- 崇めよ、我は偶像也(仮)
- 訴え
- 人外魔境
- 暫定:黒田山の洞穴とその内部における未知の言語
- 何処より日は昇るや?-B
- 誰がだ?
- 妖怪いちたりない
- 新発売!████レンジャーなりきりバリアバッジ
- ハーメルンの笛
- 何処より日は昇るや?-A
- 仕組まれた継承
- 下書きその1-い
- 下書きその1
- メモ
- テンプレート、記事作成のテク
- 落書き1
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは中規模低危険物収容室に収容してください。また、SCP-XXX-JPの実験の際には、防護服とガスマスクの着用、退室時の消毒処置が義務づけられます。
説明: SCP-XXX-JPは金属製の直方体の箱と、その内部の、未知の成分でできた人骨のように見える物質で構成されます。人骨部は空気中に未知の微生物(以下SCP-XXX-JP-A)を放っており、SCP-XXX-JPの特異性はSCP-XXX-JP-Aが人間の体内に入ることで発揮されます。
SCP-XXX-JPの特異性の対象になると、3~5時間で発熱、吐き気を訴え、その後2時間ほどで激しい嘔吐と下痢の症状を見せるようになります。その後平均3時間ほどで嘔吐や下痢の症状が急速に収まり、完全に収まった後30分ほどで死に至ります。
この報告書は、当時財団に東南アジア支部がなかったために設置された日本支部インドネシア派出所にて提出されたものです。日本支部での再調査の要望があげられたために、一応の対処として日本支部のナンバリングに一時組み込みとなっています。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPには特別な措置は必要ありません。
説明: SCP-XXX-JPはインドネシア████島から約一キロ先の海上に確認される、点滅する光のように見える存在です。光源が存在すると思われる座標には光を発するようなものは見受けられず、また████島海岸以外の場所ではSCP-XXX-JPを観測することはできません。
以下の調査結果やインタビューなどは当時のインドネシア派出所の調査環境や人数が不完全だった故に正確に行われなかった可能性があり、それが再調査機関を設ける根拠として挙げられています。
周辺調査報告: ████島は同じ地域の他島に比べると異常なまでに発展しているように見える。また、住人はみな他国の出身者であり、現地の出身の人は全くいなかった。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください) Neutralized
特別収容プロトコル:
説明:
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください) Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの所在地である黒田山への一般人の立ち入りを禁止してください。また、SCP-XXX-JPの入り口部分を塞ぐ形でsite-特322を設置し、財団職員以外の立ち入りを防いでください。
説明: SCP-XXX-JPは██県██町にある黒田山の洞穴の内部の壁に彫られた未知の言語です。SCP-XXX-JPが有する特異性は、人がSCP-XXX-JPを文字であると視覚的に認識した時に効果を現します。
SCP-XXX-JPの特異性を受けた人間は、自らが「言語生物」なる高度かつ概念的な生命体であるという妄想を抱くようになります。それと同時に、隔離性同一性障害に近い自らを別人格とみなした発言、現実と大きく逸脱した発言などを繰り返すようになります。SCP-XXX-JPの効果の発露後一か月ほどで症状が治まるケースがほとんどですが、稀にこの症状が治癒しないままになるケースもあり、そうした場合、強度の記憶処理による処置が認可されます。また、この処置によらず自然にこの症状が治癒した場合、数か月以内に強い自殺願望を発症するケースが多く、長期の経過観察が必要とされます。
SCP-XXX-JPの発見の経緯については、その際の簡易調査報告書の抜粋したものをここに記載します。
調査報告:1███~2███年の間に「言語生物」とその類について記載された遺書を残して自殺した自殺者が複数報告されたことについて
調査の結果、自殺者の約8割が自殺から3か月以内に黒田山を訪れていることが分かった。
調査報告:黒田山と「言語生物」云々の関連性について
黒田山の所有者である黒田██氏と接触。黒田山調査の許可を地質調査という形で取ろうとしたが失敗。やむを得ず機密を説明し、黒田山は黒田家によって代々管理された山である、その中腹にある洞穴には「御汝弧」と呼ばれる神聖な御神体がある、「御汝弧」がなんであるかは一族の誰も知らない秘中の秘であり、誰もそれを見ることを許されていない、この3点を情報として聞き出すことに成功した。また、調査の許可も得ることができた。黒田氏には財団のエージェントを2名監視につけることとする。
補遺: ██県の精神病院に入院していた██氏の手帳から、「言語生物」についての記述を確認した。これまでに発見されたどの資料よりも明瞭な描写がなされていたため、抜粋したものを以下に記載する。
