以下のSCPは黒河博士が研究しています
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPは現在サイト-██の1室で20cm×10cm×10cmの強化ガラスの水槽の中に収容されています。水槽は1日に1回Dクラスの職員が水槽を清掃し、水槽の水には必ず海水を使用してください。清掃の際、SCP-XXX-JPにはトングなどを使用し、直接触れないようしてください。
説明: このSCPは、SCP-XXX-JP-1とSCP-XXX-JP-2に分けられます。SCP-XXX-JP-1は一般的に白いイトマキ貝にとても類似しており、見た目に危険性はありません。SCP-XXX-JP-2は後に記述します。
SCP-XXX-JPの特異性はSCP-XXX-JPを手で触れた時に発揮されます。
SCP-XXX-JPは19██年、長野県内にて、「友人が急に倒れた」という通報によって財団の目にとまりました。その後目を覚ました被害者と被害者の友人を確保し、インタビューしたのち記憶処理を施しました。
インタビュー記録-SCP-XXX-JP
インタビュアー:██研究員 インタビュー対象:被害者の少年(少年A)、被害者の友人(少年B)
<録音開始>
██研究員:事件の時起きたことを詳しく教えてくれるかな?
少年B:えっと、僕と少年Aは学校から下校している途中でした。そしたら道の真ん中にあの貝殻が落ちていて、少年Aがそれを拾った瞬間に様子が変になって…
██研究員:拾った時のことを覚えている限り話してもらえるかな?
少年A:…あれを拾ったとき、俺は海岸の砂浜にいたんだ。
██研究員:砂浜?
少年A:そう。とても綺麗な海で周りには何もなかった。いや、ごめん。嘘をついた。一人女の人がいた。白いワンピースを着て麦わら帽子をかぶっている女性が一人。
██研究員:その女性に見覚えは?
少年A:ううん。初めて見た。顔も見えなかったし…
██研究員:そう…話を切ってごめんなさい。それでは、続きを話してもらえるかな。
少年A:女の人は俺に向かってほほ笑んだような気がした。そう感じたんだ。そうすると急に走り出して…俺もそれを追いかけなきゃいけないような気がして、走った。
██研究員:その時の少年Aの様子を教えてくれるかな?
少年B:はい。「ここどこだ?」とか「あんたは誰だ?」とか言っていたんですけど、急に「お、おい!」って叫ぶと走り出したんです。そういや、地面はアスファルトだったのに少し走りづらそうにしてましたね。
██研究員:そうですか。わかりました。それでは続きお願いします。
初年A:それで走っていると、急に女性の人が居なくなったんだ。消えるような感じかな?急に居なくなったもんだから周りを探すと手鏡が落ちていたんだ。
██研究員:これですね。コトンッと物を置くような音が聞こえる。
少年A:そう、これ。そして拾った瞬間頭が痛くなって…
██研究員:気絶…ですね。周りから見たとき少年Aが持っていた手鏡はどう見えましたか?
少年B:少年Aが物を拾う動作をした瞬間にもうすでに手の中にありました。
██研究員:なるほど。分かりました。ご協力ありがとうございました。<録音終了>
終了報告書:このSCP-XXX-JPによる深い被害はない模様。これ以上の聞き取りは不要と判断し、少年2名には記憶処理を施しました。 ― ██研究員
補遺: SCP-XXX-JPの出どころは不明で、SCP-XXX-JP-1とSCP-XXX-JP-2の関連性を捜査しています。
実験記録SCP-XXX-JP-1 - 20██/██/03
対象: Dクラス 1名
実施方法: 机の上に置いてあるSCP-XXX-JPを手に持つ
目的:SCP-XXX-JPの性質確認
結果: Dクラスは、周りを見回した後誰もいない場所へ手を振りました。手を振ったのち突然走り出し5分ほどたったのち急に物を拾う動作をし、気絶しました。一週間後、話を聞くと「SCP-XXX-JP-2が自分に向かって手を振っていた」、「こっちこっち」と手招きをしたと証言しました。
Dクラスが拾ったものは水色の女性用のサンダル片方で、誰かに使われた痕跡がありましたが誰が使っていたが分かっていません。
分析:SCP-XXX-JP-1内にある拾得物はSCP-XXX-JP-2の所持物と考え、研究に当たべきではないか? ― 黒河博士
実験記録SCP-XXX-JP-2 - 20██/██/16
対象: Dクラス 1名
実施方法: 体にGPS装置をつけ、机の上に置いてあるSCP-XXX-JPを手に持つ
目的:SCP-XXX-JPの位置調査
結果: DクラスがSCP-XXX-1が特異性を現したときにGPS装置を確認した際、GPSは現在のサイト内実験場を示していました。SCP-XXX-2の様子はDクラスの手を引き一緒に走り回ったと証言しています。
Dクラスが拾ったものは1975年代に発売されたカメラで、その時代にとられたであろう海の写真が取られていました。
分析:GPSは無駄だったが新たな結果を手に入れる事が出来た。これは大きな結果だね。 ― 黒河博士
実験記録SCP-XXX-JP-3 - 20██/██/17
対象: Dクラス 1名
実施方法: 机の上に置いてあるSCP-XXX-JPを手に持つ
目的: 拾得物の回収
結果: SCP-XXX-1内にDクラスが入った時、Dクラスが急に吹っ飛びました。その後10分に渡ってビンタをされたかのように顔が動きそのまま気絶しました。その後、Dクラス経歴を調べると強姦の経歴がありそれが原因ではないかと予測されています。
