アイテム番号: SCP-034-JP
オブジェクトクラス: Euclid Keter
特別収容プロトコル: SCP-034-JP内部には常に3名以上のGPSと通信機器を所持した武装職員が常駐し、日本時間0時に1名がSCP-034-JPから出て現在位置を報告してください。また外部の出入口を物理的手段で可能な限り閉鎖し一切の人間の進入を防いでください。SCP-034-JP内部には必ず1名以上の職員を残すようにしてください。民間人の進入があった場合、状況に応じて射殺あるいはBクラス記憶処理を施してください。外部の敵対者との交戦状態に陥った場合、SCP-034-JP-1の生存を優先してください。
説明: SCP-034-JPは、世界中の廃店舗に出現するコンビニエンスストア形式の店舗への出入口です。廃店舗であればどのような形式の店舗にも出現し、日本標準時で0時から24時間営業した後、ランダムに次の廃店舗へと転移します。外部から内部を確認できる構造であっても、出入口の他は廃店舗の状態のままです。
SCP-034-JP内部は主に1階に売場、バックルーム、トイレ、2階にバスルーム、倉庫で構成されます。売場面積は100平方メートルです。売場にはコンビニエンスストアとしては一般的な商品が置かれています。財団が設置するまでは監視カメラはなく、警報等の防犯設備はありません。
内部にはSCP-034-JP-1が常駐しており、20代前後の日本人男性の姿をしています。黒色のズボンと黒色のTシャツを着用し、一般的な従業員の制服は着用しません。SCP-034-JP確保より12年が経過した現在でも、姿や服装は変わりません。財団の検査では、人間であることが証明されています。日本語を主として話しますが、あらゆる国の公用語を片言ではありますが話せます。SCP-034-JP内部から出ることはできません。
SCP-034-JP-2は一般的に流通している手押し台車です。1日に2回から5回、SCP-034-JP-1の発注した物品入りの段ボール箱あるいはプラスチックコンテナなどを搭載してSCP-034-JP出入口から進入します。SCP-034-JP-1が物品を下ろすと出入口から出ていきます。動力などは確認されておらず、財団職員が持ち帰ったところ異常はありませんでした。
SCP-034-JP-1は、店舗業務の全てを行います。業務の合間は自由に振る舞っており、客が進入してきても挨拶するだけで特に行動を改めたりはしません。業務時は一般的な店員としての対応をします。勤務態度や服装に関しては、給与を貰っていないためとSCP-034-JP-1は主張しています。
SCP-034-JPで購入された物品には特に異常はありません。また、SCP-034-JPから盗まれた物品は若干の劣化を起こします。SCP-034-JP-1が窃盗を咎めることはありません。また、SCP-034-JP-1がSCP-034-JP内部の物品を購入することはなく、日常的に横領し摂食しています。SCP-034-JP-1が常連客または気に入った客に贈るいくつかの物品(すべて横領品)は、特殊性を持ちます(記録034-JPを参照)。
店舗で受け取れる大きさ・重量・形状であれば、SCP-034-JPに対し物品の注文、あるいは予約ができます。また、注文・予約をすると物品到着日は注文・予約時に出現していた店舗に転移します。この特性を利用してSCP-034-JPの移動を制限する方法が考えられましたが、実現には至っていません。
SCP-034-JP-1が死亡した場合、SCP-034-JPはすぐに転移を開始し、SCP-034-JP内部に存在した人間とSCP-034-JP-1を含む死体及び外部から持ち込まれたものの全てが廃店舗に残されます。次の転移先ではSCP-034-JP-1が復活しています。
SCP-034-JP自体に脅威はなく、SCP-034-JP-1も財団に比較的協力的ですが、財団職員の監視下にない場合は客の要求を優先するため注意が必要です。最低過去?回(うち?回の収容違反時を含む)、テロリストや要注意組織による兵器(NBC兵器を含む)や危険物・毒劇物等の注文・予約を受けたことがあり、実際に販売したことがあります。これらは全て財団に回収されていますが、財団による確保より過去に販売されたとされるものは、ほぼ回収されていません。
