初手降参の砂箱
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アイテム番号: SCP-1140-JP

オブジェクトクラス: Euclid Keter Safe

特別収容プロトコル: SCP-1140-JPは、常に光学迷彩を使用して外部からの発見を予防して下さい。地上の天文台がオブジェクトを発見したことが判明した場合は即座にAクラス記憶処理を施し、オブジェクトの情報が流出することを阻止してください。

説明: SCP-1140-JPは、宇宙空間の一座標上に静止 する していた小天体(SCP-1140-JP-2)と、そこに半ば埋没しているアップライトピアノ(SCP-1140-JP-1)で構成されるオブジェクトです。

SCP-1140-JP-2は、地球から60万km離れた場所に静止 する していた直径3kmの小天体です。無機物で構成されており、主成分は岩石と金属です。外部からのあらゆる干渉を受け付けず、移動、加工はいずれも不可能です。

SCP-1140-JP-1は、日本時間午前9時から午後9時までのどこかの2時間の間に、レクイエム「怒りの日」(モーツァルト作曲)、もしくは「交響曲第九番」(ベートーヴェン作曲)をひとりでに演奏します。宇宙空間であるために音は発生しませんが、SCP-1140-JP-1は空気中での演奏時と同等に振動していることが分かっています。SCP-1140-JP-1の材質は通常のアップライトピアノと変わりませんが、宇宙の環境に晒されても異変が生ずることはありません。

SCP-1140-JP-1が演奏を行うと、それが接地しているSCP-1140-JP-2の表面、及びSCP-1140-JP-1の地下部分の内部密度が減少し、減少した分の物質がSCP-1140-JP-2の反対側に固着する形で再出現することが分かっています。この異常性によって、SCP-1140-JP-2は少しずつ地球から離れています。

補遺:現在のペースでオブジェクトが地球から遠ざかり続ければ、2███年にはオブジェクトは現在地上に存在するあらゆる望遠鏡の観測範囲外まで離れると予測されています。オブジェクトが観測される恐れが無くなり次第、このオブジェクトのクラスはNeutralizedに変更される方針です。