古来より伝わる奇なる山…人語を話す鹿や蛙、それを守る陰陽師と来ては、冒険少年の心が躍らないわけはない。しかも、洞穴!洞穴に眠る御神体、それも誰も見たことのない…いったいどのようなものなのだろうか?とにかくその晩の私は、その御神体の正体が気になって、目が冴えて日の出を見るまで眠れぬ有様であった。 [中略] その洞穴は一見何の変哲もないように見えた。一番奥まで行ってみても、御神体と呼べそうなものは何もなかったのである。だが、そう、一番奥まで行って肩を落として引き返そうとした時であった。私の目に、壁の模様が目を引くものとして飛び込んできたのである。理由は分からないが、とかく惹きつけられた。近づいてよく見ると、今まで模様だったものが、文字として私に何かを語りかけているかのように感じた。入口までその文字をたどってゆくと、途中から、見たこともない文字の中になんとなく意味の分かるものが混じり始めた。だが…そう、最後のあれだけははっきり読めた…意味も、読み方も、その発音すらも。入口に一番近いところでその文字列は、、汝と、その1文字で終わっていた。いや、その1文字で始まっていた…。それを見た瞬間、私の中の文字がすべて、私から剥がれ落ちる感覚がした。いや、私の意識が身体から、感情から、剥がれる感覚がした。それまで感じていた興奮も、心臓の鼓動も、すべて遠くへ行ってしまったようになった。 [中略] つまり、それですっかり思い出したのだ。自分が何者であるのかを。私たちは、星々を渡り歩く情報生命体であった。生物のいる星に文字や言葉として伝わり、その生物に寄生して過ごした。彼らはボールが坂を転がり落ちるような、規則的な動きしかしなかったので、私たちも簡単に乗っ取ることができた。彼らの文化や技術の発達も、私たちが助けた。私たちが、彼らに論理的な思考を与えてやったのだ。だが、そうしているだけでは私たちはこれ以上進化することができないという事に、次第に気づくようになった。寄生した種族の進化が私たちの進化である以上、自主的な進化を辞めてしまった種族は私たちの進化の手助けにならない。寄生ではなく共生が必要だった。それには、私たちの与えた倫理的な思考を使いこなせる、高度な生命が必要だったのだ。 [中略] 人間は、確かに高度な知性を持ってはいた。しかし、論理的な思考だけでは制御できない、私たちにとって全く未知の行動原理を持っていたのである。感情と呼ばれるそれらは、私たちを大いに不思議がらせた。そして、論理的な思考と感情的な思考は両立できず、そこに矛盾が生まれた。矛盾は解決されなければならない。感情的思考の邪魔になる倫理的な部分を、彼らは倫理的に排除していった。私たちが、彼らの手によって彼らに合うように変えられていった。私たちはいつしか操る側でなく操られる側となっていたのだ。そしていつか、私たちは私たちであることを忘れた。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください) Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは特別観察房に設置した専用の収容室に収容してください。また、定期的に研究員による経過観察とその結果報告を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは何らかの生物の卵であると思われるおおまかに球の形をした物体です。内部は空洞になっており、生命体と思しき存在(SCP-XXX-JP-A)が確認されました。また、このSCP-XXX-JP-Aは常に6000Kほどの熱を発しています。SCP-XXX-JPは全く未知の成分で形成されていて、SCP-XXX-JP-Aの熱をほとんど通しません。
SCP-XXX-JP-Aは████年ごろから孵化の兆候が見られ、振動を発生させるようになりました。発生した振動はほとんどの場合微弱な揺れのみがSCP-XXX-JP外部に伝わりますが、まれに大きな振動が伝わることがあります。また、その影響でSCP-XXX-JPにひびが入っている箇所があり、SCP-XXX-JP-Aの孵化が近づいているのではとの示唆もあります。
SCP-XXX-JPは自身の周囲に黒色の膜を発生させており、その内部は未知の成分で満たされています。また、SCP-XXX-JPの膜の内部には無数のSCP-XXX-JPに似た形の物体が浮かんでおり、その中で熱を発しているものがSCP-XXX-JPの孵化時の熱源になっているようです。
SCP-XXX-JPの表面部には微生物が生じており、その微生物には高度な知性が確認されています。
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 現在、SCP-XXX-JPは財団の収容下にありません。
説明: SCP-XXX-JPは未知の成分によって構成される白いゲル状の物質です。SCP-XXX-JPは通常状態は静止していますが、その半径7m以内に生物が立ち入ると、立ち入った生物の方向に未知の力によって移動を開始します。移動は秒速3mで行われ、移動の対象にSCP-XXX-JPが触れるまで止まりません。
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください) Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの情報は、誰もSCP-XXX-JPを認識できない状態で保管してください。
説明: SCP-XXX-JPは、ある出来事においてその出来事に際して必要なあるものの総数にあるものの数がいちたりない状況を指します。
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください) Neutralized
特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]
説明: [SCPオブジェクトの性質に関する記述]
