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SCP-XXX-JP(画像削除済み)

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Keter

特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPの担当職員は日本国内の交通機関の車両整備士として配属されます。整備士は側窓を規定日に点検し適宜指定されたコーティング剤にて補修してください。今後新規に導入される車両には財団が指定したガラスが使用され、SCP-XXX-JP発生は更に低減されると考えられています。SCP-XXX-JPに影響を受けたと判断された一般人は機動部隊い-28によってBクラス記憶処理を施されます。

現在SCP-XXX-JP、及びそれに類似する精神作用を持つオブジェクトの捜索及び収容が全世界の財団支部において継続して行われています。レベル2以上のセキュリティクリアランスを持つ全職員にSCP-XXX-JPとなりうる特徴に関しての情報が公開されているので適宜参照し、発見に努めてください。発見次第各サイトに定められたSCP-XXX-JP対策チームに報告してください。現在収容継続のコスト面を鑑みて即時の無効化処理が推奨されています。

説明: SCP-XXX-JPは██████線██駅██駅間を走る車両内で不規則に発生する現象です。この現象は車両内の窓から外部を見た人間に強い感動を与えるという形で発生し、以後影響を受けた人間は日常生活における小さな差異に強い関心、好奇心や感動を抱くようになります。この精神作用は通常一週間程度で自然に解消されますが、再度SCP-XXX-JPの影響を受けることで強まり、日常的に曝されることで注意散漫、過活動、衝動性といった形で表れる場合があります。

19██年頃から██████線近辺での不注意による交通事故や住民の異常行動が頻発し、財団はその存在を認知しました。重篤な影響を受けた利用者は確認されただけで███人です。この時試験的に施した記憶処理によりこの影響をほぼ取り除かれました。また側窓からの光をなんらかの手段で遮光することにより精神作用が無効化できることをエージェント██が発見し、収容の容易さと限定的な範囲からオブジェクトクラスはSafeに決定されました。

その後SCP-XXX-JPの担当となった██研究員の発案により追加の調査が行われ、約1ヶ月の継続調査で全国の交通機関において██████線で発生する現象ほど強い効用を持たないものの類似した現象が███件発見されました。

これを受け特別収容プロトコルを改定し、包括的な封じ込めが開始されました。

1年間の継続した特別収容プロトコルの実施により、遮光による無効化が可能なものは一部であり、視覚以外の五感による認識によっても精神作用を及ぼすオブジェクトの存在や、類似した精神作用を及ぼすオブジェクトが交通機関に限らず普遍的に存在することが確認されました。

O5評議会はSCP-XXX-JPのオブジェクトクラスをKeterに変更し、全世界の支部に調査と収容を目的とした対策チームを設置しました。

SCP-XXX-JP統括報告(一部抜粋)

20██/██/██
現在までに発見されたSCP-XXX-JPは既に膨大な数に及びますが職員の不断の努力により、人類がオブジェクトの影響にさらされる危険性は漸減していくと予想されています。

20██/██/██
一部の研究員からSCP-XXX-JPの収容を停止するべきという提言がありましたが却下されました。

2███/██/██
慢性的な自殺者の発生、高等教育の修了者の減少により職務に耐えうる人材の確保が急務となっていましたが、SCP-XXX-JPの発見及び無効化が自動化されたため、当オブジェクトに当たる人員を削減することが可能になりました。

2███/██/██
SCP-XXX-JPの封じ込めは未だ完了せず。
影響を受けた対象の反抗運動は断続的に続いている。

████/██/██
SCP-XXX-JPの封じ込めは完了した。
反抗運動は確認されない。