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発見直後のSCP-XXXX-JP

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 現在全てのSCP-XXXX-JPを完全に収容する方法は確立されていません。収容方法案が急募されています。

現在は暫定的にSCP-XXXX-JPの全実体を生物サイト-8102内の低脅威度小動物型実体群収容室に収容し、10名の警備員により肉眼で監視しています。同収容室は通気口を溶接した耐熱高強度合金の蓋で三重に覆い、照明は高強度防弾ガラスで覆って収容室全体を有線接続監視カメラで監視してください。同収容室の入退室に必要なカードキーおよびパスワードは1時間ごとに更新が必要です。パスワードの入力はSCP-XXXX-JPにパスワードが判明しないように行ってください。SCP-XXXX-JPの収容違反があった場合、捕獲部隊り-4("ふくろう")を出動させ確保に当たらせて下さい。SCP-XXXX-JP-AはSCP-XXXX-JPとは隔離して脅威度に応じた物品保管ロッカーに保管してください。

説明: SCP-XXXX-JPはシマリス属(Tamias)に属する不明種です。他の生物への攻撃行動を一切起こさない点と後述の異常性およびその際に発揮されるシマリスとしては異常な知性を除き、強度および生態は一般的なシマリス属の他の種に類似しています。

SCP-XXXX-JPは檻などに収容されている場合、非活性化時には確認されない知性を獲得し脱走を図ります。この状態は活性化状態と呼称されます。SCP-XXXX-JPが非活性化状態でいる期間は調査中ですが、最短2時間で活性化するケースが確認されています。

SCP-XXXX-JPは活性化時、必要に応じて不明な方法で口腔内に機器や工具など(SCP-XXXX-JP-Aと呼称)を出現させます。この際、SCP-XXXX-JP-Aの大きさがSCP-XXXX-JPの口唇および口腔より大きい場合、SCP-XXXX-JP-Aが完全に口腔から排出されるまで口唇および口腔が異常な大きさに拡張されます。バーナーなど動作にエネルギーを必要とするSCP-XXXX-JP-Aはエネルギー源を持たず、また他のエネルギー源に接続していないにもかかわらず動作する異常性を持ちます。SCP-XXXX-JP-Aのこの異常性は出現後24時間が経過する、またはSCP-XXXX-JP-Aが機能を発揮できない状態になるまで破壊された場合に消失します。SCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP-Aを脱走時にのみ使用します。また、脱走に必要な場合でも他の生物に危害を加える用途への使用は確認されていません。素手で捕獲された場合など他の生物への攻撃または他の生物を昏睡させる、麻痺させるなどの直接的な影響が脱走に必要不可欠になるとSCP-XXXX-JPはその脱走を諦めます。現在SCP-XXXX-JP-Aとして出現する物品の種類については調査中です。

補遺: SCP-XXXX-JPは20██/02/01、██県██市の日本生類創研の関連施設とみられる実験施設で発見されました。施設は発見時既に廃棄されていましたが、残されていたコンピュータから復元された文書によりSCP-XXXX-JPの存在が判明し、施設周辺からSCP-XXXX-JP実体5匹が確保されました。確保当時は異常性が確認されていませんでしたが、不明種であったことおよび文書内容から異常性を持っている可能性が考慮され、Anomalousアイテムとして収容されました。復元された文書は以下の通りです。

日本生類創研 [データ破損]

[データ破損]

開発要件: 各種団体から資料および情報を入手する小型生物種の開発

第一段階: 施設内からの脱出に必要な知性と知識、能力の移植または開発

第二段階: 資料の判別、入手に必要な知性と能力の移植または開発

第三段階: 施設への侵入に必要な知性と能力の移植または開発

進捗状況: シマリス(Tamias)の[データ破損]を用いて第一段階が完了。実験のためセーフティを設定したまま繁殖させ[データ破損]匹まで増やしたが、全個体が脱走した。開発方針を変更する必要がある。

[以降のデータは破損が酷く、復元できなかった]

補遺2: SCP-XXXX-JP実体により頻繁に収容違反が発生しています。現時点までに発生したSCP-XXXX-JPの収容違反後、収容違反を起こしたSCP-XXXX-JPは全て確保されています。インシデントXXXX-JP-1以降SCP-XXXX-JPはEuclidクラスに再分類されました。以下はSCP-XXXX-JPによるインシデント記録です。

インシデントXXXX-JP-1 - 20██/02/09

脱走個体: SCP-XXXX-JP-1~3

収容方法: 性別に応じて分けられた低脅威度小動物型実体収容室への収容および監視カメラを用いた監視。

脱走方法: SCP-XXXX-JP-1は██博士の指紋を採取し、精巧に偽造されたカードキーとシリコンで偽造した██博士の指紋で入口の二重扉の認証をパスし、パスワードを入力して脱走した。