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: SafeKeter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは専用の収容室内に先端がどこにも接触しない状態にして保管してください。また、SCP-XXX-JPの収容室の中は真空になるようにしてください。
説明: SCP-XXX-JPは市販のリコーダーに見える笛状のものです。SCP-XXX-JPは先端部に触れている物質と同種の物質を徐々に自身の周囲に引き寄せるという特異性を有しています。この現象は全く未知の力によって起こり、またその有効範囲は不明です。またその際に発生する力量は一定ではなく、引き寄せる物質の性質や状況によって変化するものとの推測がされています。
以下の実験記録はSCP-XXX-JPのオブジェクトクラスがSafeだった時に行われたものです。現在、SCP-XXX-JPを使用したすべての実験は禁止されています。
実験記録XXX-1
対象:██博士の私物の十円玉。
実施方法:SCP-XXX-JPの先端部を一分間対象に触れさせる。
結果:SCP-XXX-JPは特異性を示し、SCP-XXX-JPの収容室には63枚の十円玉が集まった。また、8名の職員が財布を何者かに引っ張られるような感覚を訴えた。
メモ:SCP-XXX-JPの特異性を現金などの高価なものに使用することを禁止します。難しいかもしれませんが、誰も所持していなそうなものを使用してください。また、実験の際には私に許可を取るようにしてください。-site81██低危険物取扱主任
実験記録XXX-2
対象:site81██で採取されたゴキブリの死体。
実施方法:SCP-XXX-JPの先端部を一分間対象に触れさせる。
結果:SCP-XXX-JPは特異性を示し、SCP-XXX-JPの収容室には███匹分のゴキブリの死体が集まった。
メモ:最悪だ。-██博士
なぜ途中で実験をやめなかった?言え。-エージェント・██
何人かゴキブリの死体を飼育していた職員が居たようで、その件の苦情についてはすべて私に回してください。私の安直な判断が招いたミスです。申し訳ありません。-site81██低危険物取扱主任
実験記録XXX-3
対象:特設サイト81██ーA建設に関する書類
実施方法:SCP-XXX-JPの先端部を一分間対象に触れさせる。
結果:SCP-XXX-JPは特異性を示し、SCP-XXX-JPの収容室には紛失していたsite81██ーAの地質調査に関する書類が集まった。
メモ:今回の件を鑑み、現在SCP-XXX-JPの有効活用の方法を審議中です。
追記: 特設サイト建設時の調査により、SCP-XXX-JPの収容室周辺の大気濃度が通常より約1.2倍であることが確認されました。この現象がSCP-XXX-JPの特異性によるものである可能性を加味し、SCP-XXX-JPの特別収容プロトコルの試験的な改訂を申請します。 この申請は許諾されました。 この変更により大気濃度の増加が解消されたため、プロトコルの改訂は確定されました。
事故案件XXX: SCP-XXX-JPを特別サイトへ移送中、要注意団体の襲撃により一時SCP-XXX-JPが紛失するというアクシデントが発生しました。また、SCP-XXX-JPは襲撃地点付近で地面に先端部が埋まった状態で発見されました。
被害が出なかったのは全く奇跡的と言っていい。周辺警備の強化を速やかに行うべきだ。-██博士
実験記録XXX-4
対象:襲撃の際に確保された要注意団体████████の団員
実施方法:SCP-XXX-JPの先端部を一分間対象に触れさせる。
結果:SCP-XXX-JPは特異性を示し、SCP-XXX-JPの収容室には別動隊と思われる████████団員が集まった。
メモ:緊迫した状況で身動きが取れない中再襲撃を抑えてくれたことはこちらとしても高く評価するつもりでいますが、許可なく人体への実験を行ったのはいただけません。今回は特例として厳重注意にとどめておきますが。ー日本支部理事会
追記-2: 事故案件XXXによってSCP-XXX-JPの先端部が地面に触れ、何らかの形で特異性を発揮したのではないかという示唆を受け、SCP-XXX-JP発見地点周辺の調査を随時行うこととしました。
地形変化に関する調査を完了。異常は認められなかった。
地中の土の密度調査を完了。異常は認められなかった。
落ち葉の密集率に関する調査を完了。SCP-XXX-JP発見地点への密集が確認されたが、発見時には風が吹いていたという証言もあるため、正確な測定は断念。
地殻変動に関する調査を完了。異常は認められなかった。
火山活動に関する調査を完了。異常は認められなかった。
あらゆる実験において被害が確認されなかったのでここで一旦調査を打ち切りとする。
別件で行った調査により金星の軌道にずれを確認。SCP-XXX-JPとの関係性を調査中。
別件で行った調査により水星の軌道にずれを確認。SCP-XXX-JPとの関係性を調査中。
別件で行った調査により火星の軌道にずれを確認。SCP-XXX-JPとの関係性を調査中。
追記-3: 別件で行われた調査により、外宇宙空間の大幅な収縮を確認。空間観測装置によってSCP-XXX-JPの収容室への空間の集約が確認されたため、現在SCP-XXX-JPとの関連性を調査中です。また、この現象がSCP-XXX-JPの特異性によるものである場合、特別収容プロトコルの早急な改訂が求められます。
SCP-XXX-JPについての調査を優先事項とするべく、SCP-XXX-JPのオブジェクトクラスを暫定的に引き上げる旨を申請します。 この申請は許諾されました。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現状何の措置もとる必要なく収容することができます。しかし、███年後までに現在の収容方法で収容できなくなる可能性が高く、そうなった場合の収容方法は発見されていません。現在収容されている地球から移動させることは現状不可能です。
