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リサイクルコンテスト!!!

タイトル「ハイパーストラクチャ」

yosh0123yosh0123のアイデア<ハイパーストラクチャ>を原案とします。

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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter(未定)

特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]

説明: SCP-XXXX-JPは全長400.8m、全高74.2メートル、推定重量27万トンの超巨大構造物です。SCP-XXX-JPは本来、フィリピン海海底で発見された由来不明の巨大船舶の艦橋部分でしたが、現在までのところSCP-XXX-JPを除く船体内部に異常性は確認されていません。SCP-XXX-JPは概ね鋼鉄製であり、一部に非異常な木材が使用されています。その材質に異常性はありません。SCP-XXX-JPは大きく分けて6つの区画に分かれており、それぞれの区画へは、各階層に二か所設置されている梯子を使用することで行き来が可能ですが、研究上の利便性に鑑みられタ結果、現在では6つの区画ごとに分解されています。

SCP-XXX-JPの主要な異常性は6つの区画ごとに異なります。便宜上、各階層を第一区画~第六区画と指定し、各階層の潜入調査が行われています。以下に示すのは、2020年7月2日現在までに行われた調査の結果明らかとなった、各階層の異常性の説明です。

第一区画: 巨大なセンサを除き、SCP-XXX-JPの最上部に位置し、SCP-XXX-JP第2区画正面から大きく突き出した箱型の区画です。底面を除く四方が厚いガラスで覆われており、内部から外部の状況を観察することが可能です。海底に放置され続けた影響によるものと思われるひびが各所に確認できますが、現在までのところ目立った損壊報告は挙がっていません。内部には計測機器、操作盤と思われる機会設備が多数存在していますが、そのいずれもが現在の地球上のあらゆる機器との互換性を持ちません。これら機器を再現する試みは失敗に終わっています。しかし、これら機器は現在でも正常に動作しており、その動力源は不明です。これら異常な機器類を除けば、当区画に異常性はありません。

第二区画: SCP-XXX-JP第3~6区画の前部を貫通する、最も厳重に装甲された楕円筒型の区画です。第一区画と隣接して存在しており、第5区画の出入口からのみ進入が可能でした。当区画へ通じる扉が厚さ540mmの気密ハッチであること、内部構造が第二次大戦期の戦闘艦の司令塔に類似していることなどから、1930年以降になってから建造されたと推測されていますが、正確な建造年日は判明していません。外壁両側面4か所に舷窓が設置されていますが、内部とは通じておらず、どのような理由からこれら舷窓が取り付けられたのかはわかっていません。第二区画内は由来不明の光源で隅々まで照らされています。第二区画はそれ自体が常に細かく振動しており、低周波帯の音波が発振されています。第二区画を中心に半径100kmに潜入したすべての大型船舶(潜水艦を含む、また戦闘能力の有無を問わず)は、当区画の内壁に、当区画からの距離や戦闘能力の有無などの情報を含んだ文字列とともに「影」のように映し出されます。この機能は現在の軍事センサーと同等かそれ以上の能力を有すると推測されています。

第三区画: 詳細不明。詳しい理由については補遺を参照してください。

第四区画: 多数の機器が設置されていた痕跡が残っているモノの、そのほとんどがなんらかの巨大な物理的作用によって引きはがされ、持ち出されたと推測される跡が諸所に確認されています。当区域内に設置されていた非異常なセンサ類は残っていますが、故障しています。当区域に特筆できる異常性は存在しませんが、便宜上ここを第4区画と呼称しています。

第五区画: 調査中につき執筆は控えます。—第五区画内部調査隊隊長 ”鞍馬”

SCP-XXX-JPが発見された当時行われた潜水による内部調査の報告と、上記の区画の異常性には齟齬が認められている点に注意してください。このことについての理由は不明ですが、有力とされるものに現実異変調査局が提出した仮説があります。

[前略]

