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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██内の██博士の研究室にて厳重に固定された電子ロック式の金庫内に庫内の湿度が30%以下に保たれた状態で保管されます。実験時以外はSCP-XXX-JPに水分を近づけてはなりません。また██博士の許可無くSCP-XXX-JPを持ち出す行為は禁止されています。

説明: SCP-XXX-JPは”えのきの素 粒タイプ”と表記された紙製のパッケージ1内のチャック付きビニールパックに入れられた、直径15mm 厚さ5mm の茶色いタブレット状の物体です。パッケージには”50粒入り”と表記されていますが、SCP-XXX-JP発見の段階では12粒のみが残されていました。分析の結果、SCP-XXX-JPは97%がエノキタケ(Flammulina velutipes)由来の成分、残りの3%は不明な成分で構成されていることが判明しています。

SCP-XXX-JPを水が入った容器に投入すると、容器内の全ての水がエノキタケ2に変化します。エノキタケへの変化は極短時間で行わますが、水量が増えるに従い変化完了までの時間は長くなります。また、SCP-XXX-JPの影響は2つ以上の水に満たされた容器がパイプ等で繋がっていたとしてもSCP-XXX-JPが投入された側の容器内のみに留まります。SCP-XXX-JPの影響が1つの容器内に留まる原理は解明されていません。

補遺: 以下の実験はSCP-XXX-JP1粒によってエノキタケに変化する水量の限界値を調べる目的で行われました。

実験記録XXX-01 - 日付20██/██/██

担当者: ██博士

対象: ガラスコップ 水量300ml

実施方法: 対象を水で満たした状態でSCP-XXX-JPを1粒投入する。

結果: 投入後、約1秒で全ての水がエノキタケに変化した。

実験記録XXX-02 - 日付20██/██/██

対象: ポリプロピレン製バケツ 水量10L

実施方法: 実験記録XXX-01と同様

結果: 投入後、約2秒間で全ての水がエノキタケに変化した。

分析: すごい。予想以上の変化速度だ。変化させる水量にもまだ余裕がありそうだ。更に大きな容器で実験を行う。

実験記録XXX-03 - 日付20██/██/██

対象: アクリル製大型水槽 水量300L

実施方法: 実験記録XXX-01と同様

結果: 投入後、約3秒で全ての水がエノキタケに変化した。

分析: 素晴らしい。この量の水がこんなにも簡単に— もっと実験を重ねる必要がある。何か良い容器はないものか—

実験記録XXX-04 - 日付20██/██/██

対象: SCP-███-JP収容水槽 容量125,000L

実施方法: 実験記録XXX-01と同様

結果: ███博士が使用を拒否。実験中止。

分析: 全く—███博士はこの研究の重要さを理解していないようだ。だが、もっと良い場所を思い付いた。次はそこで実験を行う。

実験記録XXX-05 - 日付20██/██/██

対象: ███小学校 25mプール 水量270,000L

実施方法: 実験記録XXX-01と同様

結果: 投入後、5秒で全ての水がエノキタケに変化した。

分析: 信じられない。未だに限界が見えない— この実験にもってこいの素晴らしい実験地があることに気付いた。明日が楽しみだ。

実験記録XXX-06 - 日付20██/██/██

対象: ██県 ██湖 水量27,500,000,000,000L

実施方法: 実験記録XXX-01と同様

結果:

分析:

事案記録-XXX

実験記録XXX-06内で██博士によって行われた実験によって収容違反が引き起こされました。以下は実験当時の映像記録を文章化したものです。尚、不明な原因により音声は記録されていません。


後の調査で、██湖の水が完全に消失していることが確認されました。その際、██湖周辺また上空に異常な存在は確認できませんでした。それから██日を経て事態は終息に至りました。██博士の消息は現在不明です。

補遺2: 事案記録-XXXの発生以降、世界各地で”ドーナツ型の白い未確認飛行物体”や”エノキタケの雨”の目撃例が██件確認されており、調査が行われています。