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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは低脅威度ロッカーに市販のメガネケースに入れた状態で保管されます
実験に使用する際はケースに入れたまま取り出し、ケースから出すときはロボットアームを使用して取り出してください
実験で増えたSCP-XXX-JP-2は異常性が消失していることが確認され次第処分されます

説明: SCP-XXX-JPは一般的に眼鏡と呼ばれる視力矯正具の形状をしたオブジェクトです
左側の弦の内側部分にEst in vultum parte Vitraと、未知の塗料による象嵌がされています
SCP-XXX-JPは破壊したり、傷つけたり、分解することができませんが、非破壊検査からレンズ部は板ガラスに似た物体で、本体は未知の物質に未知の金属質が蒸着されていると推測されます
SCP-XXX-JPは直接手に取った人間にSCP-XXX-JPを装着させたくなる精神作用があることが確認されています
SCP-XXX-JPを装着した人間(以下SCP-XXX-JP-1)は、その視力・完全盲目以外の視覚障害問わず、両目視力が健常な1.5となることが確認されています
そして、眼鏡を掛けてない人物等の顔認知判定を失認する、特異な視覚失認に陥ります
この視覚失認は一般的な視覚失認の原因と異なり、なんだかのミーム的な作用であると推測されています
SCP-XXX-JP-1は常にSCP-XXX-JPを装着したまま日常生活を送ることになり、SCP-XXX-JPをはずすことはありません
外部からのSCP-XXX-JPを外す行為に対して、SCP-XXX-JP-1は激しい抵抗を見せ、SCP-XXX-JPを外した場合強い外傷性ショック症状に似た反応を示し、場合によっては気絶します
その後、SCP-XXX-JP-1の視力は15cm/手動弁まで低下します
これは再度SCP-XXX-JPを装着しても矯正されません

また、既に眼鏡を着用している対象はSCP-XXX-JPを手に取った時点で着用している眼鏡がSCP-XXX-JPと同様の性質を持ったオブジェクト(以下SCP-XXX-JP-2)に直ちに変化します
この変化のプロセスは未だ解明されていません
なおSCP-XXX-JP-2は着用している対象から外された時点でその異常性が一切消失することが確認されています

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]