潜水士らの発現には明らかな食い違いがあります。それは認めなければなりません。誰かが偽りの報告をしていないことは心理研究部門の複数回の心理鑑定によって明らかとなっています。個々の潜水士の証言の内容については別紙をご覧いただくことにして、ここからはなぜ現在明らかとなったSCP-XXX-JP内部の異常と、潜水士の ーそれも潜水士一人一人のー 証言について齟齬が発生しているのか、私共から仮説を提示する次第です。

私共が注目したのは、潜水士の多くが観測した内部のヒューム値の異常な変化、それに伴う内部空間の歪みです。これは現在のSCP-XXX-JP内部のいずれの場所でも報告されていない異常です。特筆すべき点として、この現実性の歪みは区画と区画の接合面に近いほどに強力であった点があげられます。区画と区画は不可解なことに、なんら現在の造船工学的な処置を一切施されておらず ーつまり区画間は何物にも繋がれていなかったー それなのに我々がSCP-XXX-JPを発見し、内部をあらかた調査し、分解し、引き揚げるまで、あの形状を完璧に保持していたことは、この文書を読んでいる皆様もご存じのことと思います。しかし、この不可解な結合は、財団が区画を1つ切り離そうとしたとたんにあっけなく解かれてしまいました。これもまた不可解です。

しかし、これら事実から私共はある結論に至りました。それは、潜水士が報告した異常は接合部にかけられていたなんらかの異常な作用によって引き起こされたものであり、それが解き放たれたことでそれら異常は失われ、本来もっていた異常性のみが残されたという説です。つまり、本来のSCP-XXX-JPの異常性は、各区画をすべて元通りに接合されたときに発現されるだろうということです。

上記、簡単ではありますが、私共の研究の結果を示させていただきました。以降は、より詳細な、SCP-XXX-JPの本来の異常性についての予想を述べさせていただき……

[以下略]

補遺1-SCPオブジェクト登録以前の歴史: SCP-XXX-JPの目撃情報として最古のものは1944年です。目撃者はすでに故人であり、正確な情報であるかは疑わしいとされていますが、目撃者の親族によれば「長門艦上からたしかに扶桑型戦艦に酷似する船をみた」と幾度も語っていたといいます。しかし、のちの調査で蒐集員が当時、「突如として出現する巨大戦艦」をはっきりと目撃し、記録していたことが判明したために、この証言の信ぴょう性の再評価が為されることとなりました。

現在以降、最初にSCP-XXX-JPを発見したのはポール・アレン率いる海底調査チームでした。同チームは2015年3月に戦艦「武蔵」を発見した後、フィリピン海周辺で海底調査を行っていました。同年5月末、チームは海底に存在する「軍艦の艦橋構造に類似する巨大構造物」を自立型無人潜水機AUVにより発見していました。チームは反復してAOVによる音響調査を対象の構造物に対して実施した後、遠隔操作型無人潜水機ROVを用いて対象の具体的な外観を観察しました。チームはフィリピン海域の調査を6月末に終了し、調査海域を北大西洋に移しました。当時、チームが蒐集した対象の構造物に関する情報はすべて、ポール・アレンによって完全に隠蔽されました。そのため、財団が対象の構造物、SCP-XXX-JPを発見したのは2016年8月の海洋性アノマリー調査の一環で偶然にも発見されるのを待つことになりました。ポール・アレンがこの情報を隠蔽した理由は、2016年12月に行われた当時の調査チームメンバーへのインタビューで明らかになりました。

率直に申しますと、あの巨大構造物はあの場にいた私たち全員を驚かせ、そして焦らせました。なぜなら、あの構造物、私たちはアンノウンと呼んでいましたが、それが明らかに私たちが知るどの国の軍艦とも異なっていたからです。形だけであったら、私たちがよく知る帝国海軍の戦艦「扶桑」および「山城」に酷似していたのですが、その大きさは人知を超えていました。あれほどまでの大きさの艦橋をもつ軍艦は、私たちが知る限りでは、存在しません。それがフィリピン海の底に鎮座している!
これは大スクープだと思いました。世界に発信すれば大反響間違いなしでした。だからこそ、私たちはあれの公表を控えました。あなた方も知っているでしょうが、私たちチームはたとえ軍艦を見つけても、それが具体的にどこにあったのかは公表しません。公表すれば、どこかの墓荒らしどもの餌になることは目に見えていたからです。
しかし、私たちのほかにも、あれを発見した団体がいたなんていうのは予想外でした。どうやって見つけたんです?いつから探してたのです?そもそも、あなた方はあれを知っていたんですか?