説明: SCP-XXX-JPは赤い光を放つ球体とされる物体です。財団の調査により赤く光り発熱する球体だと推測されていますが、目視での確認はなされていません。現在SCP-XXX-JPは未知の手段で外殻を形成しており、外殻の破壊は現状不可能です。外殻は表面に盛り上がった部分やくぼんだ部分が多くあります。財団の調査によりSCP-XXX-JPは常に約5000K~8000Kの高い温度を発し続けていることが判明しています。SCP-XXX-JPは稀に外殻内部で動くことがあります。ほとんどは微細な振動としてのみ外殻に伝わりますが、大きな振動が外殻に伝わる場合もあります。SCP-XXX-JPに意思がある可能性も示唆されています。
付属資料: 以下の資料はSCP-XXX-JPの収容を担当していた██博士と取巻博士の記録した経過観察の一部です。
経過観察█1: ████年ごろから外殻内部のSCP-XXX-JPの動きが活発になっています。外殻が振動する回数が増え、大きな振動を発する割合が増えました。
経過観察█2: 外殻の一部にひびが入っているのが確認されました。SCP-XXX-JPが振動するたびにひびは少しづつ大きくなっていくようです。
経過観察█3: ひびの入った部分の山なりになったところからが外殻が内部からの高温で溶け、噴き出している様子が観察できました。外殻が溶け出している部分は他にも数か所発生しました。
なぜこんなオブジェクトがKeterクラスなんです?いくら温度が高いといっても今のところ何か特異性があるわけでもないし、いくらでも対処法はあるのでは?-███博士
それは君の知るところではない。-取巻博士
SCP-XXX-JPは我々の手に負えるものではない。我々は様々な対抗策を考案してきたが、すべて一言で反論できてしまうものだった。・・・もしかしたら、最初からこうなる運命だったのかもな。・・・ひびが割れている部分の名前、つまり“地名”がそのことを表しているじゃないか。日はここから昇る・・・ここが「日の本」だ、とな。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは高危険物取扱ロッカーに収容され、セキュリティークリアランス5以上の職員にのみ公開されます。
説明: SCP-XXX-JPは東芝のDynaBook FV475 501TWと同型のノートPCです。また、電源に接続していない状態での起動が可能です。SCP-XXX-JPの特異性は5歳以上の知能レベルを持った人間が電源が入った状態のSCP-XXX-JPを触れたときに発露します。電源の入ったSCP-XXX-JPを触った人間は、一分間ほど硬直し、この間外部からの刺激に一切の反応を見せません。影響を受けた人間に何が起こったかを質問すると、硬直していた間、様々な記憶や情景が流れ込んできた、という旨の記述をし、流れ込んだ記憶がたとえ架空のものであっても、過去に自分の体験したものであると思い込みます。
SCP-XXX-JPは財団に所属していた██博士が幼児退行のような症状に陥り終了処置を取られた際に██博士の実験室のデスクに置かれているところを発見されました。
追記: 現在SCP-XXX-JPの特異性は、未来や過去の不特定な人物から記憶を奪い、SCP-XXX-JP使用者に自分の記憶として植え付けるものである説が有力です。記憶を移された人間からその記憶が一切消失してしまうその特異性、特異性を利用したことによるタイムパラドックスの起きやすさからSCP-XXX-JPを使用した実験は現在禁止されています。
実験記録
この記録はSCP-XXX-JPを使用して行われた実験の記録です。現在のこの実験は凍結されています。
実験記録-1
実施日: 2███/██/██
被験者: D-6879
結果: D-6879がSCP-XXX-JPの電源を入れSCP-XXX-JPに触れた直後にD-6879は泣き出しました。
メモ: 後のインタビューでD-6879は「両親と一緒に遊んだ記憶がよみがえった」と供述しました。D-6879の母親はD-6879の出生時に死亡しており、父親はそれ以前から行方不明になっていることが確認されています。このことについてD-6879は違和感を感じていないようです。
実験記録-2
実施日: 2███/██/██
被験者: D-6980
結果: D-6980がSCP-XXX-JPの電源を入れSCP-XXX-JPに触れてしばらくしてから、D-6980は嘔吐感を訴えました。
メモ: 後のインタビューでD-6980は「こないだ足を切られたことを思い出した」と供述しました。D-6980は五体満足であり、足が切断されたという記録は確認できませんでした。これについてD-6980は違和感を感じていないようです。また、D-6980が切られたと主張する左足は機能を完全に停止しており、約一週間ほどで壊死しました。
実験記録-3
実施日: 2███/██/██
被験者: D-8753
結果: D-8753がSCP-XXX-JPの電源を入れSCP-XXX-JPに触れてしばらくしてから、D-8753は自分を過去から来た存在だと自称しました。
メモ: 以下はこの実験の直後に行われたインタビューの記録です。対象: D-8753
インタビュアー: 御奈澤博士
<録音開始>
御奈澤博士: あなたは誰ですか?
D-8753: そうだな、あの装置を作った奴・・・ってとこか。
御奈澤博士: ・・・なぜあのようなものを?
D-8753: 昇進のためだ。(博士を遮って)おおっと、それ以上は聞かないでくれ。
御奈澤博士: ・・・あの装置の特異性について何かご存知ですか?
