織作作品サンドボックス

めだま・カンタービレ

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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは標準型人型収容室に収容され、入り口は常時2名の警備員が配備されます。SCP-XXX-JPは統合失調症を発症している為、月に1回財団所属の精神科医と心理カウンセラーによる面談及び投薬を行ってください。SCP-XXX-JPの異常性を実験にて確認する際は、対象に市販のカッターナイフ、はさみ、筆記用具、画用紙、平ゴム、ウレタン製ソフトシート、接着剤その他担当研究員の許可する範囲での装飾品を与え、SCP-XXX-JP-Aを作成させ、着用させた上で、Dクラス職員を使用して行ってください。この際、SCP-XXX-JP-B群の着用しているマスクを外させる行為は禁止されています。SCP-XXX-JP-1は自傷防止の為、ミトン状の手袋、手錠、鍵付きの呼吸と食事可能なステンレス製全頭マスクを着用させ、標準型人型収容室に隔離します。担当研究員が必要と判断した場合、四肢の拘束及び鎮静剤の投与を行います。

説明: SCP-XXX-JPは見た目3█歳の日本人女性です。戸籍、DNAに異常は認められませんでした。SCP-XXX-JPの異常性は、対象が手作りした顔面を85%覆い隠すマスク(以下、SCP-XXX-JP-Aと呼称)を着用した後に発現します。対象が出来上がったSCP-XXX-JP-Aを着用すると、対象はただちにこん睡状態に陥ります。5分後対象は起き上がり、筆記用具とメモになりうる物品に文章及び絵画を書き付け、それを終えると再びこん睡状態に陥ります。それらの文章及び絵画は調査結果現実に沿った内容になっているにもかかわらず、発現前には対象が知りえなかった事実も含んでおり、また、対象自身の絵画能力の低さにもかかわらず写実的に描かれています。

SCP-XXX-JP-A群1のリスト
日時 物品 メモ、絵画、その他
201█/██/██ カラスのマスク(A-1) 「おはよう、██2。私はあなた。今からすべきことはひとつ。[編集済]3に電話して、『自分が作ったマスクを着けたらこの電話番号にかけるように指示された。私を収容してほしい』と話すの」
201█/██/██ 白狐のマスク(A-2) 「気軽に我を模するとはうかつ。だがよい。日ノ本中には悪神に成り下がりし者、信ずる者のいなくなった者がごまんとおる。そなたはいかに?」
201█/██/██ インコのマスク(A-3) 「おねーちゃんも、おとーさんも、がんばってるよ、おかーさんをせめたらだめだよ。びょうきなんて、すきでなりたいわけじゃないもん」メモには他に、対象の父親の病気の10年後生存率、姉の店の1年分の売上高、母親の[編集済]が幼児の書いたイラストと共に書き付けてある
201█/██/██ 機械仕掛けのマスク(A-4) 「私達は会話をすることを望んでいる。君が眠っている間ならば、それが可能だろう」4メモには歯車で埋まった部屋が描かれている
201█/██/██ 狼のマスク(A-5) 「カラスのやつ、余計な事しやがって。ここには俺が嫌いなやつばかりだ。自由がない。まるで動物園だ」メモには対象が見たことのない動物の慰霊碑が写実的に描かれている。
201█/██/██ ふくろうのマスク(A-6) 「あなたは知識があればいいと思っているのでしょう?読み解く土台もまた必要です」収容室の出入り口の警備員の様子を眺めているイメージが写実的に描かれている

いずれのメモも、筆跡鑑定の結果、SCP-XXX-JPの筆跡との一致率は45.8~50.2%だった。

SCP-XXX-JPの収容時、以下のインタビューを行いました。

SCP-XXX-JP収容時に確保した他のマスクをSCP-XXX-JPに被らせたところ、何の異常行動も取らなかった為、意識は鮮明であったと考えられます。

収容後製作させたSCP-XXX-JP-A-4を装着した時に書かれたメモの内容を元に、Dクラス職員による睡眠実験を行いました。

実験記録XXX-JP-1 - 日付201█/██/██

対象: SCP-XXX-JP、D-201400(女性)、D-201401(女性)、D-201402(女性)

実施方法: SCP-XXX-JP-A-4を着用して就寝したSCP-XXX-JPの収容室にD-201400、両隣の収容室にD-201401、D-201402を配置して就寝させた。

結果: SCP-XXX-JPはベッドから起き上がり、机に向かいノートに書き込みをした後5分後に再びベッドに戻った。ノートには「これでは彼女が彼女達に気づかないから、次は一緒に眠る事を知らせて欲しい。機械仕掛けの男より」とチェコ語で書かれていた。D-201400、D-201401、D-201402の夢に特に異常は見られなかった。

分析: SCP-XXX-JPが認識していない場合、異常性が生じるわけではないらしい。

実験記録XXX-JP-2 - 日付201█/██/██

対象: SCP-XXX-JP、D-201400、D-201401、D-201402

実施方法: SCP-XXX-JP-A-4を着用したSCP-XXX-JPの収容室にD-201400、両隣の収容室にD-201401、D-201402を配置して、SCP-XXX-JPに3人の存在をはっきりと告げた後就寝させた。

結果: D-201400の入眠が確認されてから約10分後、SCP-XXX-JPとD-201400は上半身を傾け、互いに向かい合った形で会話を行い始めた。その時SCP-XXX-JPはチェコ語で、D-201400は日本語で会話をしている。翌日6時55分にSCP-XXX-JPはベッドから起き上がり、机に向かいノートに書き込みをした後5分後に意識を取り戻した。ノートには「遥かな夢の世界まで来てくれてありがとう、████5。次も是非きてもらいたい。機械仕掛けの男より」とチェコ語で書かれていた。SCP-XXX-JPにはこの文章を書いた記憶がなかった。D-201400の夢のみ異常性あり。詳しくはインタビュー記録XXX-JP-2参照。