補遺2-SCP-XXX-JPの多元宇宙論的研究: SCP-XXX-JPの有力な起源として挙げられている仮説が「SCP-XXX-JPの異空間転移説」です。その根拠として、SCP-XXX-JPの底部にある局所的な捻じれに物理学的理由付けが行えないこと、SCP-XXX-JPがほとんど時間を掛けずに発見地点に出現していたことがほぼ確実であること、SCP-XXX-JP内から収集された文書にこの説を示唆する内容が含まれていること等が挙げられています。この仮説は2017年にScranton博士によって立証された「多元宇宙の非干渉性の破れ」を根拠として、何ら論理的矛盾を含むことなく証明することが可能となりました。

各支部主任研究者覚書: 結論として、SCP-XXX-JPはこことは違う、そしてこの宇宙と非常に密接した異空間で、何らかの巨大な衝撃を被り、その結果としてここに出現したということです。その異空間がどこにあるのかは、我々の知りえないことではありますが、この仮説が事実だとすれば、我々は多元宇宙に関する重要な研究材料を手に入れたことになります。-桑名博士

この仮説で重要なのは、SCP-XXX-JPの異常は破壊不能性と、乗組員の消息をつなげて説明することが出来る点です。発見されたとき、SCP-XXX-JP内には誰もいませんでした。ただ人がいた痕跡があるだけでした。しかし、外部からこの仮説が成り立つほどのエネルギーが加わったとなると、いくらSCP-XXX-JPが堅牢であっても、内部にいた人間はひとたまりもない。おそらく、乗組員は空間を転移する瞬間にはすでに内壁にとてつもない速度で衝突し、塵となっていたことでしょう。内壁をより詳しく分析することが出来れば、乗組員の残滓が検出されるはずです。-Friedmann博士

SCP-XXX-JPの最初の発見は2019年8月22日、ポール・アレン氏の調査チームによってなされました。チームは調査船「ペトレル」に乗船し、フィリピン海に沈没した軍艦の捜索のために自立型無人潜水機(AOV)による海底探査を行っていました。8月1日に回収されたAOVのデータを解析したところ、巨大な人工物が確認されました。この人工物は明らかに軍艦の形をしていましたが現在までに同チームが発見したどの艦より巨大でかつ、調査海域の沈没船に含まれていないことから、同チームは反復してAUVによる音波調査を実施しました。調査の結果、対象の人工物が少なくとも全長500m、鋼鉄製の戦艦であることが判明しました。軍事史において、対象の人工物と合致する戦艦は存在せず、またROVによる調査の結果、対象の人工物のどこにも所属国を示すマークが存在しなかったため、調査チームはこの対象の人工物を「正体不明の戦艦型超巨大構造物」としてメディアに発表しました。この情報を事前に把握していた財団は、発表直前にこの情報に関する報道を全て検閲しました。財団はただちに同海域に調査船を派遣し、対象の人工物の発見に至りました。

財団は対象の人工物の歴史的研究を行いましたが、どの文献にも対象の人工物を建造した記録は発見されませんでした。また、財団は対象の人工物の一部を引き揚げ、物理学的研究(主に耐久性の調査)、化学的研究(主に材質の調査)を行いましたが、その結果は対象の船体に経年劣化がほとんど見られず、建造が完了してから推定5年程度しかたっていないことを示すとともに、その耐久性にはなんら異常な点がないことを明らかにしました。財団の戦史研究部は対象の人工物付近の海底の形状を調査することで、対象の人工物がどこから流れてきて発見地点にまで辿り着いたか逆算的に解明できるという理論を考案しました。この考案は直ちに詳細な計画書にまとめられ、実行に移されました。

