鯱のSCP下書き
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:Euclid Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-███に割り当てられた広さ5m×6mの防音対策済みのリビングに収容されます。SCP-XXX-JPへの接触は全て女性職員が担当し、男性職員はSCP-XXX-JPの半径18m以内への接近は禁じられます。SCP-XXX-JPが何かを要求した場合、危険性が無い物であれば許可されます。SCP-XXX-JPには常に「此処は孤児院の一室である」と思わせ続けてください。

説明: SCP-XXX-JPは現在、身長156cm、体重52kgの10代後半の日本人女性です。SCP-XXX-JP自体には如何なる異常性も見られず、鬱病の兆候があること以外は極めて普遍的な人間です。

SCP-XXX-JPは200█/██/██、対象が█歳の時に███県███市の児童施設で保護されました。彼女はそれまでに██組の夫婦あるいは家族に引き取られていましたが、それら全てが破局あるいは死亡しており、その如何なる要因もSCP-XXX-JPに関係するものが発端でした。その異常性に財団が目をつけた直後、SCP-XXX-JPを保護していた施設長が施設に居た児童含む全員を殺害、建物に火を放つという事件を起こしました。このことに対して施設長は警察に対し「私の娘を傷つけた。それを誰も咎めなかった。ならばこの結末は当然のもの」といった発言をしました。これらはこれまでのSCP-XXX-JPを引き取った全ての父親にも見られた言動であり、財団は対象に異常性があると認識し、SCP-XXX-JPは確保されました。

SCP-XXX-JPが自身の年齢よりも上の男性に向けて「父」を意味するあらゆる言葉を発した場合、その男性はSCP-XXX-JPを自身の娘であると認識します(以下、SCP-XXX-JP-2と呼称)。SCP-XXX-JP-2にはSCP-XXX-JPに対する深い愛情が芽生え、SCP-XXX-JPの要望をできうる限りで叶えようとします。また、実の自身の子供への反応が極端に薄くなる事も確認されています。この反応は文字を介してであれば起こらないことが判明しています。SCP-XXX-JP-2は同時に複数存在することができますが、SCP-XXX-JP-2同士の仲はあまり良くないようです。

SCP-XXX-JP自身はSCP-XXX-JP-2を「本当の父親ではないがよく構ってくれる人達」であると認識しています。

SCP-XXX-JP-2は如何なる場合であろうともSCP-XXX-JP に危害を加えようとせず、むしろSCP-XXX-JPを守るためであれば自身の命をも顧みない程でした。これらのことから、SCP-XXX-JPは相手の男性の認識を書き換え、自身を保護するように仕向けていると考えられています SCP-XXX-JP-2に対する取材で新たなことがわかりました。インタビューログを参照してください。

SCP-XXX-JPを引き取った██博士の研究室より、SCP-XXX-JPに使用される筈だった記憶処理剤がそのまま発見されました。現在██博士とSCP-XXX-JPの所在は判明しておりません。
██博士はかつてSCP-XXX-JPの影響下にあったことが判明しました。
SCP-XXX-JP-2の増加が懸念されます。
クラスをketerに変更し、両名を発見次第確保してください。