Osienai4649

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閲覧は自由です。見るだけならタダですよ。

 

ん?SCP-5555-JPの閲覧許可証が欲しい?…構わないが…あのSCPは、閲覧後は記憶処理が義務化されている。それでもみたいのか?…そうか…ほら。これだ。ちゃんと記憶処理しておけよ。

 
 
 
 
 
                                  警告

このレポートは、閲覧制限がかけられています。セキュリティクリアランスレベル4以上の職員から閲覧許可証、レベル3以上のセキュリティクリアランスを提示してください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
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*記事閲覧に必要な必要な許可証とセキュリティクリアランスを確認。レポートを表示します。
 
 
 
 
アイテム番号: SCP-5555-JP(仮)

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-5555-JPは、実体を持たない現象であるため、収容は不可能とされています。SCP-5555-JPは、その異常性を記憶した人間、またはその周辺に発生するため、このレポートに閲覧制限をかけて、ある程度の収容としています。SCP-5555-JPの異常性を知る人間は、現在、クラーマー研究員とこのレポートをたった今読んでいる人間のみです。他に知る人間がいれば、収容違反として対象をAクラス記憶処理を行ってください。また、SCP-5555-JPによって発生したSCP-5555-JP-Aは、私物化、処分などの通常の物として使って構いません。
補足:このレポートは真の異常性を早期に発見できなかったため、「説明」の部分が不十分です。補遺、実験も含んで「説明」としてください。特別収容プロトコルは新しい文章であるため、安全です。

説明: SCP-5555-JPは静電気の放電、または静電気の発生自体に、直接関係する物を新しいSCiPに変化させます。これをSCP-5555-JP-Aとします。SCP-5555-JP-Aへの変化には条件がありますが、「近くに人間がいること」しか分かっておらず、他に条件があると推定しています。(後期の実験より。)SCP-5555-JPの例を記載します。

SCP-5555-JP-A-1 1年に一度、人間が視認していない時に1mm動くコップ型SCiP
SCP-5555-JP-A-2 保温効果がパーカーほどになったセーター型SCiP

このように、Anomalousアイテムに類似していますが、区別するため、オブジェクトクラスは総じて「Nutralizedに限りなく近いSafe」としています。現在確認、収容しているSCP-5555-JP-Aは、この2つのみです。
この2つのSCP-5555-JP-Aは、全て財団内で発現、発見、収容されました。発見したサイト82██の研究員の証言により、近くに人間がいた、人間が触った瞬間に発現した、ということがわかっています。証言を証明するために、実験を行いました。下記の実験記録をご覧ください。

    • _

    実験記録5555-JP-a-1 - 日付2016/12/13

    対象: ROOM21と内容物

    実施方法: サイト81██のROOM21(10m×10m×3mの実験施設)に周囲に静電気を発生させる装置と30体のぬいぐるみをランダムな位置に設置。装置を一か月間稼働し、その間、ROOM21は立入禁止とする。

    結果: すべてのぬいぐるみ、ROOM21、その空間、装置において、質量、体積、密度、引力、ミーム、物質改変能力、再生能力、自我の観点からみて異常なし。

    実験記録5555-JP-a-2 - 日付2017/01/16—

    対象: ROOM12と内容物

    実施方法: サイト81██のROOM12(人間が居住できる10m×10m×3mの実験施設)に周囲に静電気を発生させる装置と30体のぬいぐるみをランダムな位置に設置。加えて、Dクラス職員を3人住まわせる。Dクラスには積極的にぬいぐるみに触るように指示。装置を一か月間稼働し、その間、ROOM12は立入禁止とする。

    結果: Dクラス職員、ROOM12を加えて、実験記録5555-JP-a-1と変わらず。

    実験により、単に人がいて静電気が発生しているだけではSCP-5555-JPは発生しない、または発生しづらいことがわかりました。2つの可能性を考え、実験5555-JP-a-2はそのまま実行し、サイト82██の研究員にインタビューを続け、実験を重ねながら他の条件を探ります。

