ppnxlの砂場
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8181内に設置した窓のない飼育室内で、他の生物とは隔離して収容を行います。給餌や室内の清掃などSCP-XXX-JPを視認する可能性がある業務は、12歳未満の職員のみが就くことを許可されます。12歳を超える職員はセキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可を得る必要があり、接触後に合計六時間以上のドッグセラピーを受けることを義務づけられます。SCP-XXX-JPの映像による記録およびその視聴には、セキュリティクリアランスレベル3以上の職員の許可が必要です。本報告所を含むすべての記録は周囲100m 以内に犬が侵入することができないよう、出入り口の直径を2m以下にする事が求められます。

説明: SCP-XXX-JPは、体長40cm、体重15kgの比較的狐に似た哺乳類の特徴を備えた一頭の動物です。毛皮は薄茶色の短くやや堅い毛に覆われており、尻尾は短く丸まっています。雑食性で、鋭い牙と高度な嗅覚をもつことが確認されています。収容には好意的であり、攻撃性は特にみられません。わずかながら、人の言葉を理解しているように見受けられる行動をとることがあり、一定の知性を有していると観察されます。

対象の第一の異常性は、12歳を越える人物(以降 SCP-XXX-JP-1) が、SCP-XXX-JP を目視した際に発現します。SCP-XXX-JPには犬らしき特徴がほぼ見受けられないにも関わらず、SCP-XXX-JP-1は対象を犬として認識します。SCP-XXX-JP-1は多くの場合非常に好意的に対象に接し、対象に特に意味の無い行動を指示しては頭を撫でるなどの行動を行います。

第二の異常性は、SCP-XXX-JP-1が犬の映像記録をみた際に発現します。SCP-XXX-JP-1は、犬を「非常に恐ろしい人類の敵」として認識し、犬に関する記録の子細な点を不自然だとして指摘するようになります。またこの事を積極的に他者へ伝達しようとする傾向がみられ、伝達された相手も稀に同様の症状を発症する弱いミーム的性質を持つことが確認されています。この症状は、実物の犬を視認した時点で完全に消失し、SCP-XXX-JP に関する記憶を失うことが判明しています。SCP-XXX-JP-1と同等の症状は、SCP-XXX-JPの映像記録を参照することによっても、稀に発症することが知られていますが、映像その他の記録も、犬に近づけることで破損し、意味のない情報へ変わり果てます。

一方で、SCP-XXX-JPは12歳以下の人間に対しては異常性を発揮しません。SCP-XXX-JPが狐や狸に似た未知の哺乳類
として接しようとし、犬としては認識しません。また、犬の認識が「非常に恐ろしい人類の敵」に変わることもなく、実物の犬を視認した後もSCP-XXX-JPの記憶を失うことはありません。

第三の異常性は、犬がSCP-XXX-JPの存在を視覚あるいは聴覚、あるいは共有感覚により察知した際に生じます。SCP-XXX-JPは犬の攻撃本能を呼び覚まさせ、自身を攻撃させる性質があります。SCP-XXX-JPは犬に対して強い恐怖心を感じる様子で、ひたすらに犬から逃げるための行動をとります。SCP-XXX-JPの収容に重大な問題が生じる可能性があるため、SCP-XXX-JPに犬を近づける試みは禁止されています。

補遺1:

SCP-XXX-JPは約11年前の20██年、サイト-8181内で実験動物として飼われている所を職員により発見された。既に記録は消失してしまっているが、その時点で生後1年程度だったとすると、12歳というの年齢はSCP-XXX-JP の年齢に一致している可能性がある。

補遺2:

日本生類研の施設跡から、SCP-XXX-JPに類似した哺乳類の写真が発見され、関連が疑われている。写真は額に入れられ、机の上に飾られた状態で発見された。収容されていないSCP-XXX-JPと同様の性質を持つ生物が存在する可能性があり、Euclidへのオブジェクトクラスの変更を申請する。