odd_rokuの手帳
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの外観や看板を財団フロント企業のオフィスに偽装したうえで、常に2名以上の保安部隊を配置し部外者の侵入を防いでください。

GPS機器とSCP-XXX-JP内の監視カメラを利用し、SCP-XXX-JP-Aが内部に留まっているか常時監視してください。SCP-XXX-JP-Aの消失及び再出現が確認された場合、GPS情報に基づいて回収部隊い-3("白足猫")が派遣されます。SCP-XXX-JP-Aに接触した人物には適切な記憶処理の後に解放してください。

説明: SCP-XXX-JPは██県██市内に存在する献血ルーム「ユビキタス」です。テナントビル「██████」の3階を借りる形で運営されていますが、地方自治体や日本赤十字社の記録上に存在していません。

過去に輸血あるいは臓器移植を受けた人間(以下「対象」)がSCP-XXX-JPを外観や看板から献血ルームであると認識した場合、「自分はSCP-XXX-JPに入室しなければならない」という精神影響を受けます。この影響は軽度のものであり、第三者による説得や影響を受けてから1時間以上SCP-XXX-JPを目視しないことで逃れることが可能です。また、対象ではない人間は他人に指摘されるまでSCP-XXX-JPの存在を極端に認識しなくなります。

SCP-XXX-JP内には常に4体の人型実体(以下「SCP-XXX-JP-A」)が存在しており、対象がSCP-XXX-JP内に侵入した場合のみ動き始めます。SCP-XXX-JP-Aはポリ塩化ビニル製の表皮と不特定多数の人間の血液によって構成され、顔や手足の末端が簡略化されています。しかし、対象への問診や採血など、意思疎通や作業を支障なく行います。対象は意思疎通の過程でSCP-XXX-JP-Aの声を知覚しますが、対象以外の人間や記録装置にはホワイトノイズとして知覚及び記録されます。

SCP-XXX-JPで一度でも献血を行った対象が200ml以上の出血を伴う怪我を負った場合、SCP-XXX-JP-Aの内の1体が該当する対象の下へと瞬間移動して治療を試みます。しかし、SCP-XXX-JP-Aが行う治療は自らの表皮と体内の血液を用いた止血と輸血のみです。治療後のSCP-XXX-JP-Aは全ての活動を停止し、異常性を失います。意図的な破壊によりSCP-XXX-JP-Aを活動停止状態にすることは可能ですが、瞬時に新たな個体がSCP-XXX-JP内に出現します。

SCP-XXX-JPは2011年に発見されました。ビルの所有者や周辺住民へのインタビューにより、2009年まではNPO団体[編集済]の拠点であったことが判明しています。[編集済]の主要メンバーであった4名は同年に交通事故により死亡し、臓器や皮膚などが██名の患者に移植されています。

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