補遺1:2015/06/16私、ジェームズ博士がサイト81██のROOM12にある扉のドアノブに触れた際にSCP-5555-JPが発生しました。これにより、異常性を発言した扉は、SCP-5555-JP-A-3となりました。

SCp-5555-JP-A-3 あらゆる点から垂直に5cm異常近づくことができない扉型SCiP

収容のため、周りの壁からくりぬこうとしましたが、ある程度壁に傷をつけた時点で異常性は消失しました。ジェームズ博士とDクラスの違いは、SCP-5555-JPを知っているか否かです。この事件により、SCP-5555-JPの発生条件はSCP-5555-JPをある程度記憶している人間が近くにいる所で静電気が発生すること、だと仮定することができます。この仮定が事実かどうか確認するために実験を行いました。

    • _

    実験記録5555-JP-b-1 - 日付2017/02/01

    対象: ROOM12と内容物

    実施方法: サイト81██のROOM12に周囲に静電気を発生させる装置と30体のぬいぐるみをランダムな位置に設置。加えて、エージェントを3人住まわせる(チーム名:私は騙されない)。彼らはセキュリティクリアランスレベル2ほどの、SCP-5555-JPに関する情報以外の知識を有している。彼らには積極的にぬいぐるみに触るように指示。装置を一か月間稼働し、その間、ROOM12は立入禁止とする。

    結果: すべて異常なし。結果は実験5555-JP-a-1と同じになった。

    実験記録5555-JP-b-2 - 日付2017/03/11

    対象: ROOM12と内容物

    実施方法: サイト81██のROOM12に周囲に静電気を発生させる装置と30体のぬいぐるみをランダムな位置に設置。加えて、エージェントを3人住まわせる(チーム名:私は騙されない)。彼らにはSCP-5555-JPの存在だけを伝え、異常性は伝えない。彼らには積極的にぬいぐるみに触るように指示。装置を一か月間稼働し、その間、ROOM12は立入禁止とする。

    結果: 異常なし。

    実験記録5555-JP-b-3 - 日付2017/04/20

    対象: ROOM12と内容物

    実施方法: サイト81██のROOM12に周囲に静電気を発生させる装置と30体のぬいぐるみをランダムな位置に設置。加えて、エージェントを3人住まわせる(チーム名:私は騙されない)。彼らにはSCP-5555-JPの存在と異常性を伝える。彼らには積極的にぬいぐるみに触るように指示。装置を一か月間稼働し、その間、ROOM12は立入禁止とする。

    結果: 4体のぬいぐるみに異常性を確認。認識災害を持つ個体がいるため、それを代表として後の「特記」に記載する。

    実験記録5555-JP-b-4 - 日付2017/05/21

    対象: ROOM12と内容物

    実施方法: サイト81██のROOM12に周囲に静電気を発生させる装置と30体のぬいぐるみをランダムな位置に設置。加えて、エージェントを3人住まわせる(チーム名:私は騙されない)。彼らにはSCP-5555-JPに関する情報を実験当日までに分かっていることをすべて伝える。彼らには積極的にぬいぐるみに触るように指示。装置を一か月間稼働し、その間、ROOM12は立入禁止とする。

    結果: 30体のぬいぐるみ、1人のエージェント、静電気発生装置に異常性確認。エージェントを代表として「特記」に記載する。実験終了につき、残りのエージェント2人にはAクラス記憶処理を実行し、別の任務に異動させた。

    分析 SCP-5555-JPの明確な発動条件は、「静電気が発生すること」「SCP-5555-JPの異常性を認識していること」であることがわかりました。また、実験5555-JP-b-4より、認識している情報が多いほどSCP-5555-JPの発動の確立が上昇することがわかりました。

この実験を踏まえて、認識した情報量とSCP-5555-JPの発動の確率の関係について研究し、補遺2として提出します。
また、実験や研究の際に出現したSCP-5555-JP-Aは、記録を終えたら、自我を持つ、またはこれまでの実験結果とは違うイレギュラーである場合は、それぞれの異常性に応じて収容してください。その他に関しては私物化、処分をしてしまって構わないこととします。
 

