Ouka1341
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 敷地内全域及び校舎全体を工事用フェンスで囲い、民間人の侵入と外部から直視されることを防いでください。また午後4時から午後6時の間は財団エージェント4名を配置し、侵入者がいないか敷地内の巡回を行わせます。もし侵入者を発見した場合は精神鑑定後、Bクラス記憶処理を行ってから解放してください。

現在SCP-XXX-JPの実験は全て禁止されています。詳しくは補遺を参照してください。

説明: SCP-XXX-JPは廃校となった██県██市立███小学校3階の6-4教室に出現する、動物の首に見える実体の総称です。午後4時から午後6時の間に扉から生えるように出現し消失するまでその場から移動することはありません。またSCP-XXX-JPは全て幼い子供が描いた絵のような姿をしており、実在する動物に見られない部位を有している、体色が本来と異なることが判明しています。

SCP-XXX-JPを直視した対象はどのような精神状態にも関わらず、酷い恐怖感を覚えると同時にSCP-XXX-JPから不明瞭な子供の声がする、視界内に子供の落書きが見える等の幻覚、幻聴の症状を訴え錯乱します。影響は映像越し、写真等では発現しません。

この症状はSCP-XXX-JPから目を離す、もしくは距離を置くことで解消されますが、SCP-XXX-JPを直視した状態で30分以上が経過していた場合は幻覚、幻聴の症状が残り、精神状態が徐々に悪化していきます。その過度なストレスによって不眠症、自律神経失調症等の精神疾患を患うことが確認されています。これらの症状はBクラス記憶処理と適切な薬剤投与を行うことで正常な精神状態に戻ります。

事案XXX-JP-1: Dクラス職員による実験中、対象が異なる反応を示しました。今回対象となったDクラス職員は今までの対象と違い、未成年であったことが関係していると見られます。以下は当時の映像記録です。

音声記録XXX-JP-20██/█/██

対象: D-3486。18才。

付記: 実験中は別室で待機している██研究員が無線で指示を行っています。

<再生開始>

D-3486:……あれ?

██研究員: D-3486、どうしましたか?

D-3486: いや…… 今何か言わなかった……ですか?

██研究員: いえ、何も喋っていませんよ。

D-3486: そうですか……気のせいかな、子供の声がしたような……。

██研究員: とりあえず6-4教室の方に向かってください。

D-3486: はい。うわっ、なんだよ、あれ……[10秒沈黙] ……え?何、うまく聞こえない。もう少しはっきりしゃべってくれ。

██研究員: どうしました?何か気づいたことがありましたか。

D-3486: ……ああ、なんだ。

██研究員: D-3486?

D-3486: なあ、お前……え?いや、俺は███くんじゃないよ……うん。そう、██1だよ。やだな、違うよ。うん、うん……。

[対象はSCP-XXX-JPと会話しているように独り言をつぶやき続ける]

██研究員: D-3486、応答してください!何が聞こえているのですか!

D-3486: [笑い声] そうだな、鬼ごっこがしたいな。ぼくが鬼?いいよそれで。遊ぼう、遊ぼうよ。

[対象が教室の扉に手をかける。全てのSCP-XXX-JPが笑うように首を揺らしているのが映る]

██研究員: D-3486!止まってください!D-3486!

[██研究員の呼び掛けも虚しく扉は開かれ、D-3486が中へ入る]

<再生終了>

終了報告書: SCP-XXX-JPが消失後、機動部隊員が教室内で倒れているD-3486を発見しました。確保から30分後、意識が戻ったD-3486に事情を聞いたところ"子供の声が聞こえた後の記憶が無い"と答えました。これ以上の情報は精神状態が非常に不安定なこともあり得ることができませんでした。また通常と同じくBクラス記憶処理を行うも効果が無いことも判明しました。このことにより定期的に鎮静剤を投与する必要があります。ー██研究員

事案XXX-JP-2: 実験から7日後の午後4時、D-3486が突如消失しました。取り付けられていたGPSの反応も消失しており捜索は絶望的です。唯一GPSとともに取り付けられていた盗聴器には消失直後と思われる音声が記録されていました。以下はその内容になります。

録音記録XXX-JP-20██/08/██

<再生開始,>

D-3486: あれ、どこだ、ここ。

D-3486: え、なんでお前らがここにいんの。は、学校?

D-3486: ああ、本当だ。ここって俺らの教室じゃん。てかさ……。

[3分ほどD-3486が何かと会話。ノイズが酷くなったため判別不可]

D-3486: は?なんだよ、うっとしいな、 あっちいけ!!……あっ [重量のある物が倒れる音]

D-3486: いや、今のはわざとじゃないんだ、わざとじゃ……。

[扉を開ける音と共に大人の怒鳴り声が聞こえ始める]

D-3486: 違う、違う。俺じゃない、██くんをいじめてなんかない[30秒間ノイズ] ごめんなさい、ごめんなさい!謝るから……。

D-3486: 待ってくれ!!俺だけじゃない!あいつ、███くんだっていじめてたんだ!嘘じゃない!!

[怒鳴り声]

D-3486: ██先生、許して。

[数回の殴打音]

D-3486: ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……。

[子供の笑い声]

D-3486: ああ……[酷いノイズ音のため省略] 首が。 

[30秒間のノイズ音]

子供の声: 遊ぼう、遊ぼうよ。あなたもずっと一緒に。

以下無音。

<再生終了>

補遺: