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SCP-XXX-JP:コーション・コレクション

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-Aはオブジェクトを包囲する形で建造されているサイト-8135内部に常に留めてください。SCP-XXX-JP-Aの調査・偵察を専門として機動部隊ほ-11(“素早い斥候”)、SCP-XXX-JP-Bの鎮圧・収容を専門とする機動部隊ほ-12(“デストロイヤー”)を常駐させ、収容違反への対策を行ってください。サイト-8135のサイト責任者には、活動中で無いことを条件として機動部隊に対するサイト-8135への出動命令を発令する権限が与えられます。SCP-XXX-JP-A内部には、常時最低でも100台以上の監視カメラを稼働した状態にし、SCP-XXX-JP-Bが発見されていない場合も3時間に1度、機動部隊ほ-11による哨戒を行わせてください。SCP-XXX-JP-Bの存在が確認された場合、可能な限り発見した職員による速やかな確保・収容を行い、不可能であるならば機動部隊ほ-12を始めとする、サイト-8135に存在する機動部隊の出動を行ってください。SCP-XXX-JPの収容を維持することに対し大きな脅威となることが想定される場合に限り、SCP-XXX-JP-Bの積極的な破壊・無力化が許可されます。SCP-XXX-JP-Bの収容に成功した場合、サイト-8135にて最低3日以上の観察を行い、性質が判明した後に然るべき研究施設に移動させ、オブジェクトクラス・暫定的な収容プロトコルを記録した報告書を作成してください。██町は現在、半径1km以内への一般人の立ち入りを可能な限り排除されています。カバーストーリー「有毒ガスの発生」を流布してください。万一、財団外部の人間の立ち入りが確認された場合は速やかに確保し、必要に応じて記憶処理、或いは終了措置の適用が行われます。この際に流布するカバーストーリーは、研究主任および各機動部隊の隊長による合議によって決定されます。

説明: SCP-XXX-JPは、異常な性質を持つビル(以下SCP-XXX-JP-A)内部において、不定期な間隔で新たな異常存在(以下SCP-XXX-JP-B群)が発生する、一連の原理不明なプロセスの総称です。

SCP-XXX-JP-Aは、███県██町に存在しています。書類上は199█/08/15に商業ビルとして完成したとありますが、所有者となっている弥生 ██なる人物は、財団による追跡調査においても発見されていません。当時周辺地域に在住していた住民へのインタビューの結果、SCP-XXX-JP-Aの建設中に異常現象、異常存在は確認されていません。しかし、建設を請け負っていた企業名は現在まで不明のままです。SCP-XXX-JP-Aは破壊に対する強い耐性を持っており、現在の財団の技術では破壊は不可能です。SCP-XXX-JP-Aの内部には、外観から想定される広さを遥かに上回る空間が存在しており、異常空間が形成されていると予想されています。現時点、SCP-XXX-JP-A自体にはこの異常空間及び前述の耐性を除き、異常な性質を確認されていません。

SCP-XXX-JP-Bは、不定期な間隔でSCP-XXX-JP-A内部に発生する異常存在の総称です。現在までに██体の実体が確認されています。SCP-XXX-JP-Bに対してはSCP-XXX-JP-B群としてのオブジェクト番号の他、通常のオブジェクトと同様に個別の収容プロトコル、オブジェクトクラスが設定され、対象の研究・収容において最も適すると判断されたサイトに再収容されます。詳細は資料XXX-JPを参照してください。

資料XXX-JP:発見されたオブジェクトの報告書より抜粋

アイテム番号: SCP-XXX-JP-B-1

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-B-1はサイト-81██の専用収容ユニットに、施錠された箱の内部へ収容した状態で保管してください。SCP-XXX-JP-B-1を収容した箱の半径10m以内に、施錠状態を解除しうる物品を置かないようにしてください。

説明: SCP-XXX-JP-B-1は、異常な性質を持つチェーンソーです。電源コンセントが付属していますが、コンセントが接続されていない場合でも不明の動力を用いて起動することが可能です。

SCP-XXX-JP-B-1の付近、半径5m以内には常に人型の熱源(SCP-XXX-JP-B-1-1)が存在します。SCP-XXX-JP-B-1-1に対して財団の職員や機械などが接触することは不可能ですが、後述する性質からSCP-XXX-JP-B-1-1の側から接触した場合、物質に対して直接干渉を行う事が可能だと考えられています。

SCP-XXX-JP-B-1-1は、可能な限りSCP-XXX-JP-B-1を自身の手で所有していようと試みます。例としてSCP-XXX-JP-B-1が箱の内部に存在する場合、SCP-XXX-JP-B-1-1は箱を開封し、SCP-XXX-JP-B-1を取りだします。また、SCP-XXX-JP-B-1-1からSCP-XXX-JP-B-1を奪おうとした場合、SCP-XXX-JP-B-1-1はSCP-XXX-JP-B-1を振りまわすなどの行為により阻止しようと試みます。SCP-XXX-JP-B-1-1の身体能力は、これまでの記録から12歳前後の男児と同程度であることが判明しています。