発見地点付近の海底の反復調査の結果、対象の人工物が瞬間的にその場所に出現したわけではないという証拠が発見されました。海底には明らかに対象の人工物が海流に漂い、海底と接触したことを示す痕跡が確認されました。また、発見地点より半径500km圏内には、対象の人工物由来と推測される破片が、発見地点より北東側に扇状に散在しており、対象の人工物が北東の海域より流れてきたことを示しました。

財団は、対象の人工物の内部調査のため、対象の人工物を分解し、引き揚げる計画を立てました。特に高さ推定70mの艦橋は第一優先調査対象に指定され、引き揚げが実行されました。艦橋部はその大きさから一度で全て引き上げるのは困難であるとされましたが、調査の結果主に6つの階層に分かれていることが判明したため、有人海底作業艇『最上』および『三隈』はこれら階層ごとに艦橋部を分解することで引き揚げることに成功しました。引き揚げられた艦橋部は主要な極秘船渠に一時的に移送され、その後階層ごとの内部調査が開始されました。このほか、主要な艤装の引き上げにも成功しましたが、船体の大部分は2020年7月2日現在も発見地点に留まっています。引き揚げの試みは予定されていません。

補遺2-艦橋の内部調査の記録:

補遺3-潜水士の証言: 20██日に潜水調査を行った潜水士██は、調査中にパラノイア的な症状を起こしたため医療施設へ移送されました。また、██が所属していたチームのメンバーの半分が、調査中、および調査終了後に同様のパラノイア的恐慌状態となり、残りのメンバーもなんらかの要因による精神摩耗の症状を発露しました。メンバー全員は治療を受け、すでに8割のメンバーが業務に復帰していますが、潜水士██は依然として極度の無気力状態を示しています。以下は治療開始から半年が経過した██へのインタビュー記録です。

██:

補遺4-区画3における調査の断片的な記録:

補遺5-区画5調査の途中経過報告書:

報告します。我々調査団は区画5内に侵入し、およそ1か月調査を続けましたが、結果的に我々はSCP-XXX-JPが明らかに異常な存在であることを確かめました。ここにはおそらくSCP-XXX-JPがまだ船として動いていたときに作られたあらゆる資料が置かれていました。また、この船の船長と推測される人物と、「艦隊司令部」と呼称される何者かとの交信記録を発見しました。

緊急連絡だ。こちら██。こちら██。至急応答願います。
こちら艦隊司令部。どうした?
先ほど攻撃を受けた部分から由来不明のガスが発生。船体に充満してきている。
その他の被害は?
あの一発のおかげで第三砲塔が吹き飛んで、大きな風穴があいた程度だ。ただこのガスは始末が悪いようだ。
其のガスは有毒なものなのか?
どうやらそうらしい。それを吸った船員がたちどころに発狂し、別の船員に危害を加え始めた。どれだけ吸えば頭がおかしくなるのかは分からないが、それは着弾の瞬間に起きた爆風にのって、瞬時に船内に充満してしまった。
そのガスの被害者は何人か?
わからない。1000は超えているだろう。やつらは今も艦橋以外の場所で跳梁跋扈している。数分前までまともだった彼らがどうしてこんな
落ち着け。敵の新型兵器か……ともかくこちらは貴艦の状況を把握したい。可能なら検査官を遣わすが。

あとはあの星の異常なまでの自浄能力が、この狂わされるなにかを完全に消してくれるだろう。我々はここを最期の地として、この忌まわしき侵略兵器の最期をともに過ごそうと思う。

我ら大艦隊に栄光あれ!

予定タグ
scp-jp リサイクル2019




1200文字tale掌編

「進水式」

「クラバウターマン」


使用画像クレジット

一枚目 自前


記事になるかもしれないアイディアたち

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81XXの、気温が常に23~25度に保たれる自然環境再現区画-04に収容されます。区画内環境整備以外の目的で収容区画へ入ることは禁止されています。整備を行う人員は収容区画へ入る前に身体検査を受けなければなりません。収容区画内の整備で使用する物品以外を持ち込むことは禁止されています。

未収用状態のSCP-XXX-JPの収容のため、渉外部門、諜報部門、物流部門、保安部門の共同捜索活動が行われています。収容施設外でSCP-XXX-JP-Aが出現する事態になった場合は航空機動部隊が出動し、SCP-XXX-JP-Aによる被害の拡大防止に努めます。

説明: SCP-XXX-JPは外見、及び遺伝子が二ホンミツバチ(Apis cerana japonica)と一致する異常生物群です。現在までの研究により、異常性を発現するのはメスの働きバチのみであり、オスのハチと女王バチは異常性を発現しないことが判明しています。SCP-XXX-JPの異常性は遺伝し、女王バチとなったSCP-XXX-JP個体は新たなるSCP-XXX-JPを生み出します。
SCP-XXX-JPの異常性は、SCP-XXX-JPの巣へスズメバチ亜科(Vespinae)に属する昆虫(報告書内では総括して“スズメバチ“と表記)が侵入したとき、または外部からの物理的接触により巣が破損したときに発現します。異常性が発現すると、SCP-XXX-JPは集団でスズメバチ、又は巣を破損させた対象を取り囲み、肉体に激甚的な変化をもたらします。変化したSCP-XXX-JPの肉体は金属光沢を帯びた灰色に変色し、鋼鉄と同程度の堅牢さを獲得します。そして、SCP-XXX-JP個体同氏は、変化した肉体を接合し合い、スズメバチ、又は巣を破損させた対象を中心とする巨大な構造物(SCP-XXX-JP-A)を作り出します。SCP-XXX-JP-Aの外見の種類は概ね軍事兵器と類似しています。現在までに拳銃型、ガトリングガン型、武装車両型、戦車型、駆逐艦型、戦艦型のSCP-XXX-JP-Aが確認されています。
SCP-XXX-JP-Aは排気口に該当する部分が欠如しているため、数分程度でSCP-XXX-JP-A内部の気温は50~60度程度になります。SCP-XXX-JP-Aは内部に閉じ込められたスズメバチ、又は巣を破損させた対象が死亡するまで暴れまわります。SCP-XXX-JPの変化は不可逆的であり、一度変化したSCP-XXX-JPは最終的に自信の硬化変形した肉体によって内臓が押しつぶされることで死亡します

SCP-XXX-JPは2017年6月27日に養蜂を営む民間人からの「飼っていたミツバチが鉄塊になった」という通報を受け、不審に思ったエージェントが現場に出向き、発見されました。収容作業中にSCP-XXX-JPの巣が一部欠損したことによりSCP-XXX-JP-Aが出現し█人の職員が負傷しましたが、ごく小規模な民間人への記憶処理とカバーストーリーの流布により問題なく収容が完了しました。その後の8月31日、Twitter上で「空飛ぶ船を見た」という内容の文章と画像が発見され、事実確認のために画像が撮影された場所まで派遣されたエージェントは日本生類総研の破壊された施設を発見しました。当該施設の存在は直ちに財団に報告され、施設内の捜索が行われました。その結果、未収用状態のSCP-XXX-JPが存在することが明らかになりました。周辺地域に在住する民間人への聞き取り調査の結果、████人がSCP-XXX-JP-Aを目撃していたことが判明しましたが、カバーストーリーの策定が困難であったため、周辺一帯への記憶処理剤の散布が行われました。

施設内の捜索の結果として、財団は複数の重要な未確認以上生物の情報を入手しました。しかし、大半の資料は削除されており、現在はそのバックアップデータの発見が情報部門により行われています。財団が回収したデータの中から、SCP‐XXX‐JPをめぐって日本生類総研と詳細不明の武装集団との間に抗争が発生していたことが明らかになっています。施設内にはSCP‐XXX‐JPの活性化以外の要因によってできたと思われる弾痕が複数発見されています。
 
