scp 記事下書きをまとめています

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-81██にある農園施設にて収容されています。オブジェクトに対して実験を行う場合は担当博士に連絡をしてください。

説明: SCP-XXXX-JPの外見はレタス(Lactuca sativa)です。対象は主にオブジェクト同士、又は人型の生物に対して談話を行います。SCP-XXXX-JPには周囲にある集団、施設についてテレパシーと思われる手段で情報の知覚を行いますが、実験によって職員の重要機密を探るほどの能力は無いことが確認されています。また後述する事案記録2を除いてSCP-XXXX-JPは積極的に相手の情報を詮索しようとはしません。対象が活性化する時間帯は午前10時から午後4時までの間です。対象の異常性は収穫した後に消失することが確認されています。声帯、性格、口調は基本的に8歳から12歳の子供と似ていますが、収穫期1週間前を境に急激に成長します。SCP-XXXX-JPは収穫間際において自身の調理法を職員に提案します。個体によっては生育してくれたことに対する謝辞、絶世の句、私はマヨネーズ派だったと述べる場合があります。調理後の内部からは口や脳に相当する器官が確認されていますが、摂取しても人体に影響はありません。また上記で述べたマヨネーズ派の個体をマヨネーズと合わせて食べた場合、味や栄養価が高くなることが博士自身の実験によって判明しています。

SCP-XXXX-JPは██県████村のN氏が所有する畑にて回収されました。発見した経緯はN氏自身のフェイスブック上で、変わったレタスを育成している旨を投稿していたことがきっかけです。財団スタッフ発見後のインタビューにおいて、N氏は知り合いから教えてもらったインターネット通販から購入した肥料を使用し、レタスに異常性が発現したとのことです。問題のサイトは閉鎖されていましたが、肥料の残りの成分などからはレタスに対して細胞を活性化させる成分が検出されています。またN氏やN氏の知り合い、通販サイトやフェイスブックにアクセスした人物にはクラスAの記憶処理が行われました。

補遺1: SCP-XXX-JPの談話の内容は大部分が当たり障りのないものです。しかし時として対象は周囲にある人物や施設に関して談義するケースがあります。情報源に関してのインタビューを行いましたが、オブジェクト自身も把握していないようです。以下の内容は対象が職員、サイトに関して言及した記録を抜粋したものです。
 

事案記録20███/6/██

テーマ: 担当であるs博士の髪がフサフサである理由

<録音再生開始>

オブジェクト1: すごいよね!あの歳までフサフサなんて憧れちゃうな〜。

オブジェクト2: 僕たちも収穫期には今よりも葉っぱを茂らせていたいね!

監視職員: アイツらは本当に平和的ですよね。見てると我々が何のために仕事をしてるのかわからなくなりますよ。

██博士: ああ、そうだな…。

監視職員: でもこちらを油断させるために演技をしているだけかもしれないですね。引き続き気を締めて取り組みましょう。

██博士: 演技だとしたら奴らは悪魔に近い存在だが…しかし、本当にただ無邪気なだけならオブジェクトの夢を壊さないよう、こちらも気をつけねば。

監視職員: はい?

██博士: 君もあと10…いや、ストレスが溜まる職務だから5年経てば世話になるはずだ。今からケアを怠ってはならんぞ。

監視職員: え?

<録音再生終了>

事案記録20███/7/██

テーマ: サイトスタッフ███が想いを寄せる、研究員に対してロマンチックな告白をするにはどうすればよいか

<録音再生開始>

██博士: これはいかん。サイトスタッフ███を読んでくれ。私が彼の後押しをしよう

監視職員a: 了解。

監視職員b: 待ってください、これはプライバシーの侵害ですよ!それに███さんもいずれは自分から告白するかもしれないじゃないですか!

██博士: あの奥手に限ってそれはありえん。いつ命を落とすかわからん職務に我々は従事しているのだぞ。互いが生きているうちにはっきりした方が、聞いたワシらにとっても後味は悪くなかろう。

監視職員b: た、確かにそうですけど…。

<録音再生終了>

後述: この事案の受けて、オブジェクトは自身に対して強い愛情を抱いた人物の思考を深く探る特性があると判明しました。サイトスタッフである███はSCP-XXX-JPの育成を担当しており、インタビューからオブジェクトに対して愛情を持って接していたことがわかりました。なおこの事案を受けて███は意中の研究員に告白し、二人は付き合うことになった際にSCP-XXX-JP達は「明日、春が来たら」を熱唱しました。

どうやら連中は我々に対して悪意を持っているわけではないようだ。季節はとっくに春を過ぎているがアイツらなりに祝福をしたかったのだろう。それはそれとしてSCP-XXX-JPが他にどんな歌を歌うのか実験してみるとする。初めは演歌から行う。
- ██博士

補遺2: この他にもSCP-XXX-JPはサイトの日替わりメニューの予想、職員に人気のスポーツは何か、サイト内でセクシーな下着を着用しているのは誰かなどを談議しました。現在までSCP-XXX-JPは財団に対して敵対行動をとっていませんが作成者、類似の商品が出回っていないか現在においても調査中です。

何故レタスに対して談義をさせるのか意図はつかめていません。しかしこれまでの記録を見るに我々に対して敵意を抱いている様子はありません。時折、私の時や██博士の下着について談義した時のようなハプニングはありますが、収容手順は今後も継続される予定です。オブジェクトが制作された目的についてですが、植物を知的生物にするための実験過程で生成されたものではないかと私は推測しています。
-█████研究員