O-92諸島の馬男

いまは1998年カノンの諸々の試作品を置いてるよ


1998年: ワルツの夜

ポーランドで発生した神格存在の出現事案はヴェールを捲り取り、これまで隠し通されてきた闇は白日の下に晒された。広がる混乱の最中、人類は新たな一歩を踏み出すことを余儀なくされている。

根幹記事



2001年: 合衆国の最も長い日

3年間の安寧は、3機の銀翼によって破られた。マンハッタンを異界に沈めた前代未聞の超常テロを前に、ヴェールなき世界の矛盾が顕わになる。9月11日を生き延びる、人々の戦いが始まった。

マンハッタン・クライシス

根幹記事




2006年: 大麻畑でつかまえて

2006年10月2日、コロンビアは堕ちた。彼らは注射器を片手に、軽妙な口調で安っぽい自由主義を語り続けた。不道徳を嗤うエンターテイナーショー、狭苦しい正常に生きる人々は今日も惑う。

根幹記事



2009年: 黄昏に沈む爪牙(仮題)

ヴェール崩壊後におけるパラヒューマンの社会進出が進む中で、彼らの姿は未だに珍しいものであった。しかし、2009年の日本で発生した奇蹄病事件で彼らは注目の的となった。だが、それは彼らの苦難の始まりでもあった。

根幹記事

Coming Soon…
(メモ: 奇蹄病をメインに据えた長編記事が制作途上にある)



2015年: プルス・ウルトラ(仮題)

2015年にバルセロナで発生した神格存在出現事件は、イスパニアの地と民に大きな傷痕を残した。認められないアニマリー権利、他国からの差別、夏鳥思想連盟からの攻撃……これは更なる前進を迫られた或る王国の記録。

根幹記事



2017年: 東京事変

東京都を中心とした南関東で同時多発的に発生した異常な現象群。そして引き起こされる東京の壊滅。被害は死者350万人以上、行方不明者600万人以上。それは26年間続く悪夢の始まりであり、日本の再生の起点でもあった。

根幹記事



2037年: 黎明に轟く咆哮(仮題)

スペイン新憲法公布、異常性保持者保護法改正、権利保証条約案協議開始。努力の末にようやく見えてきた夜明けは"ヒトであろうと足掻き続けたケモノ"に希望を与えた。だが、それは"憎悪で畜生に堕落したヒト"が追い詰められたことを意味していた。それでも、彼らは黎明に向け咆哮する。

根幹記事



2041年: 病院の窓から覗いた朝

悪疫疾患、障害増大、無明長夜。人々が「異常」の存在を認知した時人々もまた異常へと変化していった。それはパラテックの発展やより住みやすい世界を生み出したが、やはり良いことだけではなくマイナスの面もあった…。2041年に起きたサイト-81Q5現実崩壊事件を起点とした近未来の日本を描く話。

根幹記事



幕間

特定の歴史的事件に属するわけではないものの、'98カノンの世界観を採用/構成している記事。縁の下の力持ち。









O-92_MalletO-92_Malletのアドバイス:

  • 世界の変遷には必ず理由がある。

ヴェールが開け放たれた世界では正常と超常の垣根が低くなり、これまでの人類とは全く違う様々な存在が世界へと広がっていきます。我々の知る「ヒトのヒトによるヒトのための社会」が大きく変革を遂げる過程の中では、1998年カノンを代表する超常事件に留まらず、見知らぬ新たな友人たちとの細やかな軋轢もまた多く現れることでしょう。

貴方には大きく分けて二つの選択肢があります…一つは、近未来を生きる人々の心情にフォーカスし、超常との個人的な触れ合いに関する物語を紡ぐこと。もう一つは人々が築くより大きな社会体制に目を向け、彼らが超常社会の中で抱く感情の理由づけを行うことです。

1998年カノンのトーンとテーマの項を思い出してください。流線型にシルバーの理想的な近未来が舞台であったとしても、ある特定のワンシーンを切り取れば、そこには往々にして世界の裏面、陰惨な情景が広がっているものです。しかし、描かれているトーンの傾向としての正負に関係なく、それらのシーンには必ず「それが存在する理由」があることを意識してください。

毛皮を持つ友人はなぜ虐げられるのか?テロ組織が真に守り抜きたかったイデオロギーは何か?人類は何を基準に前進する方向を定めているのか?貴方にはそれらを自由に発見し、描き出す権利があります。

  • 「根幹記事」は広範な展開性を含むものを目指す。

「1998年」ハブ上の作品リストに導入されているシーズン制は、特定の大事件を直接的に描く「根幹記事」と、事件の周囲で発生する細かな物語たちに分類されます。根幹記事は文字通りシーズンの根幹となる記事で、その存在は人類社会の進む向きを規定するほどの甚大な影響を物語世界に与えます。

貴方が根幹記事の執筆に挑むのであれば、以下の要素のいずれかを含ませることを頭に入れておくと良いでしょう。

  • 多数の人物を登場させる。彼らはその時点の世界情勢から何らかの影響を受けており、その上に各自の意見と意志を築き上げている。そして、それらの人物の相互作用は新たな物語の種になる。
  • 独自の技術系統にフォーカスしてみる。そして、人類(財団だけではありません)がどのようにしてそれらの技術を開発し、世界の前進の一助としたかを考える。あるいは新技術に付随する様々な事故、副作用、あるいは癒着した利権の存在などに想いを馳せてみる。
  • 貴方がシーズンのトップバッターとして根幹記事を投稿する予定であれば、後続の著者が執筆しやすいように人物設定のいくつかは敢えて手を付けずに残しておいた上で、開示可能な部分を用いて人々の感情や世界趨勢を描く。逆にシーズンの総まとめとして根幹記事を投稿するなら、先駆者により投稿済みの記事群に目を通し、その中で特定の主題を用いた複数の記事を読み込み、それら全ての設定を成立させることが可能な事件のストーリーを組み上げる。

ちなみに、カノン設立から現在までに投稿された根幹記事は、概ね非常に「長い」です。しかしながらこれは「根幹記事は常に長大な文量を要求するものである」という意味ではないことに留意してください。重要なのはどのような事件が起こり、世界の考えがどのように変化したかです。

  • 超常社会の先進性とSCP世界の不条理さを両立する。

1998年カノンの作品も、SCP財団に投稿されることを忘れてはいけません。そう、「普通でないもの」を取り扱うクリーピーで不条理な作品群が集うSCP財団です。貴方が作ろうとしているものが、ほかのSFファンタジー作品投稿サイトでは代替し得ない独自の特色を持っているのであれば、SCP財団を利用する多くの読者たち(彼らは往々にして、一つのカノンよりももっと広い範囲の記事を読み歩きます)にとって貴方の作品はより魅力的に映ることでしょう。

このカノンでは「異常」は誰でも手に取れる身近な存在であり、それらに対する学問も大きく発展しています。しかし未だに、それらの完全な性質が解き明かされているわけではありません。異常が隠されていないことは、異常によって引き起こされる理不尽な物語のジャンルを狭めることを必ずしも意味しません。アプローチ方法は無数に存在します。貴方の作品が、1998年カノンの作品である以上に、SCP財団の作品として優れた見識を示すものになることを期待しています。