Ouka1341
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの完全な収容は不可能です。SCP-XXX-JPの出現が確認された場合、カバーストーリー"土砂崩れの発生"を流布して登山道を封鎖し、山頂に民間人が侵入することを防いでください。また、SCP-XXX-JPと接触した人間の救助は不可能な為、警察内部に潜入している財団職員と連絡を取り、遭難事故による死亡者として処理してください。

説明: SCP-XXX-JPは██県の██山に笠雲1が発生した際に出現するアオダイショウ(Elaphe climacophora) に類似した巨大な白い蛇です。赤い虹彩が特徴的で、胴の直径が約50mであることから全長は200mを超すと思われます。SCP-XXX-JPが出現すると同時に発生する霧には微量のアルコール成分が混じっていることが判明しております。

SCP-XXX-JPは通常雲の中に身を潜めていますが、特定の条件を満たした人間(以下対象) が山頂に現れた場合のみその姿を現します。SCP-XXX-JPがどのようにして条件を判別しているかは不明です。現在判明している条件は以下の通りです。

  • 精神的ストレスを抱えている。
  • 親しい人物、または親族を亡くしている。
  • 過去に後悔している事柄がある。

SCP-XXX-JPは対象がいる位置まで頭部を移動させると大きく口を開いた状態でその場に留まります。対象はSCP-XXX-JPが口を開いたのを認識するとSCP-XXX-JPに向かって移動を始めます。対象が口内に完全に入り込んだ段階でSCP-XXX-JPは飲み込む動作をし、その後消失します。対象の移動を阻止する、またはSCP-XXX-JP自体の行動を阻害する行為は不可解な現象2によって全て失敗に終わっています。飲み込まれた対象の行方については現在も不明です。

発見: SCP-XXX-JPは██山でSCP-███-JPの調査中に機動部隊員数名が実体と接触、2名が消失したことをきっかけに██山の詳しい調査を開始しました。その後、実体の存在を確認した為SCP-XXX-JPとして認定されました。以下は実体と最初に接触した機動部隊員のインタビュー記録です。

補遺: ██山麓にて、自殺した墨廼江すみのえ氏の遺書からSCP-XXX-JPと思われる記述と手書きの文書が見つかりました。また、墨廼江氏の家宅からは他にもSCP-XXX-JPに関連すると見られる研究資料が見つかっており、独自にSCP-XXX-JPと接触していた可能性があります。墨廼江氏は生物学の研究者でしたが、数年前に失踪しており、警察が捜索していました。以下は記述の抜粋と手書きの文書の内容になります。

記述XXX-JP

[前略]

私は雲の中にいる蛇を研究し続け、その性質を完全に理解した。しかし彼は私を飲み込んでくれない。
妻と息子を亡くし、何も無くなった私にはもうあの蛇しかいないのに。蛇は私を見ようともしなかった。笠雲ができた時には何度も何度も山頂に向かい、その時を待った。しかし蛇は現れなかった。
蛇は我々を救済してくれる存在じゃなかったのか?あのメモは嘘だったのか?私はもう生きることに疲れた、それなのに

[以下インクの滲みにより解読不能]

手書きの文書XXX-JP


お元気でですか。こちらはそろそろ土筆が頭を出す季節になりました。
そちらに大蛇が遊びに行ってると思います。とても臆病な子ですが、
誰かが悲しんでいたらその悲しみを飲み込んであげようとするとても優しく頼もしい仲間です。
どうか怖がらず仲良くしてあげてください。

              酩酊街より 愛を込めて

上記の点からSCP-XXX-JPは要注意団体"酩酊街"と関連性があると鑑みており、現在も調査を続行しています。