SCP-XXX-JP 国民の血税
評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在、サイト-755の地下大型物保管庫に収容されています。SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPから切り離し、チタン製収納ケースに収納した後にサイト-249の危険物保管庫に保管してください。また、SCP-XXX-JP-1を稼働させる場合、クラス3以上の職員の許可を得てください。

説明: SCP-XXX-JPは198█年に北海道███島で発見されたT-34-85戦車の形状を模した車両です。発見時に内部に残されていた白骨死体の軍服や、各種装備の型式から、ソ連軍の北海道侵攻に使用された後、放棄されたものと推測されます。基礎構造は原型であるT-34-85戦車と同一のものであり、砲弾を使用した砲撃等も可能な事が実験より判明しています。ただし、一部が日本製パーツによって修理されていることが確認されています。
SCP-XXX-JPの特異性は人間がSCP-XXX-JP内部に存在する状態で、アクセルを踏み込んだ際に発現します。SCP-XXX-JPは一般的なT-34-85戦車が使用する燃料を必要としません。SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JPに搭乗している人間の血液を不明な原理により用いて走行します。

実験記録XXX-JP-3- 日付20██/10/08

対象:SCP-XXX-JP及びDクラス職員3名
実施方法:実験サイト内においてSCP-XXX-JPをDクラス職員3名に駆動させ、稼働実験を行う。
結果:10分21秒の駆動の後、内部のDクラス職員3名が貧血を訴えたために実験は一時中断された。Dクラス職員3名は検査の結果、19%から28%の血液が失われている事が判明した。また、SCP-XXX-JPのエンジン(SCP-XXX-JP-1と呼称)の燃料室から微量の血液が検出された。なお、血液のDNAを検査したところ、ロシア人とDクラス職員のものの他に、Dクラス職員以外の日本人のDNAも含まれていた。
分析:SCP-XXX-JPは燃料として血液を用いる事が判明した。しかし、血液の採集方法については不明であり(Dクラス職員3名はいずれも異常はなかったと証言した。)、更なる実験を要すると考える。

補遺: SCP-XXX-JP-1の燃費は内部の人間のSCP-XXX-JPを管理する組織への忠誠心によって変化することが確認されています。原理の調査は現在申請中です。

補遺2:ソ連崩壊時に開示された録音テープの一部にSCP-XXX-JPについての証言が発見されました。以下はその記録です。

対象: 元ソ連陸軍将校(匿名で応じていた。)
インタビュアー: 不明
<記録>
不明:…次に、北海道侵攻については何かご存知ですか?
将校:部隊長として参加していた。
不明:囚人部隊が条約違反を犯した疑いがありますが、それについては?
将校:確かに奴らの素行は劣悪なものだったが、北海道侵攻のときには問題は無くなっていた。
将校:上から特別な戦車が配置されてからはな。
不明:特別…?
将校:詳しいことは知らないが、囚人をその戦車に突っ込んで偵察をさせるだけで、勇敢かつ立派な兵士になって戻ってきた。
将校:全ての囚人部隊に配置された訳では無かったがな。
不明:その戦車は現在、どうなっていますか?
将校:分からない。おそらく記録にも残っていないだろう。
不明:分かりました。では次です。…
<記録終了>