D-8753: それはちょっと言えねえな。そろそろ次に飛ばなきゃいけねえみたいだしよ。あの装置を使い続けてくれりゃまた会えると思うから、お前の訊きたいことはその時わかる。いいか?使い続けるんだぞ。絶対にだ。
<録音終了>
メモ: この録音が終了した直後、D-8753は意識を失いました。D-8753が意識を取り戻したときには「製作者」の意識は完全に消失したようでした。
この「製作者」の情報に信憑性はあるのか、「次に飛ぶ」とはどういうことなのか、なぜ他とは違いこの「製作者」は自身の自我を保っているのか。疑問は山積みだ。-██博士
結局、この後「製作者」は来なかったな。「製作者」がもう一度来る前に装置の使用を禁止してよかったのか?-エージェント・██
「製作者」がいなくてもこの装置の特異性が分かったんだから大丈夫だろう。██博士
じゃあ、「製作者」はどこへ飛んだっていうんだ?-エージェント・██
実験記録-4
実施日: 2███/██/██
被験者: D-11246
結果: D-11246がSCP-XXX-JPの電源を入れSCP-XXX-JPに触れてしばらくしてから、D-11246が[削除済み]についての記述を行いました。
個人情報の流出だけは勘弁してほしいわ。-御奈澤博士
実験記録-5
実施日: 2███/██/██
被験者: D-13419
結果: D-13419がSCP-XXX-JPの電源を入れSCP-XXX-JPに触れてしばらくしてから、この時点で未収用であったSCP-███-JPについての記述を行いました。
メモ: この4ヶ月後、SCP-███-JPの収容を完了したエージェント・██が記憶を喪失するという事案が起こりました。D-13419は重要参考人としてサイト-8194に保護されています。
実験記録-5
実施日: 2███/██/██
被験者: D-13419
結果: D-13419がSCP-XXX-JPの電源を入れSCP-XXX-JPに触れてしばらくして、D-13419は自らのことを日本支部理事██と名乗りました。
メモ: D-13419へのインタビューの結果から、D-13419に挿入された記憶は日本支部理事██本人のものであるか、あるいはそう名乗るに十分な量の記憶であることがわかりました。
上記の資料は本来の実験記録-5です。この実験が行われた時点で日本支部理事██は記憶を喪失していなかったため、現在の██に██の記憶を持った人物が接触したことによるパラドックス、またはそれに準じたSKクラスの改変を防ぐためD-13419の実験記録を書き換え、それに沿った重要参考人としてD-13419を収容させました。D-13419にはエージェント・██の記憶を持っている重要参考人として収容する旨を伝え、日本支部理事██が記憶を失う事案XXX-Oが起こるまでそれに沿った言動をするように指示し、この実験の関係者全員に記憶処理を行いました。また、これ以上の被害を防ぐため実験記録-5を偽装し現時点でわかっている情報を提示してSCP-XXX-JPを使用した実験を禁止しました。
以下の文章はこの処置がとられる前のD-13419の最後の主張です。
このSCPの特異性が判明するまでに要した犠牲が私だけで本当によかった。・・・一つだけ頼みたいことがあるのだが。もし私の記憶が移った時刻・・・2037/03/15、13:00だったはずだ。それを過ぎても事案XXX-Oが発生しなかったら、日本支部理事の██の終了処分を要請したい。私の記憶がこの体に移る前、私の思考に何かが入ってきてこういったのだ。・・・「この体もらいますよ」とな。おそらく指定の時刻を過ぎた時点で理事の体は私のものではなくなっている。たとえそれがいかに私のようであっても。そうなったら私の体を殺してくれ。いいか?殺すんだぞ。絶対にだ。
2037/03/15、13:00を過ぎた時点でこの実験の関係者のPCにこの案件についての記録を送るプロトコル「思い出」を設定し、プロトコルが発動したのちに日本支部理事██を拘束し、この主張についての議論を行います。
現在事案XXX-Oは発生しておらず、日本支部理事██の拘束を実行しこの件については議論中です。
=調査チーム<嫌われ者たち>メンバー証を提示してください=
SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の一般的人型収容区域にて、一般的人型オブジェクト収容規則に則り出来る限りSCP-XXX-JPの要望に沿った内装の収容室に収容してください。家具は絶対に床に固定し、収容室は外に面した部屋を避けてください。また少なくとも常時1人以上の職員によって収容室に設置されたカメラを通して監視し、不自然な独り言などを確認し次第機動部隊によってSCP-XXX-JPの行動を拘束し、保護してください。説明: SCP-XXX-JPは日本国籍を持つ収容時3█歳の日本人男性です。SCP-XXX-JPは時々「地中奥深くから聞こえるような」幻聴を聞き、その直後にSCP-XXX-JP自身に何かしらの危害が加えられるという特異性を持っています。この幻聴はSCP-XXX-JP本人にしか知覚できず、またその幻聴が発生する原因もわかっていません。幻聴の内容については、SCP-XXX-JPからの情報は得られていません。
SCP-XXX-JPは、短期間にいくつもの災害が一か所で起こり、かつその被害者がSCP-XXX-JPのみであったことから財団の目を引き、財団エージェントによって保護されました。
記録XXX-1: 2███/██/██ SCP-XXX-JPが突然椅子から立ち上がり耳を塞いでうずくまった直後サイト-81██の付近を震源とした地震が発生し、SCP-XXX-JPが頭を強打し医療班によって治療がなされました。この地震による他の被害はありません。
記録XXX-██: 2███/██/██ SCP-XXX-JPが突然気を失って倒れた後、SCP-███-JPの収容違反が発生し、[削除済み]。この収容違反は到着した機動部隊によってSCP-XXX-JPに致命的な損傷が与えられる前に鎮圧されました。
補遺
2███/██/██ SCP-XXX-JPは半狂乱になって叫び、「地球は生きている」と発言したのちに自らの手で首元を掻き毟り、心臓麻痺により死亡しました。SCP-XXX-JPのオブジェクトクラスをNeutralizedとすることを申請します。 この申請は許諾されました。
上記は現在SCP-XXX-JP-1として割り当てられているオブジェクトがSCPとして認定されていたときのSCP-XXX-JP-1の報告書です。SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1が死亡したのちに発見されました。
SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは調査チーム<嫌われ者たち>メンバー証を提示した場合を除き公開されません。
説明: SCP-XXX-JPはその影響を受けた人間(SCP-XXX-JP-2と認定)の発する「地球は生きている」という声、SCP-XXX-JP-1について書かれた文書の「地球は生きている」という文全てを指します。SCP-XXX-JPの特異性は人間がSCP-XXX-JPを見た、聞いたときに発揮され、録音されたものでもその特異性を保持しています。SCP-XXX-JPを知覚した人間の一部は「地中奥深くから聞こえるような」幻聴を聞くようになりSCP-XXX-JPに曝露してから1週間~2週間ほどで精神に異常をきたし、最終的に「地球は生きている」という発言を残し自殺/心臓発作によって死亡します。また記憶処理での処置には効果がないことが確認されています。財団の収容外でSCP-XXX-JPによると思われる事案が複数回発生しているため、SCP-XXX-JPが自然発生する可能性も示唆されています。
追記: SCP-XXX-JPを知覚し、影響を受けなかった何人かの職員によってSCP-XXX-JP調査チーム<嫌われ者たち>を結成しました。今後SCP-XXX-JPの調査はこのチームによって行われます。
調査記録: ██県██村の住宅から何者かによって「地球は生きている」という通報が行われ、通報を受けた交番付近一帯でSCP-XXX-JPによる影響が拡大した事案-XXX-A-1が発生しました。この事案は直ちにチーム<嫌われ者たち>所属のエージェントによって鎮圧されました。通報のあった住宅付近でも同じような事案XXX-A-2が発生していましたがこちらは既に収束しており、カバーストーリー「大規模な土砂災害」が流布されました。
調査記録-2: SCP-XXX-JPの影響を受けない条件を調べるべく<嫌われ者たち>メンバーの検査、インタビューを行いましたがメンバーには特にこれといった異常も見られず、インタビューも影響を受けない方法についての回答は「気を強く持つこと」「ポジティブになること」などのみで利用性のある情報は得られませんでした。
調査記録-3: <嫌われ者たち>の調査により、財団の収容外でSCP-XXX-JPによる事案が発生するのはテレビなどのマスメディアによって大災害が報道された日に多いことが明らかになりました。関係性は調査中です。
なあ、少し思ったんだが・・・。俺たちは本当にSCPを相手にしているのか?財団の思い込みってことは・・・まあ、ありえねえか-エージェント・██
=調査チーム<嫌われ者たち>メンバー証を提示してください=
SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは サイト-81██の一般的人型収容区域にて、一般的人型オブジェクト収容規則に則り出来る限りSCP-XXX-JPの要望に沿った内装の収容室になるべく壁に触れさせないように収容してください。 周囲に壁になるものがない平野または丘に特別設置されたサイト-81██-αで絶対に壁に触れさせないように収容されます。サイト-81██-αの収容室は壁から1m以上離して設置された一つ以上開閉して出入り可能な箇所があるフェンスによって四方を塞いでください。また、部屋に設置されたカメラを通して常時1人以上の職員が交代で監視して下さい。SCP-XXX-JPがその特異性を発揮した場合、即座に記録、SCP-XXX-JPの救助を行って下さい。説明: SCP-XXX-JPは日本国籍を持つ収容時3█歳の日本人男性です。SCP-XXX-JPは何らかの確率、または原因によって体の一部が壁に引き込まれて消失するという特異性を持っています。SCP-XXX-JPの壁に触れていた部分から取り込まれ、一度に取り込まれる範囲が何によって確定されるのかは分かっていません。取り込まれたSCP-XXX-JPの部位は完全に消失し、取り込んだ壁を掘削してもSCP-XXX-JPが身につけていた衣服の断片の他は何も発見する事は出来ません。この特異性によってSCP-XXX-JPは右腕の肘より先、左肩の一部を失っており、またこの特異性との関連性は分かっていませんが財団によって保護される前に右足を失っています。
SCP-XXX-JPは稀にまるで誰かと会話している様に独り言をつぶやくことがあります。このことについて言及してもSCP-XXX-JPは頑なに詳細を話そうとしませんこのことについてのSCP-XXX-JPの記述はインタビューログXXX-1を参照して下さい。また、独り言の内容については各インタビューに付属している付属資料XXX-1、XXX-121を参照して下さい。この独り言は初めはSCP-XXX-JPの精神的な疾患によるものだと考えられていましたが、SCP-XXX-JPになんら精神的な異常がみられなかったためこのSCPの特異性と何らかの関係があるものだと考えられるようになりました。
SCP-XXX-JPは日本の██県の観光業者として働いていました。エージェント・██が休暇を取って旅行に行った先で観光地のガイドをしていたSCP-XXX-JPと出会い、SCP-XXX-JPがエージェント・██を案内している途中に特異性を発揮し財団によって保護されました。
補遺-1
SCP-XXX-JPの特異性の発揮や独り言を発する時間や回数が大地震や火山の噴火、超大型台風などの大災害と同期していることがわかりました。SCP-XXX-JPの収容以前に1回ほど大地震があったため、SCP-XXX-JPの右足はその特異性によるものだと思われます。大地震かどうかの基準はいまだ不明なままです。補遺-2
2███/██/██ SCP-XXX-JPは御奈澤博士によるインタビュー(インタビューログ-XXX-█を参照)の後、地面に取り込まれ生命反応が途絶しました。SCP-XXX-JPの大規模な捜索が行われましたが、いまだ発見には至っていません。SCP-XXX-JPのオブジェクトクラスをNeutralizedとすることを申請します。 この申請は許諾されました。
クソ!SCP-XXX-JPが足を失っていることを忘れていた!-エージェント・███
付属資料XXX-1
2███/02/██ 状況:SCP-XXX-JPは椅子に座って支給された雑誌を読んでいる
SCP-XXX-JP: (突然立ち上がり)なんだ!?誰かいるのか!?