付記: 当インシデント以降SCP-XXXX-JPは収容違反の危険性およびSCP-XXXX-JP-Aの生成原理の不明確さからEuclidクラスに再分類され、個別の収容室へ収容された。また、以降捕獲部隊り-4がサイト-8102に配備された。

インシデントXXXX-JP-2 - 20██/02/09

脱走個体: SCP-XXXX-JP-2

収容方法: 低脅威度小動物型実体収容室への収容および警備員1名の肉眼による監視と監視カメラによる監視。収容室のロックに使用されるカードキーとパスワードは1時間ごとに更新。

脱走方法: 監視員が交代している間に異常性のないエゾシマリス(Tamias sibiricus lineatus)を出現させて収容室に残し、通気口から脱走した。通気口の蓋は外されていた。監視カメラは財団内ネットワークからハッキングされ、同じ映像が繰り返し流れるようにされていたことが後に判明した。収容室のカメラから死角になる位置にハッキングに使用したと思われるタブレットPCが残されていた。

インシデントXXXX-JP-3 - 20██/02/13

脱走個体: SCP-XXXX-JP-1~5

収容方法: 通気口を鋼鉄の蓋で覆い溶接した低脅威度小動物型実体収容室への収容および警備員2名の肉眼による監視と有線接続監視カメラによる監視。収容室のロックに使用されるカードキーとパスワードは1時間ごとに更新。

脱走方法: SCP-████-JPの収容違反の混乱に乗じ、出現させたバーナーで通気口を覆う蓋を速やかに切断して脱走した。SCP-████-JPの収容違反とSCP-XXXX-JPに関連性は見られなかった。

付記: 収容違反後にSCP-XXXX-JP-3として確保された実体が異常性のないエゾシマリスだったため、捕獲部隊り-4が再び出動し通気口内にいたSCP-XXXX-JP-3を確保した。

インシデントXXXX-JP-4 - 20██/02/14

脱走個体: SCP-XXXX-JP-4

収容方法: 通気口を耐熱高強度合金製の蓋で三重に覆った低脅威度小動物型実体収容室への収容および警備員5名の肉眼による監視と有線接続監視カメラによる監視。収容室のロックに使用されるカードキーとパスワードは1時間ごとに更新。

脱走方法: 銃身8cm程度の小型の銃を出現させ、それにより照明を破壊した。同時に通気口内部から物音が発生した。警備員はSCP-XXXX-JP-4が脱走したと判断し、無線での連絡を行いながら収容室から退出した。その際、混乱に乗じて収容室入り口から異常性のないエゾシマリスが逃走した。SCP-XXXX-JP-4は警備員の所持していた機器を類似した機器にすり替え、その内部に潜んでいた。

付記: 破壊された照明の破片はSCP-XXXX-JP-4が出現させたと思われる木製の箱の内部にまとめられていた。当インシデントを受けて収容スペシャリスト・██よりKeterクラスへの再分類と予算増額申請が行われたが、サイト管理者██により却下された。

脅威度および収容難度の両面においてKeterクラスの基準に及ばないため、再分類と予算の増額は却下します。我々は当SCiPより遥かに危険で収容困難なアノマリーを収容しているため、このSCiPだけに予算を割くわけにはいきません。予算は増やせませんが、これからもあなたの努力に期待しています。-サイト管理者██

(インシデント記録の変更やインタビュー記録、映像記録などを追加する)

補遺4: インシデントXXXX-JP-(最後のインシデント番号)の後、SCP-XXXX-JPが他の生物に危害を加えないことを利用し、Dクラス職員に素手でSCP-XXXX-JPを拘束させる収容プロトコルが考案されました。この収容プロトコルが適用されて以降、SCP-XXXX-JPによる収容違反は発生していません。

補遺5: 20██/03/21、███県の山中で発見された日本生類創研の関連施設周辺においてSCP-XXXX-JP実体431匹が確保、収容されました。現在財団が確保している437匹のSCP-XXXX-JP実体を完全に収容する方法は確立されておらず、全個体に一つずつ割り当てられるほどの収容室および人員の確保もできていません。Dクラス職員を利用する収容プロトコルはDクラス職員の性質から多数を同時に運用する危険性が問題視され、却下されました。

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画像はこちらからお借りしました。
撮影者はDoug Smith様、元のライセンスはCC0 Creative Commonsです。

タイトル案: 特別収容プロトコル募集中

気になる点

リスのインシデントテンプレ

インシデントXXXX-JP-1 - 20██/02/09

脱走個体: SCP-XXXX-JP-1

収容方法:

脱走方法:

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