施設に置かれていたSCP‐XXX‐JPの現在の居場所は判明していません。民間人の証言を基にした周辺区域の捜索は、複数の非異常なミツバチの巣を発見に留まりました。現在の最大の懸念材料として、詳細不明な武装集団がSCP‐XXX‐JPを獲得している可能性が指摘されています。回収されたデータ内では、日本生類総研がSCP‐XXX‐JPを軍事的に利用する案が提出されたのち、何者かに却下された痕跡が存在します。

監視カメラ映像の書き起こし

文書作成者注: 以下の書き起こし内容は施設内の複数の監視カメラ映像の継ぎ合わせたものです。映像内には、膨大な人数の日本生類総研構成員と、複数の未確認異常生物が認められました。しかし、今回はそれらすべてを文章化することはせず、SCP-XXX-JPと関連性のある部分のみを切り抜いています。完全な映像記録の閲覧を希望する方はサイト-8176の重要保管室を訪れてみてください。


日付: 2017/08/31


<閲覧開始>

<07:00>: 周囲を野花に囲まれた空間1の中心部にSCP-XXX-JPの存在を確認できます。1名の研究員がガラス越しにSCP-XXX-JPを観察しながら、3名の研究員が複数のメーターの値を見ています。巣からは数匹のSCP-XXX-JP-2が出入りしていますが、異常性は発現していません。

<07:10>: 巣から複数のSCP-XXX-JP-2が出てきて、警戒行動を始めます。それを見ている研究員は明らかに動揺しており、1人が室内電話を使い施設管理者と連絡を取っています。

<07:16>: 施設全体に警報が鳴り響き、非常事態を意味する警告ランプが点灯し、施設管理者が緊急事態宣言を発令します。研究者は個々、可能な限り武装し、全ての研究施設を幾つかの手順を飛ばして強制閉鎖します。しかしSCP-XXX-JPの研究施設だけは閉鎖されず、施設出入口が開放されます。このことにその場にいた研究員は驚いている様子を見せ、施設管理者と連絡を取っていた研究員は大声をあげて早急に施設を閉じるように抗議しています。しかしその意見は最期まで受け入れられないかったようです。

<07:18>: 複数の非武装の研究員が非常口を目指して走っています。SCP-XXX-JPの様子を傍で見ている研究員たちも退避しましたが、ただ1人の研究員だけがその場に残ります。残った研究員は先ほどまで施設管理者に抗議していた人物です。残った研究員は研究施設に入り、SCP-XXX-JPの巣に近づいていきます。

<07:20>: 非常口周辺が爆破され、3つの監視カメラが破壊され、少なくとも5名の研究員が死亡します。爆炎は消火装置によって消火されますが、煙の中から武装した集団が施設内に侵入します。全員が顔をガスマスクで覆っており、人物の特定はできていません。武装集団は廊下を進み、途中で逃げ遅れた研究員を射殺していきます。また、殺した研究員の所有物の中から何かのカードを取る様子が記録されています。

<07:28>: 武装集団は鉄製の扉の前に集まり、カードをスキャナーに通します。扉は電子的ビープ音を鳴らしながら横に開き、武装集団のうち5名がその中に入っていきます。室内には複数の監視カメラ映像が映し出されており、その中にSCP-XXX-JPの姿も確認できます。武装集団はまず、室内にいた研究員を瞬時に射殺し、映像に目を通しています。そしてSCP-XXX-JPが映っているテレビを指さすと、部屋を出て再び走り出します。

<07:35>: 武装集団がSCP-XXX-JPの研究施設前までたどり着きます。まずリーダーと思われる人物が部屋に入り、そこに6人が続きます。管理室、研究室には誰もいません。7人の武装集団は飼育室に入ります。室内にはSCP-XXX-JPと研究員が1人います。研究員は巣に銃口を突きつけています。武装集団が研究員を殺すより先に研究員は引き金を引き、巣に一発の銃弾が命中したように見えます。この瞬間、SCP-XXX-JP研究施設内を映す全ての映像が途絶えます。