分析: SCP-XXX-JPが認識し、なおかつ自分の部屋で寝ている状態であるという条件だと異常性が発生するらしい。

以下、夢に現れる人物をSCP-XXX-JP-Bと呼称し、今回SCP-XXX-JP-A-4で出現した対象はSCP-XXX-JP-B-4とします。また、SCP-XXX-JPの病歴の申告により、財団所属の精神科医と心理カウンセラーをつけられる事になりました。

実験記録XXX-JP-3 - 日付201█/██/██

対象: SCP-XXX-JP、D-201400

実施方法: SCP-XXX-JP-A-4を着用したSCP-XXX-JPとD-201400を実験室に配置して、就寝させた。

結果: D-201400の入眠が確認されてから約10分後、SCP-XXX-JPとD-201400は上半身を傾け、互いに向かい合った形で会話を行い始めた。その時SCP-XXX-JPはチェコ語で、D-201400は日本語で会話をしている。SCP-XXX-JPは翌日6時55分にベッドから起き上がり、机に向かいノートに書き込みをした後5分後に意識を取り戻した。ノートには「悲しい質問が繰り返されるが、君と話をするのは楽しいよ、████。機械仕掛けの男より」と書かれていた。SCP-XXX-JPにはこの文章を書いた記憶がなかった。SCP-XXX-JP-B-4の出現あり。詳しくはインタビュー記録XXX-JP-4参照。

分析: 夢に関する異常性は一度きりではないようだ。

実験記録XXX-JP-4 - 日付201█/██/██

対象: D-201400、D-201401

実施方法: SCP-XXX-JP-A-4を着用したD-201401とD-201400を実験室に配置して、就寝させた。

結果: D-201401がSCP-XXX-JP-A-4を着用しようとした時に「Neshoda」という幻聴が聞こえた為、D-201401が実験続行を拒否。実験を強行した結果D-201401の夢の中にSCP-XXX-JP-B-4の出現あり。詳しくはインタビュー記録XXX-JP-5参照。

分析: どうやら代替はできないらしい。

実験記録XXX-JP-5 - 日付201█/██/██

対象: SCP-XXX-JP、D-201400

実施方法: SCP-XXX-JP-A-1を着用したSCP-XXX-JPとD-201400を実験室に配置して、就寝させた。

結果: D-201400の入眠が確認されてから約10分後、SCP-XXX-JPとD-201400は上半身を傾け、互いに向かい合った形で会話を行い始めた。双方日本語で会話をしている。SCP-XXX-JPは翌日6時56分にベッドから起き上がり、机に向かいノートに書き込みをした後5分後に意識を取り戻した。ノートには「誰かが来てくれるのを待っていたの。ありがとう来てくれて。早智子より6」と書かれていた。SCP-XXX-JPにはこの文章を書いた記憶がなかった。D-201400の夢の中にSCP-XXX-JP-B-1の出現あり。詳しくはインタビュー記録XXX-JP-6参照。

実験記録XXX-JP-6 - 日付201█/██/██

対象: SCP-XXX-JP、D-201400

実施方法: SCP-XXX-JP-A-1を着用したSCP-XXX-JPとD-201400を実験室に配置して、就寝させた。

付記: D-201400に「SCP-XXX-JP-A群はどこから来たのか」「SCP-XXX-JP-Aの一部はSCP-XXX-JPの知らない事を知っている様子だが、どこで知りえた情報なのか」「SCP-XXX-JP-B群の目的は何なのか」を中心的に質問するように指示した。

結果: D-201400の入眠が確認されてから約10分後、SCP-XXX-JPとD-201400は上半身を傾け、互いに向かい合った形で会話を行い始めた。双方日本語で会話をしている。SCP-XXX-JPは翌日6時56分にベッドから起き上がり、机に向かいノートに書き込みをした後5分後に意識を取り戻した。ノートには「私達の由来はうまく言えないの。貴方達が胎児の時の記憶を忘れているのと同じで、私の記憶からも消えかかってるから。早智子より」と書かれていた。SCP-XXX-JPにはこの文章を書いた記憶がなかった。D-201400の夢の中にSCP-XXX-JP-B-1の出現あり。詳しくはインタビュー記録XXX-JP-7参照。

インシデント記録XXX-JP-1 - 日付201█/██/██

対象: SCP-XXX-JP、D-20████

実施方法: SCP-XXX-JP-A-3を着用したSCP-XXX-JPとD-20████を実験室に配置して、就寝させた。

付記: D-20████に「SCP-XXX-JP-B-3のマスクを外す」ように指示した。

結果: D-20████の入眠が確認されてから約10分後、SCP-XXX-JPとD-20████は上半身を傾け、互いに向かい合った形で会話を行い始めた。双方日本語で会話をしている。会話を始めてから35分後、SCP-XXX-JPは立ち上がりD-20████の首を絞め始めた。実験は中断され、SCP-XXX-JPに拘束具と鎮静剤の投与が行われた。SCP-XXX-JPの皮膚には無数の目のような物体が発生していたが、鎮静後徐々に消失。サンプルを採ることができたが、SCP-XXX-JPの皮膚組織と一致するものであった。D-20████は起床後、強い対人恐怖、被害妄想及び幻聴が見られるようになった。詳しくはインタビュー記録XXX-JP-█参照。