scp案 ガラスの靴
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは鍵の掛かった金庫に入っていなければならず、常に二人以上の武装した警備員に監視されていなければなりません。また、実験はエリア██でのみ許可されており、必ず隣に財団が経営する靴屋を配置した上で行って下さい。

説明: SCP-XXX-JPは女性用のガラス製の靴で、通常時のサイズは19cmです。

SCP-XXX-JPは15から19才の少女が午後10時から午後11時までの間に認識した際その異常性を発揮します。

SCP-XXX-JPを認識した少女(以下、SCP-XXX-JP-1)は唐突にSCP-XXX-JPを履きたいという衝動を覚え、履くためなら時には暴力的手段を用います。その時のSCP-XXX-JP-1の力は常人を上回るモノを発揮することが観測されています。この時点でSCP-XXX-JPのサイズはSCP-XXX-JP-1の足のサイズとなります。

SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JPを履くと半径██メートルに存在する人物(以下、SCP-XXX-JP-2)が役に当てがわれSCP-XXX-JP-1が考えるシンデレラのストーリーが展開されます。その際に何も無い空間にお城ができる等の現象が起こります。この時出てくる構造物等やSCP-XXX-JP-2に与えられた影響は午前0時になった瞬間にSCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-1と共に全て消失します。SCP-XXX-JP-2はその際の記憶を失い、なぜ自分がその場所にいるのか多少の混乱を見せます。

その後、消失したSCP-XXX-JPは消失した時点から最も近い靴屋に「貴女だけのシンデレラストーリーを!!」の謳い文句で販売されています。

補遺: SCP-XXX-JPは19██/█/█に██街にて連続少女失踪事件が起きたという話を聞きエージェント██によって発見・回収されました。当時SCP-XXX-JPが販売されていた靴屋の店主に、どこから仕入れたのか聞いても「昔から売っていた」としか返答しませんでした。その後店長にはAクラス記憶処理を施しました。