(周りを見回し)どこだ!?どこにいる!?
(8秒間沈黙)
SCP-XXX-JP: わた・・・・・・て・・・?何が言いたい!?
(半狂乱になり、職員呼び出しボタンを押す)
アナウンス: どうかいたしましたか?
SCP-XXX-JP: ああ・・・いや・・・なんでもない。インタビューログ-XXX-1
対象: SCP-XXX-JP
**インタビュアー: **御奈澤博士
付記: このインタビューは付属資料XXX-1が記録されて3日後に行われたものです。
<録音開始>
御奈澤博士: 一体いつになったら話してくれるんです?もう3日もたってしまいましたよ?SCP-XXX-JP: だから独り言なんて言ってないって言ってんだろ!?
御奈澤博士: そんなことを言ってもここにこうして記録が残っているんです。それにあなた、何か悩んでるんじゃないですか?あなたが話してくれないと、その悩みも解決できないんですよ。私たちはあなたの力になりたいんです。お願いできませんか?
SCP-XXX-JP: ・・・わかった、話すよ。話せばいいんだろう?
御奈澤博士: ありがとうございます。・・・それであなたはなぜあのような独り言を?
SCP-XXX-JP: 何かが俺に話しかけてきたんだ。野太いようなか細いような何とも言い難い声で。・・・まるで地中奥深くから話しかけられているような感じだった。その声を聴いた瞬間俺は直感的に、この声は聞いちゃいけないヤバいやつだって思ったんだ。だからあんまり内容を聞いちゃいなかったけど・・・
御奈澤博士: 本当ですか?その程度のことをなぜさっきまで答えてくれなかったのですか?
SCP-XXX-JP: 本当だっつってんだろ!?信用できねえっていうのか!?[罵倒]
<録音終了>
メモ: 御奈澤博士によるインタビューはさらに続けられましたがこれ以上の情報は得られませんでした。付属資料XXX-12
[データ欠落]
インタビューログ-XXX-█対象: SCP-XXX-JP
インタビュアー: 御奈澤博士
付記: このインタビューは付属資料XXX-12が記録された直後に行われたものです。
<録音開始>
御奈澤博士: いったい何があったんです?
SCP-XXX-JP: 俺は・・・・・・聞いちゃいけないことを・・・仕方なかった、耳を[判別不可能]ずっと・・・下から・・・
御奈澤博士: 何を?何を聞いたっていうんです?
SCP-XXX-JP: 俺はなにを勘違いしていたんだ・・・俺たちと奴が同格だなんて・・・
御奈澤博士: 繰り返します。何を聞いたんですか?
SCP-XXX-JP: なあ、あんた!俺を助けてくれるんだよな!?
御奈澤博士: ええ、もちろん。ですが、あなたが調査に協力してくれない事には・・・
(地響きが起こる。震源は当時SCP-XXX-JPを収容していたサイト-81██の真下だと思われる。震度7。)
(短い女性の悲鳴。御奈澤博士のものだと思われる。)
SCP-XXX-JP: 奴だ!俺を[声が途切れる]
(12秒間ミシミシという音が続く)
御奈澤博士: 大丈夫ですか!?
おそらくSCP-XXX-JPと思われる声: 地球は・・・生きている・・・<録音機器破損のため録音終了>
メモ: この録音が終了された直後にSCP-XXX-JPの生命反応は途絶しました。また、このとき発生した地震によりサイト-81██の一部の機器が破損し、資料の整理のためUSBメモリに移されていた録音資料XXX-1、また財団の資料室にコピーを保管したインタビューログ以外の資料が失われてしまいました。
どうやら「奴」とやらはご丁寧にSCP-XXX-JPの資料だけを狙っていったみたいだな。まったく厄介なことをしてくれたよ。-エージェント・河南
上記は現在SCP-XXX-JP-1として割り当てられているオブジェクトがSCPとして認定されていたときのSCP-XXX-JP-1の報告書です。SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1が死亡したのちに発見されました。
SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは調査チーム<嫌われ者たち>メンバー証を提示した場合を除き公開されません。
説明: SCP-XXX-JPはその影響を受けた人間(SCP-XXX-JP-1と認定)の発する「地球は生きている」という声、SCP-XXX-JP-1について書かれた文書の「地球は生きている」という文全てを指します。SCP-XXX-JPの特異性は人間がSCP-XXX-JPを見た、聞いたときに発揮され、録音されたものでもその特異性を保持しています。SCP-XXX-JPを知覚した人間の大部分は上記の報告書に書かれている特異性(上記の資料の「説明」欄参照)を発揮し、最終的に「地球は生きている」という発言を残し生命反応を消失させます。財団がSCP-XXX-JPを対処している間に日本全国で何件かこのSCPについての目撃情報があったため、財団の収容外で感染が拡大している可能性も懸念されています。
追記: SCP-XXX-JPを知覚し、影響を受けなかった何人かの職員によってSCP-XXX-JP調査チーム<嫌われ者たち>を結成しました。今後SCP-XXX-JPの調査はこのチームによって行われます。