<07:38>: SCP-XXX-JP研究施設の外で待機していた武装集団のうち2人が突如として出現した灰色の壁により押し潰され即死します。施設内にいる全ての武装集団は混乱している様子を示しています。灰色の壁は周囲の壁を破壊しながら徐々に移動しています。

<07:40>: 複数回の爆発音と破砕音の後、空が映し出される。

<閲覧終了>

補遺: 音声

概要: 以下は██:██にPoI-3333とPoI-6666の間で交わされた施設内通話の書き起こしです。


<閲覧開始>

PoI-3333: はい、こちら[編集済み]研究室。研究管理者██です。

PoI-6666: ██だ。突然で済まないが頼みたいことがある。

PoI-3333: ああ、はい。なんでしょうか?

PoI-6666: 君たちが研究している[編集済み]についてだが、今日より当研究施設の対攻撃用生物兵器として使用することが決定した。

PoI-3333: まだ[編集済み]は研究段階で、そのような利用が可能であるとは思えません。

PoI-6666: 承知の上だ。我々はあくまで外部からの攻撃を受けた際の緊急防壁として使用すると言っているのだ。[編集済み]は現在までの研究で既にその防御性能の高さと同時に敵対存在への殺傷能力の高さをも確認できている。それさえわかれば十分であると我々は判断した。

PoI-3333: しかし不安要素が多すぎます。第一に[編集済み]の能力が起動して、それが我々を護る盾になるほど頑強である保証がないこと、第二に[編集済み]の能力の起動は敵対存在への殺傷力を有するとともに我々への殺傷力をも持っていることです。

PoI-6666: それも承知している。しかし我々にはあれが必要だ。

PoI-3333: 私には理解しかねます。なにをそれほどに焦っているのですか?

PoI-6666: 敵は近くにいる。

<閲覧終了>


付記: 管理室から回収された情報によれば、この通信が行われる10分前に施設周辺に散在していた監視用昆虫型生物セキュリティからの電波が全て途絶えていたことが判明しています。

概要: 以下は██:██において[編集済み]研究室内の複数の監視カメラに記録されていた、PoI-3333と武装集団との会話、および現場の状況の書き起こしです。


<閲覧開始>

PoI-3333: あなた方が来ることはすでに知っていましたよ。

武装集団はPoI-3333に銃口を向ける。PoI-3333はSCP-XXXX-JPに拳銃を向けている。

PoI-3333: あなた方が少しでもその場から動けば、この場にいる生物は全て鉄の城に圧し潰されることになります。これは脅しではなく真実です。

武装集団はPoI-3333から銃口を向けたまま動かない。

PoI-3333: 今すぐこの施設から立ち去りなさい。

武装集団のうち5人が部屋から退出する。部屋に残る武装集団は3人である。

PoI-3333: あなたも、今の方々に倣ってここから出ていってください。

PoI-3333と最も近い距離にいる武装集団のうちの1人が銃を下ろし、後方で会話をしているように見える。PoI-3333は動揺している。

PoI-3333: 動くな!

武装集団はハンドサインと思われる動作をする。2人の武装集団が部屋から出る。残った1人の武装集団がマスクを外す。

武装集団-A: 交渉をしましょう。

PoI-3333: なんのですか?

武装集団-A: それの所有権についてです。

PoI-3333: あなた方にこの蜂を譲れということですか?

武装集団-A: その通りです。私たちにとって、それは非常に興味深い。あなた方がそれをこの灰色の施設に仕舞い込み続けるより、私たちはそれを使うことができる。もちろんタダでとは言いませんよ。抵抗しなければ、ですが。

PoI-3333: なにに利用するつもりですか?

武装集団-A: あなた方も分かっているでしょう?それの兵器としての有用性。半永久的に入手可能な鋼材。再利用可能な兵器の皮。それさえあれば、私たちは最高の軍を編成することができる。

PoI-3333: なぜこの時代にそんなことを。

武装集団-A: あなたには理解できないかもしれません。私たちとあなたたちは住んでいる世界が違う。しかし、あなた方が無用な介入をしなければ、私たちとの関係性はほとんどありません。そのため理解する必要もありません。

PoI-3333: それは重要なことでは。

武装集団-A: いいですか?この交渉が成功すれば互いにwin-winな結果になるのですよ。先ほども言いましたが、私たちはそれをタダで貰おうなどとは思っていません。それが行うことのできる仕事量を鑑みれば、あなた方には多大な資金がもたらされるでしょう!