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    SCP-5555-JP-A-6 実験5555-b-3で発生したSCP-5555-JP-Aです。見た目は認識災害を持つ不気味な日本人形です。SCP-5555-JP-A-6が写っている中継映像にだけ異常性を持ち、その映像を認識すると不気味に思わなくなります。以後、どのような形で認識しても異常性は続きます。
    SCP-5555-JP-A-37 実験5555-JP-b-4で発生した元エージェントのSCP-5555-JP-Aです。SCP-5555-JP-A-37は、あらゆる視界から外れることで、移動などの行動を認識することができなくなります。SCP-5555-JP-A-37が誰かの視界に入る、直接話しかける、肩をたたくなどの行動をした場合に限り、SCP-5555-JP-37の異常性は一時的に消滅します。この異常性は本人にインタビューすることで発見しました。

補遺2 2017年08月22日にスーパーセルが発生し、帰宅途中だったジェームズ博士が雷に打たれました。現在は私、クラーマー研究員が記録しています。ジェームズ博士は現在昏睡状態にあり、SCP-5555-JP-Aへ変化しているか確認が取れないため、サイト81██の特殊医務室に入院しています。6人のエージェントチーム「五感を疑え」が24時間体制で監視し、目を覚ましたら録音、軽いインタビューを行います。状況によって収容、回復した後に詳しいインタビューを行ってください。
 
 
██週間後、記録開始。
 

対象: ジェームズ博士

インタビュアー: エージェント(██ █、██歳 男)

<録音開始, [2017年██月██日]>

ジェームズ博士: 録音は始まったか?電池の残量は?

エージェント: 良好です。すべて問題ありません。

ジェームズ博士: よし。…話の主導権は君にあるわけだが、私からしゃべるぞ。まず結論から言わせてもらう。…私を終了してくれ。

エージェント: ……はい?それは貴方がSCP-5555-JP-Aであること意味していることは分かりました。ですが、なぜ終了までする必要があるのですか?

ジェームズ博士: 私は知りすぎたし、私は運が悪ったんだ。ここに配属それたことも。すべて。

エージェント: 反省は後です、博士。状況を報告してください。

インタビュアー: 私は複数の異常性を持ったSCP-5555-JP-Aだ。異常性は████████個ある。SCP-5555-JPを一番知っているのは私だし、それも雷だ。体にしばらく静電気が残ったからこうなったんだろう。しかもその2割はketerクラスだ。雷に打たれて死ななかったのは…そういえば…あの扉の事件の時、痛みが

エージェント: 貴方がどれほど危険がわかりました。あなたを終了させましょう。溺死でいいですか?

ジェームズ博士: あ、あぁ。なんで溺死でなければ死なないと分かったんだ?君はエスパーなのかい?

<録音終了>

 
インタビューの後、エージェントによってジェームズ博士は無力化されました。死体はサイト81██の中型水槽に安置されています。これにより、SCP-5555-JP-Aの異常性の強さはSCP-5555-JPの電圧、または電流の強さに比例することがわかりました。この事件は、あまりにも危険であるため、SCP-5555-JPの実験は中止します。また、オブジェクトクラスをketerに再分類、セキュリティクリアランスレベル3以下、及びO5の許可なしの閲覧を禁止、SCP-5555-JPに関する情報を研究員からEクラス記憶処理を行い、別の部署への異動を申請します。
 
オブジェクトクラスはEuclid、閲覧制限はレベル2以下、閲覧許可を出せるのはレベル4以上。研究員の異動は許可しますが、記憶処理はBクラスとします。また、クラーマー博士は例外として記憶処理せず、サイト████に隔離、監視してください。  ―O5-██

認識災害のSCPなら、起源があるはずなんだ。起源はどこだ?誰もこの違和感に気付かなかったのか?