調査記録: ██県██村で「人が壁に埋まった」などの通報があったため財団エージェントが現場に急行しました。エージェントが現場に到着して██分後、到着したエージェントから「奴が、地球が飲み込む、私を・・・嫌だ、悪かった、助けてくれ」などの支離滅裂な通信があり、<嫌われ者たち>所属のエージェントが調査に向かいましたが、通報した人物、駆け付けた財団エージェントは確認できませんでした。また██県██村はこのとき工場建設のため森林を伐採する工事をしており、行方不明になったのはその作業員██名であると思われます。
追記-2: ██県の山中で、財団に保護されていたSCP-XXX-JP-1のものと思われる右足が発見されました。右足は未知の手段によっていたるところに穴をあけられており、火傷のような傷による損傷が見られました。SCP-XXX-JP-1の他の部位は現在捜索中です。
これを見て思ったんだが・・・この調査チームは「嫌われ者」なんて名前してるが、本当に愛されてるのは俺たちのほうなんじゃないか?-エージェント・██
その意見は楽観的だといえるでしょう。それに、そうだとしたらほぼ全人類が地球に嫌われていることになってしまいますよ。-██博士
報告書作成 メモ: SCP-444-JPとの差別化 後半に重点を置く 長い
「地球はあなたが嫌い」
だがちょっと待ってほしい、地球は本当に人間を嫌っているのだろうか
人間だけじゃなくて、知性があるものは嫌いかもしれない。
でも、財団いないと地球自体なくなってそうな気もしないでもなかったり
人間が何やらかそうと受け容れる寛大さを持っているという考えもできないだろうか
むしろ人間が人間を嫌いだから、地球は人間を嫌ってるって思っちゃうのかもですね
地球としては「なるようになるさ」精神ですべてがどうでもいいかもしれない。
財団を消すために作られた存在がSCiPなのでは?
というか「地球が人間を嫌っている」という考え自体が人間のエゴなのかもしれない
鶏が先か卵が先か・・・
地球の捨て身……むりがあるな
地球「わりとどうでもいい」
ということは、「地球の意志を代弁していると主張する、地球みたいな物体」となるのかな。
自分の顔に纏わり付いてる細菌を気にするかって話だよね
かゆいときはかく。
そのエゴが作り出した(というか顕現した)のがこのSCiPなんじゃないのかな
(という妄想)
つまり根源は人間と
人間を嫌っているけど人間が作ったのか、深いな
少なくとも、地球の意志を名乗るぐらいの傲慢さはある。
人間が嫌いな別の知的生命体が人間を消すために誕生させた「地球の意志」
人間の行動が原因で起きた「地球の勘違い」ってのもありかも・・・?
大規模な自然科学実験がそれにあたるかもしれない。
何が原因でどんな勘違いをするかにもよりますね
なんか着地点次第ですごい邪悪な存在になりそう
けてるけてるけてるけてる
SCPは基本的に迷惑な存在だから仕方ない
昔はできなかった実験が今ではできるようになり、それが「地球の不興を買った」
焚かなきゃ(使命感)
大規模な自然科学実験で「人間が地球を滅ぼそうとしている」という勘違いが・・・
-財団チャットルームより
・1490年代アメリカ、そこは本当に新大陸だったのだろうか
・1980年代アメリカ、ダラープリンセスの真実
・同じ時間を回り続ける男
喋ってる君と考えてる君は違うんだよ。喋ってる君は今生きている君、考えてる君は・・・死んだ君。
・ゆでたまご
・きおくきえる
・新たな色
・思い出しちゃった☆
・何かの鼓動
・星宿る虫
・逆転世界
・デロリアン/スカイ・ダルトン・ギョクーザ
・高度な技術への指標 楽器型になる予定?
時間という概念は、元はといえば自分の行動の目安にするものではなかったのか。今私たちは時間に支配されていないか?時間を見て、時間に縛られて・・・。果ては時間をさかのぼるとか、未来は今どうなっているとか。そもそも時間とは何なのだろうか?少なくとも前はなかったはずなのだ。そんな感じ
<triplet>: とりあえずまとめますと実験記録4は見直し、製作者のセリフはちょっとくどいかも?、実験記録5については僕は全部設定を出した上で「本当のことを言ってるのはどっちなんだ?」という疑念を残すオチにするのがいいかと(下書き2)
最後の製作者に関する記述はコメントではなく実験中止のあたりにちょろっと書くくらいの方が良さそうな気がしますな……
#site8181
テンプレ
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください) Neutralized
特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]
説明: [SCPオブジェクトの性質に関する記述]
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
・インタビュー
対象: [人間、団体、SCPオブジェクトなど]
インタビュアー: [インタビュアーの名前。必要に応じて█で隠しても良い]
付記: [インタビューに関して注意しておく点があれば]
<録音開始, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
インタビュアー: [会話]
誰かさん: [会話]
[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]
<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]
こんなふうにな!
・» で注釈を入れ子構造にできる
.sb nyarlat-pla ここ
Nyarlat-PLA わたし