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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは性質上、収容を行うことができません。SCP-XXX-JPの発生が確認された場合、指定された地点へ可能な限りの数のエージェント、および機動部隊の出動を行ってください。財団のフロント企業は最低でも1つ以上、企業として機能した状態を保ってください。

説明: SCP-XXX-JPは、不規則な間隔で財団職員へ繋がる電話回線にかかってくる、日本国の環境事務次官を名乗る人物による連絡です。職員が受けることのできる機器である場合、それが財団の所有するものか否かを選ばないことが判明しています。

SCP-XXX-JPの自称する名称は発生時点での環境事務次官と一致しており、調査の結果SCP-XXX-JPと対象の人物の声質は一致していることも判明しています。また、通知欄に表示される番号は対象の利用する連絡手段のうちいずれかに一致しており、仮に財団側からこの番号にかけ直した場合は環境事務次官、或いはその補佐に当たる人物へと繋がることが確認されています。しかし、発生時点で対象の人物が通信機器の利用を不可能とする場合、或いは環境省へ潜入中のエージェントの証言により、通信機器が利用されていない場合でも、SCP-XXX-JPは発生する可能性を持ちます。前述のエージェントによる観察の結論として、該当の人物はSCP-XXX-JPの存在を認識していないようです。

SCP-XXX-JPは一方的な通話の後、通信を断絶します。職員による通話の引き延ばしの試みは、現時点まで全て失敗に終わっています。

SCP-XXX-JP発生時の通信記録:20██/██/██

「あー、環境事務次官の██だがね。██県の██市の辺りでちょっと厄介なもんが出てきて。うん、いつも通り君たちに全部任せるから。あ、失敗した場合は諸君でなんとかしてくれたまえ。じゃ、そういうことで」

SCP-XXX-JPは通話の中で、ほぼ毎回同様の定型文を利用して国内における異常存在の出現を通達します。これらの情報は現在のところ全てが正確なものですが、SCP-XXX-JPが伝えるのは常にその時点での出現地点であり、財団が到着した時点では対象が移動している可能性も存在します。

事件████-JP発生後の通信記録:20██/██/██

「ああ、すまんすまん。環境事務次官の██だが。ほら、例の件だけど。どうやらマスコミに嗅ぎつけられてしまったようでね、まあ言った通り、事後処理含めて諸君に任せるから。私のことは知らぬ存ぜぬで通してくれたまえ。じゃ、そういうことで」

SCP-XXX-JPの発生から出現したオブジェクトの収容までにおよそ48時間以上が経過していた場合、財団による処置の程度を問わず、異常存在により発生した被害は複数のマスメディアが認知することとなり、必ず報道が行われます。報道内容自体は隠蔽処置により一般的なものに変化させることが可能ですが、最終的に財団の所有するフロント企業のうち1つが、実際の行動に関わらず責任を問われる結果となります。

事件████-JP発生後の報道内容:20██/██/██

アナウンサー: 見てください、この荒れ果てた様子! ほんの少し前まで、緑豊かな公園だったと言って誰が信じられるでしょうか?

(画面が切り替わり、事件発生前の██市の映像となる)

ナレーション: これは半年前までの██市の様子だ。それが今では、豊かな緑などは跡形も無く、抉られた大地と放棄された重機ばかりに。

(画面が再び切りかわり、アナウンサーが登場)

アナウンサー: では、一体この██市に何があったのでしょう? 実はこれ、とある企業による開発の結果なんです!

(画面が三度切りかわり、財団のフロント企業である██商事の看板がモザイクの入った状態で映る)

(以下、██商事の行為が如何に非道かを中心として出処不明の参考データと地域住民1の証言をもとに語られ続ける)