さんどぼっくすさん
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桑の実3.jpeg

活性化状態にあるSCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 現在SCP-XXX-JPへ通じる山道の入り口は鉄柵で封鎖されています。民間人の立ち入りを防ぐ為、カバーストーリー「落石事故/熊出没」を流布してください。併設されたサイト-81██に担当職員4名を常駐させ、SCP-XXX-JP周辺および山道入り口に設置した監視カメラ映像を確認してください。敷地内への侵入を発見した場合は速やかに侵入者を確保し、クラスB記憶処理を施してください。

説明: SCP-XXX-JPは北海道██郡██町の山林に存在する高さ11m、樹齢およそ300年のヤマグワ(Morus bombycis Koidz)です。枝には複数の赤い糸が結びつけられています。非活性時は枯木の状態ですが、後述の発生トリガーを以って活性状態に入るとSCP-XXX-JPは数十秒で青木に変化し、赤黒く熟した果実(以降SCP-XXX-JP-1と表記)が無数に出現します。
 
SCP-XXX-JPは、恋愛関係において様々な障害1を抱えている人物が以下に記述する"縁結びのおまじない"と呼ばれる一連のプロセスを実行することで異常性を発生させます。

1.SCP-XXX-JPの前で、結ばれたい相手を強く思い浮かべます。
2.手を合わせ、次の文言を唱えます。"ちぎりたき 愛の実紅し 神のみぞ 知ろしめしたる 比翼の証し"
3.SCP-XXX-JPの活性化を確認した後、いずれかの枝に赤い糸を結びつけます。
4.その後出現したSCP-XXX-JP-1を1つとり、互いに半分ずつ食します。 (その場に対象が居ない場合、SCP-XXX-JP-1を持ち帰った後に摂取させます。)

これによりSCP-XXX-JP-1を食した人物は、凡そ3日以内に心中、または無理心中行為を引き起こします。死因に同一性はなく様々ですが、共通項としてどの死体にも必ず互いの小指辺りに赤い糸が結びつけられており2、これらは全てSCP-XXX-JPに結びつけられたものと一致しています。
 
補遺: SCP-XXX-JPは、201█年██月から日本各地で発生していた連続的な心中事件、及び無理心中事件の不可解な共通項からアノマリーが関わるものと推測され、警察機関内部の財団エージェントへ対応を委任。捜査の末に収容に至りました。

事件記録 (一部抜粋)
対象 発見場所 死因
2█歳男性、17歳女性 ██県█市山中、男性所有の車内 ネクタイで女性を絞殺した後に練炭自殺
23歳男性、22歳男性 ██府██市のマンション駐車場 マンション屋上からの飛び降り自殺
3█歳男性、22歳女性 女性の自宅リビング 鉈で女性の頭部を[編集済]
17歳男性、16歳女性 ███県██市██駅 線路への飛び込み自殺
28歳男性、20歳女性 ███県██市内のブティックホテル [データ削除済]
 
補遺2: SCP-XXX-JPは元々アイヌ民族の伝承がまつわる大樹でしたが、現地住民で伝承を知る人物は数人ほどしか残っていません。また、伝承と異常性との関連性は不明です。

 
補遺3: SCP-XXX-JP曝露者へのインタビュー記録