因幡博士の設計企画書

コーラ鉱山(仮題)

アイテム番号: SCP-1892-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1892-JPとして指定されている坑道の周辺2km以内の範囲をセクター-1892と指定し、カバーストーリー“土砂崩れの危険”を適用して封鎖します。SCP-1892-JP内部の探査実験は人的資源の喪失を伴うため、実施時はセキュリティクリアランス3以上の職員2名による許可が必要です。実験終了時に回収されるSCP-1892-JP-2は成分検査の実施後に消費することが認められています。

説明: SCP-1892-JPはアメリカ合衆国アーカンソー州の██████鉱山1の南西端から5kmの位置に存在する全長950mの廃坑道です。当該坑道は1973年に水晶の産出量低下を理由に放棄された記録が残っており、異常性が発現したのはそれ以降のいずれかの時点であると推測されます。

SCP-1892-JP内部には、木の板と鉄で製作されていると推測される手押しトロッコ(SCP-1892-JP-1と指定)が1台存在し、動力を持たないにもかかわらず自律して走行しています。SCP-1892-JP-1の型番は██████鉱山で現在も稼働中のトロッコのものと一致しています2。SCP-1892-JPの原型となった坑道の内部には全域にわたって仮設軌道が敷設され、山頂側の入口から山麓側の出口まで一方通行のトロッコが運用されていました。現在のSCP-1892-JPは本来の入口と出口の隣にそれぞれ一つずつの余分な坑口が存在しますが、その内部には掘削されていない岩盤が存在するのみです。しかし、本来の軌道を通じてSCP-1892-JP内を通過したSCP-1892-JP-1は出口側の余分な坑口に入り、内部の岩盤に接触した時点で消失します。その後、山頂側の余分な坑口から再出現してSCP-1892-JPの入口に戻ります。

通常時のSCP-1892-JP内部の探査、すなわちSCP-1892-JP-1に搭乗せず徒歩で進入して実施した探査や遠隔操縦ドローンを活用した探査などでは、SCP-1892-JP全域において廃坑道として矛盾のない光景のみが観察されます。

SCP-1892-JPの主要な異常性は、人間(以下、被験者)がSCP-1892-JP-1に搭乗した状態で山頂側の坑口から内部へ進入した際に発生します。被験者はSCP-1892-JP内部で多数の異常な空間を通過し、複数の危険な状況に遭遇します。この際、SCP-1892-JPの本来の全長は無視されているものと推測されるほか、SCP-1892-JP-1と異なる複数のトロッコの存在も確認されています。最終的に被験者が生存した状態でSCP-1892-JPの出口直前に到達した場合、何らかの要因でSCP-1892-JP-1から強制的に降車させられ、そのまま昏睡状態となります。この状態となった被験者の回収は成功していません。3

被験者が上記のようにして消失した場合、被験者が搭乗していたSCP-1892-JP-1が坑道出口から出現します。この時のSCP-1892-JP-1には、容量190mlのガラス瓶1本に満杯まで収められた褐色の液体(SCP-1892-JP-2と指定)が積載されています45。SCP-1892-JP-2の成分はコーラ飲料に酷似しており、出自以外の異常性を有しておらず、一般的な清涼飲料水と同様にして消費することが可能です。なお、SCP-1892-JP-2が回収されないままSCP-1892-JP-1が塞がった坑口に触れて消失した場合、それがSCP-1892-JP入口側に再出現した時に中のSCP-1892-JP-2は再出現しません。

補遺: 探査記録/1892-JPより抜粋


ペンディング中

※凍結中の記事ですがここからネタを持ち出していただいても大いに結構です