補遺1: 20??年9月12日、注文によりSCPオブジェクトが販売されることが確認されました。同日、オブジェクトクラスがKeterに引き上げられました。
人間に分類されるもの、一定以上のサイズ・重量を超えるものは拒否されますが、条件の範囲内であればどのような物でも取り寄せられます。物品はSCP-034-JP内部あるいは梱包状態では不活性状態で保たれます。安全で便利なものほど高価になる傾向があります。
財団が確保しているSafeオブジェクトSCP-???を指定したところ、SCP-???に消滅また転移などの現象は見られず、全く同じSCP-???であることが確認されました。
補遺2: 物品記録
年月日 |
名称 |
詳細 |
効果 |
備考 |
20??年5月9日 |
のり弁当 |
エージェント??が398円で購入。 |
普通の弁当。 |
初の購入物品。 |
20??年5月9日 |
コカ・コーラ |
エージェント??が150円で購入。 |
普通の清涼飲料水 |
初の購入物品。 |
20??年6月8日 |
ザンクト・ペトルス |
SCP-034-JP-1の酒盛りに巻き込まれたエージェント??が飲用。 |
泥酔。 |
エージェント??の体質から予想された二日酔いはなかった。 |
20??年10月11日 |
梅のど飴 |
機材搬入時にDクラス職員に窃盗させた。 |
口腔・食堂・気管支に深刻な炎症が発生。 |
賞味期限切れ。水溶液は強い塩基性を示した。 |
20??年1月9日 |
単3型乾電池 |
通信機用としてDクラス職員が購入。 |
D.C.1.62V、3112mAhを記録。 |
少々性能が高い。 |
20??年10月28日 |
NEC製12AX7 |
店内放送用アンプから抜き取ったもの。 |
??博士のアンプに使用したところ5分58秒で破損。 |
SCP-034-JP-1の同意なし。 |
20??年4月20日 |
アンパン |
機材搬入時にDクラス職員に窃盗させた。 |
軽い下痢、嘔吐、頭痛、発熱を発症。 |
賞味期限内だったが若干の腐敗を確認。 |
20??年9月18日 |
???? |
SCP-034-JP-1からエージェント??に贈与。 |
飲用してから24時間、謎の活力が服用者に与えられる。食事・睡眠は不要。副作用はなし。 |
SCP-034-JP-1は勇気のしるしの一節を口ずさんでいた。 |
20??年7月4日 |
ハムサンドウィッチ |
SCP-034-JP-1からエージェント??に贈与。 |
食用してから52時間、賭博行為の勝率が異常に上昇した。 |
SCP-034-JP-1はサンドウィッチ伯の話をしていた。 |
補遺3: 注文記録
年月日 |
名称 |
詳細 |
効果 |
備考 |
20??年3月28日 |
???? ????? 2 |
PS3用ゲームソフト。 |
特になし。 |
初の注文物品。エージェント??により発注。 |
20??年8月30日 |
???と????? |
?? ????著、成年コミック単行本。 |
特になし。 |
エージェント??の悪ふざけにより発注。 |
20??年12月20日 |
???? |
??博士の飼い猫。当時行方不明。 |
DNA検査により同一の存在であることが確認。 |
????は7日後に発見され、注文された????は[編集済]。 |
20??年11月10日 |
レミントンM1100 |
SCP-034-JP-1の自衛用 |
一般的なM1100との差異はない。 |
SCP-034-JP-1の発注で得られた、初めて確認される私物。 |
20??年2月1日 |
155mm核砲弾W48 |
シリアルナンバーは実在しないものだった。 |
通常の核砲弾。 |
[編集済]。サイト-81??の危険物保管庫にて解体保管。 |
20??年?月?日 |
SCP-500 |
??博士による注文。 |
SCP-500の項目を参照。 |
時価1錠あたり?億円で購入可能。オブジェクトクラスをEuclidからKeterへ引き上げ。 |
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPを収容する方法は、現在存在していません。
