が一致することが分かっています。報道内容は日常的なニュースから[データ削除済]まで様々です。報道内容はフィールドエージェントの調査などにより全て真実であると結論づけられています。この性質から██博士によりThaumielクラスへの変更が申請されましたが、内容の不規則性や報道範囲の狭さから却下されています。
現在出現は毎日1回必ず、日本の地域ローカルテレビ番組でランダムに確認されており、報道対象となる地域はおよそ西経30度から120度までの範囲で確認されています。初めて出現が確認されたのは2009年4月ですが、当時のSCP-XXX-JPの報道内容は重要度の低いものだったためカバーストーリーの実行等は行われませんでした。また、発信元は未だ特定に至っておらず現在も財団エージェントによる調査が続行されています。

現在、試験的に財団データベースに記録された最新の報道内容を表示しています。

以下は財団データベース-XXX-JPの抜粋です。

補遺1: 201█/9/██に、インシデント:XXX-JPが発生しました。

    • _
    <資料>
    日付 出現地域 報道対象地域 報道時刻 内容
    201█/9/██ ██県 アメリカ、██████州 午前6時50分 何体かの未知の生物が突如出現、いくつかの都市を襲撃し、██人以上の死傷者が出た。

    この報道内容と報道対象の場所から、アメリカ合衆国に位置するサイト-1█において大規模な収容違反が起きる可能性があると判断され、財団本部に連絡が取られました。しかし、サイト-1█に厳重な警戒体勢を張り機動部隊を待機させていたにも関わらず収容違反が発生しました。
    機動部隊やフィールドエージェントの活躍により被害は最小限に抑えられ、インシデント発生から15時間後に全てのオブジェクトが再収容されましたが、人以上の死者を出す結果となりました。

    以下はサイト-1█に残されていた音声記録です。
    対話の内容からサイト外で警備のため待機していた機動部隊ラムダ-10("コンサーバー")の隊員、カーティス、ゲイル、サミュエルの3名及び隊長、ヒューバートの通信であると判明しています。
    全ての対話は英語から翻訳されています。

      • _

      通信音声記録-XXX-JP-1 - 日付201█/9/██


      [記録開始]

      ゲイル: こちらゲイル、異常なし。

      サミュエル: こちらも異常なしです。

      カーティス: 異常なし。

      ヒューバート OK、引き続き監視を頼む。異常が発生した場合でも迅速な報告を忘れるな。

      3人: 了解。

      ヒューバート: 連絡された通り、██分後には事件が発生する。もしもの話だが緊急時の対応に抜かりがないように気を張っておけ。

      [重要度が低いため省略。]

      サミュエル: █████サイト管理者から連絡。スパイとして財団に潜り込んでいたGoIの構成員3名が確保されたとのことです。生物型オブジェクト群の解放を目的にしていたようです。

      ヒューバート: よし。これで収容違反は防がれたか?

      (地面が揺れるような音)

      ゲイル: なんだ?

      (銃声)

      ヒューバート: サ、サイト出口に突如SCiPと見られる人型実体が複数体出現!応援を頼む!

      サミュエル: どういうことだ?

      カーティス: いくつかのオブジェクトが収容室から突然姿を消したとの報告です!

      サミュエル: 何が起きている?隊長?大丈夫ですか?隊長!

      (銃声)

      (悲鳴)

      (地面が揺れるような音)

      サミュエル: 返事がない…

      ゲイル: どうなってやがるんだ。

      カーティス: 現在増援を要請しています。一刻も早くサイト出口へ。

      ゲイル: GoIの奴らの仕業なのか?

      サミュエル: 全員確保されたとの情報でしたが時限式の異常物品の可能性もあります。

      カーティス: とにかく今は再収容を目標に動きましょう。

      ゲイル: もうすぐサイト出口に着く。なんだってんだ、クソ。

      (大きな音)

      (地面が揺れるような音)

      ゲイル: (弱い声で)オブジェクトが増えてる。あれは少なくとも…10体はいる。

      ゲイル: ダメだ、他の機動部隊も何も出来ずに蹴散らされてる。もう[判別不能]

      (地面が揺れるような音)

      (ノイズ)

      サミュエル: ゲイル…

      (爆発音)

      (銃声)

      サミュエル: ああ神様!

      (悲鳴とノイズ)

      カーティス: なんてことだ…増援はまだなのか?[大きな音にかき消され不明瞭]

      (ノイズ)

      カーティス: 誰か。

      (不明瞭な音声。獣の咆哮のように思える。)

      [記録終了]


    音声記録から、報道された事象の発生を防ぐことは不可能であることと、オブジェクトに現実改変能力が備わっていることが判明しました。それに伴い██博士によりオブジェクトクラスをEuclidへ変更する申請がなされ、O5によって承認されました。


    通達

    報道内容の更新がありました。