実験記録XXX-JP-B-1-001 - 日付20██/04/12

対象: SCP-XXX-JP-B-1、以降の実験も特別に記載されていない限り同様。

実施方法: 施錠されていない箱の内部にSCP-XXX-JP-B-1を入れた状態で放置。

結果: SCP-XXX-JP-B-1-1により箱は開封され、SCP-XXX-JP-B-1が取りだされた。

実験記録XXX-JP-B-1-002 - 日付20██/04/12

実施方法: 施錠された箱の内部にSCP-XXX-JP-B-1を入れた状態で放置。

結果: SCP-XXX-JP-B-1-1は施錠を解除することが出来ず、箱の表面に引っかき傷を作り続けた。

実験記録XXX-JP-B-1-003 - 日付20██/04/13

実施方法: 施錠された箱の内部にSCP-XXX-JP-B-1を入れ、傍に鍵を置いた状態で放置。

結果: SCP-XXX-JP-B-1-1は鍵を用いて解錠、SCP-XXX-JP-B-1が取りだされた。

分析: SCP-XXX-JP-B-1-1には、少なくとも子供と同程度の知能はあるらしい。

実験記録XXX-JP-B-1-004 - 日付20██/04/14

実施方法: D-40589にSCP-XXX-JP-B-1を所持させ、絶対に離さないよう命令した状態で放置。

結果: SCP-XXX-JP-B-1-1はD-40589からSCP-XXX-JP-B-1を奪おうとするも、抵抗に遭い失敗。

補遺: SCP-XXX-JP-B-1は財団による発見時、東弊重工の社章が刻印された、施錠された箱の内部に収納されていました。鍵の部分はSCP-XXX-JP-B-1-1による多数の傷が確認されましたが、開封には成功していませんでした。


評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは性質上、収容を行うことができません。SCP-XXX-JPの発生が確認された場合、指定された地点へ可能な限りの数のエージェント、および機動部隊の出動を行ってください。財団のフロント企業は最低でも1つ以上、企業として機能した状態を保ってください。

説明: SCP-XXX-JPは、不規則な間隔で財団職員へ繋がる電話回線にかかってくる、日本国の環境事務次官を名乗る人物による連絡です。職員が受けることのできる機器である場合、それが財団の所有するものか否かを選ばないことが判明しています。

SCP-XXX-JPの自称する名称は発生時点での環境事務次官と一致しており、調査の結果SCP-XXX-JPと対象の人物の声質は一致していることも判明しています。また、通知欄に表示される番号は対象の利用する連絡手段のうちいずれかに一致しており、仮に財団側からこの番号にかけ直した場合は環境事務次官、或いはその補佐に当たる人物へと繋がることが確認されています。しかし、発生時点で対象の人物が通信機器の利用を不可能とする場合、或いは環境省へ潜入中のエージェントの証言により、通信機器が利用されていない場合でも、SCP-XXX-JPは発生する可能性を持ちます。前述のエージェントによる観察の結論として、該当の人物はSCP-XXX-JPの存在を認識していないようです。

SCP-XXX-JPは一方的な通話の後、通信を断絶します。職員による通話の引き延ばしの試みは、現時点まで全て失敗に終わっています。

SCP-XXX-JP発生時の通信記録:20██/██/██

「あー、環境事務次官の██だがね。██県の██市の辺りでちょっと厄介なもんが出てきて。うん、いつも通り君たちに全部任せるから。あ、失敗した場合は諸君でなんとかしてくれたまえ。じゃ、そういうことで」

SCP-XXX-JPは通話の中で、ほぼ毎回同様の定型文を利用して国内における異常存在の出現を通達します。これらの情報は現在のところ全てが正確なものですが、SCP-XXX-JPが伝えるのは常にその時点での出現地点であり、財団が到着した時点では対象が移動している可能性も存在します。

事件████-JP発生後の通信記録:20██/██/██

「ああ、すまんすまん。環境事務次官の██だが。ほら、例の件だけど。どうやらマスコミに嗅ぎつけられてしまったようでね、まあ言った通り、事後処理含めて諸君に任せるから。私のことは知らぬ存ぜぬで通してくれたまえ。じゃ、そういうことで」

SCP-XXX-JPの発生から出現したオブジェクトの収容までにおよそ48時間以上が経過していた場合、財団による処置の程度を問わず、異常存在により発生した被害は複数のマスメディアが認知することとなり、必ず報道が行われます。報道内容自体は隠蔽処置により一般的なものに変化させることが可能ですが、最終的に財団の所有するフロント企業のうち1つが、実際の行動に関わらず責任を問われる結果となります。

事件████-JP発生後の報道内容:20██/██/██

アナウンサー: 見てください、この荒れ果てた様子! ほんの少し前まで、緑豊かな公園だったと言って誰が信じられるでしょうか?

(画面が切り替わり、事件発生前の██市の映像となる)

ナレーション: これは半年前までの██市の様子だ。それが今では、豊かな緑などは跡形も無く、抉られた大地と放棄された重機ばかりに。

(画面が再び切りかわり、アナウンサーが登場)

アナウンサー: では、一体この██市に何があったのでしょう? 実はこれ、とある企業による開発の結果なんです!

(画面が三度切りかわり、財団のフロント企業である██商事の看板がモザイクの入った状態で映る)

(以下、██商事の行為が如何に非道かを中心として出処不明の参考データと地域住民1の証言をもとに語られ続ける)