SCP-XXX-JPを収容、あるいは確保をする方法を思いついた職員は上司に報告してください。
説明: SCP-XXX-JPは複数の不明なIPアドレスからの財団データベース対するアクセスです。この接続に対する不正は認められませんが、財団職員によるものでは無いことが確認されています。つまり、SCP-XXX-JPは正規のアクセスでありながら不正アクセスであると言えます。SCP-XXX-JPは今現在も増え続けており、これを止めることはできていません。
これらのアクセスは2009年4月頃より発生し、それより加速度的に増加し世界中のあらゆる場所から確認されていますが、一致するMACアドレスの機器はなく、たとえ一致してもその端末からのアクセス記録や痕跡は一切ありません。
SCP-XXX-JPが閲覧する財団データベースは極端にSCP報告書に偏っています。理由は不明ですが、SCP-173は特に飛び抜けたアクセス数を記録しています。一部財団職員の人事ファイルや、深刻なミーム汚染の可能性のある情報なども閲覧されています。しかし、情報の改竄などは行われていません。
SCP-XXX-JPの目的は不明です。アクセスに偏りはあるものの、SCP報告書はほぼすべてが閲覧されています。
財団はこのアクセスに対し、いくつかの危惧を抱いています。
・財団及びSCPの存在の発覚
・要注意団体への情報漏洩
・致命的ミーム汚染の拡散
これらは未だ発生していませんが、いずれ起こりえる可能性として、財団はSCP-XXX-JPを根絶する方法を職員より募集しています。
アイテム番号:SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:Euclid
特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPはサイト-81XXの専用収容室内に保管してください。SCP-XXX-JPに対する一切の接触は禁じられています。
収容室内に入る場合は3名以上のレベル4職員が同行し、互いを監視しSCP-XXX-JPに対する接触を防止してください。SCP-XXX-JPの開封や移送などには移送用ロボットを使用し、直接の接触を避けてください。
SCP-XXX-JPに接触した人間(SCP-XXX-JP-2)はただちに拘束し、SCP-XXX-JPの非活性化が確認されるまでサイト-81XX内の特殊独房にて生存状態を保ちつつ一切の行動とあらゆる接触を制限してください。脱走した場合は速やかに殺害してください。
SCP-XXX-JPの活性化を確認した場合、職員1名はSCP-XXX-JP-1の詳細を確認してください。ミーム汚染されていることも考慮し、内容をサイト-81XX専属情報部へ報告してください。サイト-81XX職員は敵対者との交戦に備えてください。要注意団体やSCPオブジェクト、または周囲の民間人の言行、移動、電話回線、インターネット回線を監視してください。特にサイト-81XXの半径200km圏内におけるあらゆる不審な出来事を報告してください。サイト-81XXフェンス内に侵入する者は拘束あるいは射殺し、拘束できた場合はサイト-81XX内の特殊独房で生存状態を保ちつつ一切の行動とあらゆる接触を制限してください。
拘束した人間は、SCP-XXX-JPが非活性状態となった後、尋問を行ってから相応の処置を行ってください。
SCP-XXX-JP-1を確認した職員には、脅威度に応じて無処置、A〜Cクラス記憶処理、あるいは安楽死処置を受けさせてください。
SCP-XXX-JP-2には過失の評価を行い、相応の処分を実行した後にSCPオブジェクト指定を解除してください。
説明:SCP-XXX-JPは、ゼロ・ハリバートン社製54×77×26cm6.3kgの一般的なアルミニウムスーツケースです。中に何もないと思われる状態(この状態を非活性状態とします)で人間が接触すると、内部に物体が発生します。これをSCP-XXX-JP-1と呼称し、この状態を活性状態とします。接触した人間をSCP-XXX-JP-2とします。
活性状態のSCP-XXX-JPは、
1.接触した人間に対して利害関係にある
2.SCP-XXX-JP-1を切望する
3.SCP-XXX-JP-1が他者の手にあることを不都合と考える
