初手降参の砂箱
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アイテム番号: SCP-1140-JP

オブジェクトクラス: Euclid

SCP-1140-JP

SCP-1140-JP収容時に回収した写真

特別収容プロトコル: SCP-1140-JPはサイト-81██の1階にある防音壁に囲まれた室内の、厚さ2mの鉄板の上に設置してください。また、鉄板は3日に1度交換してください。SCP-1140-JPによる影響を避けるため、オブジェクト収容施設の地下にはどのような設備も設置してはいけません。

説明: SCP-1140-JPは、19██年に発売された████社製のアップライトピアノです。このピアノは午前9時から午後9時までの間に、毎日2時間程独りでに曲を演奏します。曲目は基本的にレクイエム「怒りの日」(モーツァルト作曲)が演奏されますが、「交響曲第九番」(ベートーヴェン作曲)を演奏することも確認されており、また演奏中に別の曲を流すとしばらく沈静化した後に、その曲目を真似ることも確認されています。

SCP-1140-JPが曲目を演奏すると、オブジェクトの底部が接している向いている方向にある無機物固体の密度が減少し、オブジェクトから約1m下に球形の空洞が発生します。オブジェクトが曲目を弾く度に空洞は下へと拡大し、結果的にオブジェクトの接している無機物は崩壊します。この空洞は無機物内に埋没している限り外部に対する微弱な反発力を持っており、それで自らにかかる圧力を軽減していると考えられています。曲調が激しければ激しいほど空洞の拡大は早まります。また、オブジェクトが有機物に接している場合は、その有機物が接している無機物に対して効果が発揮されます。この現象による大規模な破壊は、オブジェクトの底部に接する無機物を定期的に交換することで防止が可能です。また、密度減少分の物質の行方は不明です。

補遺1: SCP-1140-JPは20██年に██県の██山崩落時に、山小屋の瓦礫から無傷の状態で発見されました。オブジェクトの異常性によって山が崩れたと考えられます。また、同時に瓦礫からは複数の人骨と共通の文章が書かれた4枚の金属盤が見つかっています。収容時、オブジェクトには人間の血液が付着していました。

 補遺2: SCP-1140-JPは初めAnomalousアイテム「勝手に鳴るピアノ」としてサイト-81██に収容されていました。しかしこのオブジェクトの異常性によってサイト-81██の地下施設が崩壊、SCP-████等の収容違反を発生させ146人の犠牲者を出すこととなりました。この事件によってこのオブジェクトの危険性が発覚、AnomalousからEuclidにクラスが改められました。