部屋の出入り口から投げ入れられた閃光弾が炸裂し、部屋中が一時確認不能になる。PoI-3333の呻き声が聞こえる。

武装集団-A: 我々の礎となるのだ。

PoI-3333: ああ、眼が。くそ、離せ!

武装集団-A: 動くな。口を閉じろ。

PoI-3333は武装集団に囲まれ完全に拘束されている。

PoI-3333は口を押えられながらも呻いている。武装集団-AがPoI-3333を殴り気絶させる。

<閲覧終了>


付記: こののち、SCP-XXXX-JPは外部からの衝撃が加えられていないにも関わらず活性化した。その原因は明らかになっていない。

タグ(暫定)
scp-jp euclid 蜂 敵対性 集団意識 昆虫 軍事 群れ 毒性 乗り物 船舶 日本生類総研

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル:

説明:

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

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アイデアメモ

  • 動物が全部船に見えるようになる丸メガネ。お船すき歓喜。なんかいろいろな団体が組んで作った。
  • 駆逐艦「梨」の残滓。戦いは終わったが、やることは残されている。
  • えげつない数の監視カメラがうごめく廃墟ビル。
  • かつて財団が管理していた島。いつのまにか消息を絶っていたけど最近とつぜん見つかった。なんかやばそうな施設がある。職員もなんかやばくなってる。
  • 姿かたちを毎秒帰るロボットみたいなやつ。未来から飛ばされてきた。未来が変わって過去も変わってさあ大変。
  • 飛蚊症の上位互換。ゴジラみたいな巨大生物が常に視界に移る。すっごい精神的苦痛。しかも見えるやつの大きさがえげつない。星レベル。
  • 99個の風船。風船のなかにはいろいろなアイテムが入っている。どうみてもゴムが破けそうな危なっかしものも入ってる。でもなぜか壊れない。とあるヒトの思い出の結晶。
  • アメリカは実は日本の一部だったんだよ!っていうSCP。U・S・J
  • 艦隊総司令部の生誕を全力で祝いに来る大艦隊。いろいろな団体が関与している。
  • いくつかが反ミーム的特性をもっている図解。巨大な艦船の設計図。WW2中に完成する予定だったが、いろいろあって戦後に完成。デモンストレーションとしてアメリカの船一隻を消し去った、現実からも、過去からも。
  • 3本のビニールタイで構成された知性体。よく分からん方法でしゃぺる。各々が独立した意識を持っているが、しゃべるのは一本だけ。敵意とカはない。収容される以前に雑誌とかで手に入れた情報を変に解釈している。
  • へんてこな釣りをするおじさん。糸を垂らしてから数分で大物のがれきを吊り上げる。獲物はいつも釣り針の部分に転移するように出現する。独り身。強く生きろよ。
  • お寿司×軍艦という使い古されたダジャレ。軍艦注文すると現実の軍艦が消える。そして寿司屋の地下に転移する。船員は死ぬ。差別化頑張れ。
  • 音楽が伝染してみんなの口から楽器の音が鳴り響くようになる。しかし、それを見た人、聞いた人は違和感を持たない。音をまじかで聞いた人は高確率で音楽に伝染する。えもい感じにしたい。
  • モンハンのSCP。カセットから電波が放射されて、それを財団が受信。受信した電波からは特定の内容の文書が!
  • とある無人島の内部にある空洞に閉じ込められている数隻の軍艦。無線通信で何者かがやりとりを行っているが、それが誰か、船内のどこにいるのかは不明。
  • 船体と周囲の空間に境目がないが、それが間違いなく船舶であると認識される抽象概念的構造体。船の全長=この世界の大きさであり、全ての場所に停泊する。







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