分析:回収は出来ないし、知りたくもない経歴は出るし散々な結果だ。 ― エージェント██
SCP-XXX-JP-2は過去の経歴などを感じる事が出来るのか?まぁ、同じ女性からしてみればざまぁないな。 ― 黒河博士
実験記録SCP-XXX-JP-4 - 20██/██/19
対象: Dクラス 2名
実施方法: Dクラス-1が机の上に置いてあるSCP-XXX-JPを手に持ち、Dクラス-2がそれを邪魔する
目的: 邪魔した時の行動を見る
結果: [削除済み]
分析:ふむ。私は初めて見たのだが彼女がSCP-XXX-JP-2かな?ま、今後一切行動を止めようなんて考えるのはやめよう。 ― 黒河博士
報告:この実験に関わったDクラス-2は死亡し、Dクラス-1は終了しました。Dクラス-1の後ろにいた女性のような姿をした謎の影の写真を過去に実験を受けたDクラスに見せたところ、SCP-XXX-JP-2だと証言し、この影はSCP-XXX-JP-2だと断定しました。
補遺:第2回実験で被験者はSCP-XXX-JP-2と会話をしていたことが明らかになりました。
会話の内容をここに記載しておきます。
被験者とSCP-XXX-JP-2との会話
被験者: 待って!待ってくれよ!急に手を引いて何なんだ!?
SCP-XXX-JP-2: …待てないわ!待っていたら私以外の物があなたを傷つけちゃう!
被験者: は?何を言って…
SCP-XXX-JP-2: あなたは私の大事な人に似ているの!もうあんな光景を見るのはいやよ!
被験者: すまない。話が見えてこないのだが…
SCP-XXX-JP-2: 気にしないで。これは私の自己満足みたいなものなのだから!
被験者: 気にするなって…
SCP-XXX-JP-2: もう何もしないまま死にたくないの!
この瞬間、彼女の姿が消え被験者はお守りを拾い、意識を失ったようです。
お守りには開運除災と書かれており、SCP-XXX-JPは災害と何かしらの関係性があるのではないかと見られています。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPはその特性上、直接目にしてはいけません。SCP-XXX-JPを取り扱う際黒河博士の監視のもと、厚めのゴーグルをを付けてください。SCP-XXX-JPは1×1×1mの透明な箱に中身が見えにくい袋に入れて収容し、武装した警備員2人を常駐させてください。
説明: SCP-XXX-JPは10cm×7cm×2㎝の大きさの雑誌です。表紙には猿が岩を破壊している絵が描かれています。SCP-XXX-JPの特異性はSCP-XXX-JPの直径2m以内で直接SCP-XXX-JPの表紙を見ることで発現します。直接SCP-XXX-JPを見た
補遺:
[SCPオブジェクトに関する補足情報]
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD
対象:
実施方法:
結果:
分析:
**アイテム番号:** SCP-XXX-JP
**オブジェクトクラス:** Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください)
**特別収容プロトコル:**
[SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]
**説明:**
[SCPオブジェクトの性質に関する記述]
**補遺:**
[SCPオブジェクトに関する補足情報]
__**実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD**__
> **対象:**
> **実施方法:**
> **結果:**
> **分析:**
[[collapsible show="+ テキストを表示" hide="- テキストを隠す"]]
[テキスト]
[[/collapsible]]
[テキスト]
名前:黒河悠 年齢:27歳 性別:女
セキュリティクリアランス:3
所在:サイト-56██内カフェの隣にある、黒河博士の研究室
職務:自分の担当しているSCPの研究、保護、管理
専門:生物学、心理学(自己流)、行動観察
経歴
彼女は元々、SCP財団にスカウトされるまで██大学の██博士の元で秘書として働いていました。██博士の専門は『生物の行動心理』というもので、彼女の現在の能力はそこで培われていたものと考えます。SCP財団は観察眼を持ちそれを冷静に分析し、解を出してくれるだろうとしスカウトに至りました。
黒河博士を説明するとして挙げられる点は、素晴らしい観察眼と自己流の心理学です。彼女の目の前でマジックを披露し、タネを当てられるかという実験が行われましたが、今だ見破られていないマジックはありません。その後マジシャンに分かりにくいやり方を教えるという、少しあべこべな状態が出来上がりました。
彼女の自己流の心理学は周りの人間からは何を言っているかわかりません。しかし、その者の心理状況をズバリと引き当てます。彼女がどこを見て判断しているか、その状態はどういうことなのか、いまだに研究が続けられています。
あら?あなた私の心理学を嘘くさいなと思っているでしょう?小指が反っているわよ? --黒河博士
身体的特徴
薄い紫がかった黒髪のショートカット
平らな胸部比較的に小さめの胸部
平均より高めの身長
整った顔
人物像
比較的に優しく、穏やかな性格。
だが、怒らせると何かしらの報復が待っているので下手に刺激しないほうがいい。