のいずれかに該当する人物あるいは組織に、何らかの形でSCP-XXX-JP-1が存在することを伝えます(以降、敵対者とします)。
通達が確認された後、敵対者はSCP-XXX-JPないしSCP-XXX-JP-1を奪取しようと図ります。また、奪取にあたりSCP-XXX-JP-2を中心とした騒動が発生します。数名の揉め事から大規模テロリズムまで様々ですが、どんなに荒唐無稽な出来事であっても、SCP-XXX-JP-2と敵対者の対立における過程にて矛盾なく発生します。
事態を放置した場合、SCP-XXX-JP-2と敵対者の対決の後、どちらかの勝敗で騒動は急速に終結します。SCP-XXX-JP-1は破壊あるいは行方不明になり、SCP-XXX-JPは非活性状態となります。非活性状態となったSCP-XXX-JPはしばらくの間は人間が触れても活性化しません。これを休眠期とします。休眠期は不定です。確認されるだけで185〜988日のばらつきがあります。接触が禁じられている現在では、休眠期の測定は不可能であることに留意してください。
年月日 |
SCP-XXX-JP-1 |
敵対組織 |
結果 |
2004年7月4日 |
アメリカ合衆国空軍保有の衛星兵器の制御コード |
CIA,FBI,NSA,GRU,FSB,日本公安 |
戦闘で工作員が数百人死亡。エージェントXXが最後に生き残った |
cell-content |
ルーデルの遺伝子情報 |
ロシア軍,ドイツ空軍,ネオナチ |
財団サイト-81XX要塞にて迎撃。 |
cell-content |
単結晶ダイヤモンド |
企業、暴力団、海外マフィア、警察 |
企業と警察には話がついたため、暴力団と海外マフィアをサイト-81XXに誘導、殲滅。 |
cell-content |
核爆弾(1kt相当) |
世界中の諜報組織がサイト-81XXに集結。 |
財団要塞の前で足止めをしている最中に各国上層部との交渉終了。 |
過去発生したSCP-XXX-JP-1
ロシアの超能力開発に関する極秘文書
未知の金属インゴット1kg
SCP-の報告書
SCP-
メタンフェタミン結晶5kg
聖杯
中二病患者のノート。誰かを犠牲にすれば事態が収まるような記述をすればそのとおりになる。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは旧炭鉱入口として偽装され、0.014mのSUS316ステンレス鋼板製扉に3個の鍵を設け封鎖します。周囲2mを鉄条網つき金網フェンスで囲い、有毒ガスが噴出する旨の看板を掲示します。金網フェンスの扉には南京錠に偽装した鍵で施錠します。すべての鍵は4人のBクラス職員が1つずつ保管してください。
SCP-XXX-JPに暴露したと思われる全ての人間は直ちにサイトXXXXに収容し、独房にて常時監視してください。
説明: SCP-XXX-JPは██県山中の旧炭鉱坑道内にある正体不明の物体、現象、領域などと考えられています。
この正体の記録を閲覧できる状態で残すあらゆる試みは失敗しています。これを記録・保存・閲覧するための提案は常に受け付けています。
SCP-XXX-JPに暴露された人間をSCP-XXX-JP-Aとします。SCP-XXX-JP-Aは、通常の精神状態ではSCP-XXX-JPの正体を絶対に明かしませんが自白剤等でSCP-XXX-JPの正体に関する記録(以下SCP-XXX-JP-B)を得られます。また、SCP-XXX-JP-Bを破壊しようと試みます。しかしSCP-XXX-JPへの未暴露者の侵入に関しては、義務や命令がない限り一切の妨害をしません。
何らかの手段でSCP-XXX-JPに関する記録を得られた場合でも、それを読んだ、あるいは聴いた人間もSCP-XXX-JP-Aと同様に記録の破壊を試みます。
現在、破壊を免れた唯一のSCP-XXX-JP-Bは財団サイトXXXXに保存されていますが、どのような媒体でどこに保存されているか知っているのは████に限定されます。████はSCP-XXXX-JP-Bの破壊を防ぐため、一時的な記憶処理「ど忘れ」を処置されます。また、O5評議会員のSCP-XXX-JP-A化を防ぐため、O5評議会員による視聴はどのような経緯があったとしても認められません。