RainyRaven

メタタイトル: 薄氷上の繁栄

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPへの進入路は、カバーストーリー「崖崩れ多発地帯」を適用し、一般人の立ち入りを禁止してください。SCP-XXX-JP-aとの接触はできる限り回避し、万が一遭遇した場合、直ちに避難してください。

説明: SCP-XXX-JPは特定の場所から進入可能な異常空間です。SCP-XXX-JPの入口は周囲の風景と同化しており目視による発見は困難ですが、通常世界とSCP-XXX-JP内部との無線による相互通信が行われる全ての機器類が正常に作動しないため、それらの機器を使用してSCP-XXX-JPの入口を発見することが可能です。

SCP-XXX-JP内部の始点は通常世界の風景と一致していますが、最終的には現代の大都市と酷似した区画に到達します。都市を構成する建材はいずれも未知の物質であり、極めて高い耐久性を保持しています。そのサンプルを採取する試みは成功していません。

SCP-XXX-JP-aはSCP-XXX-JP内部に居住している人型実体で、その総数は把握不可能です。SCP-XXX-JP-aは敵対的で、現在のところコミュニケーションに成功した記録はありません。しかしSCP-XXX-JP-aは高い知性を有しており、SCP-XXX-JPにおける科学技術などは通常世界とは比較にならないほど進歩しています。

補遺: SCP-XXX-JPは██県の██山中で民間人██氏によって発見されました。██氏は同行していた登山グループにその異常性を伝えましたが相手にされなかったため、警察に通報したことによって財団の注意を引きました。██氏に直ちに聞き取り調査を行い、Bクラス記憶処理を行い解放しました。この報告を受け、調査チームぽ-1(“スターダスト”)が派遣されました。この時発見された入口はSCP-XXX-JP-Aと呼称する。

ログ1-1:第一次調査 20██/██/██に4名(レッド、グリーン、イエロー、ブルー)を派遣。チームリーダーはレッド。武装及びGPS発信機、ヒューム値計測機を携行させた。

司令部: 通信良好。進入を開始してください。

レッド: 了解。進入を開始する。

ブルー: しっかし本当にあるのかねぇ…見た感じずっと山しかないな。

レッド: 問題地点はこの先か。特に何もないようだが。

グリーン: 今のところヒューム値に異常はありませんね。SCP-XXX-JPはヒューム値の異常ではないようです。

イエロー: おいグリーン、決めつけるのは良くないな。こういうモノに限ってとんでもないモノだったりするんだぞ。

5分ほど歩き続ける。突如、全員の無線に強烈なノイズが走る。

イエロー: うわっ!

グリーン: 何ですか今の!?

レッド: 落ち着け!通信状況の確認!司令部、応答願う!

司令部: 聞こえている。少々雑音が入っているが問題無いな。こちらの通信機器の異常では…

無線のノイズが徐々に大きくなっていく。数秒の内に通信はノイズで埋め尽くされる。

司令部: スターダスト、応答せよ!スターダスト!

(通信途絶)

この後、18時間に渡り通信が途絶しました。4名のGPSの位置情報は無線にノイズが発生した地点でいずれも停止していました。

ログ1-2:グリーンへのインタビュー記録 18時間後、調査チーム(“スターダスト”)隊員のグリーンからの連絡を受信しました。直ちに救出班が出動、グリーンとイエローを収容しましたが、イエローは収容直後に死亡しました。以下は司令部のあるサイト-81██にて行われたインタビューの記録です。収容時、グリーンはひどく動揺していたほか、全身に重傷を負っていたためインタビューは翌日に行われたものです。

██博士: 一体何があったのか、できる限り詳細に教えてください。

グリーン: 進んでたら大きな都市が見えたんです。知的存在との接触が予想されるから武器は仕舞っておけ、と隊長は武器をしまったんです。それに私たちは従いました。でも…彼らは私たちを見るやすぐに攻撃をしてきたんです。それは見たこともない武器でした。

██博士: その武器とは何だったのですか?

グリーン: 見た目は拳銃でした、でも出てきたのは鉛弾ではなく青白い半透明な球体だったんです。おそらく電気だと思うのですが、それに当たったブルーが一瞬で黒焦げになったんです。隊長はすぐに撤退指示を出して、入口の近くまで戻ったんですが、そこで今度は手榴弾を投げられました。私とイエローは逃げることができたのですが隊長は間に合わずに…(嗚咽を漏らす)

██博士に対し、インタビューは一時中断の指示が出される。

グリーン: すみません、取り乱してしまって…

██博士: 構いません。続行できそうですか?

グリーン: はい…。それで、爆発した手榴弾は増えたんです。

██博士: 増えた、とは?

グリーン: 文字通りです。爆煙から全く同じタイプの手榴弾がいくつも出てきたんです。それが3回連鎖したんですが結構な爆発範囲で、最終的にはおそらく15mくらいはあったんじゃないでしょうか…すると空から岩が降ってきたんです。上は青空で、近くに崩れてくるような崖もありませんでしたし。それで、その瓦礫がイエローに直撃して…なんとか背負って戻ってきたのですが…(再び嗚咽を漏らす)

██博士: これ以上有力な情報はなさそうです。インタビューを終了します。

後日、SCP-XXX-JP-A付近の地盤が陥没しているのが発見されました。その直径はおよそ15mほどで、SCP-XXX-JP内部で発生した爆発半径と一致しており、現在因果関係を調査中です。

映像ログ2-1:第二次探査 20██/██/██に調査チームぽ-2("ジェネシス")の3名(ゴールド、シルバー、クリスタル)を派遣。チームリーダーはシルバー。SCP-XXX-JP-A付近に簡易司令部を設置し、有線接続によるSCP-XXX-JP内部の撮影を行った。

00:00:00: 撮影開始。SCP-XXX-JP-A付近は通常世界の風景と一致している。

00:01:00: 第一次探査時の爆発地点と推測されるクレーターを発見。周囲に散乱した瓦礫のサンプルを回収。直径はおよそ15m。

00:01:20: 遠方に高層ビルのような建造物が映り始める。調査チームの周囲をドローンのような物体が飛行し始める。3機のうち、2機を撃墜。残る1機は都市の方向へ飛び去っていく。

00:03:00: SCP-XXX-JP-aの集団と遭遇、交戦開始。報告にあった拳銃のようなものと手榴弾で全員武装していた。

00:03:30: シルバーが死亡。ゴールド、クリスタルは散り散りになり、クリスタルは都市の方向へ逃走。ゴールドがSCP-XXX-JP-

アイテム番号:

オブジェクトクラス:

特別収容プロトコル:

説明:

補遺:

補遺2: