negioの草案保管所
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現時点での収容は不可能です。そのため、SCP-XXX-JPの活性化による被害を軽減するために、東京都███区内の消防署への通報を常に傍受し通報のあった地域の道路を一時的に封鎖、現場の隊員と協力しその事実にかかわらず迅速に救助を行ってください。SCP-XXX-JP-aによる被害が発生した場合はカバーストーリー“暴走運転、居眠り運転による事故”を配布した後周辺の住民を避難させ混乱を最小限にとどめてください。さらに、SCP-XXX-JPの周辺地域にはカバーストーリー“老朽化による改装工事”を配布し作業員に偽装した最低3名以上の監視員を配置し内部への不必要な侵入を防いでください。

説明: SCP-XXX-JPは東京都███区にある消防署に酷似した建築物です。その構造は一般的な消防署のものと同様ですが、施設の内装はメタリックブルーを中心としたものです。SCP-XXX-JPに対しての破壊行為はごく小さな傷が付くのみに留まり、大きな損傷を与えることはできません。また、建造物自体が不定期に微振動を起こすことが確認されていますが、その原因は不明です。

SCP-XXX-JPは東京都███区を管轄とする消防署に向けて通報が入った時に活性化します。通報は全てSCP-XXX-JPへと接続され、それと同時に内部の車庫から既存の救助車両とに酷似したメタリックブルーの実体(以下SCP-XXX-JP-aと呼称)を発生させ、通報があった場所に移動を開始させます。すべての通報を財団へ接続させる試みは不明な電波障害によって全て失敗に終わっています。SCP-XXX-JP-aの発車を防ぐため車庫を封鎖しましたが、近隣の道路や土地にSCP-XXX-JP-aを出現させたため出現自体の阻止は不可能と思われます。

SCP-XXX-JP-aは運転席が無人であるにも関わらず駆動が可能で、常に目的地への最短距離を交通法規を無視した極めて粗雑な運転で走行します。それは結果として追突事故、人身事故を引き起こします。さらにその事故について通報が行われた場合、再びSCP-XXX-JPが活性化し約80%の確率で被害が拡大します。SCP-XXX-JP-aが無事に現場に到着した場合、未知の手段で発生していた災害への救助、沈静活動を行います。活動内容は非常に乱雑なもので、多くの場合において災害を迅速に沈静化させますが周辺地域や住民に甚大な被害をもたらします。SCP-XXX-JP-aは走行不可能まで破損する、または救助活動が完了したとされる時即座に消失します。

SCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-aは施錠されておらず内部への侵入は容易に可能ですが、必ず約1~3秒後に未知の力によって排出されます。これは人間以外の侵入の場合も同様で、殆どの場合「吹き飛ばされるよう」、「吐き出されるよう」だという印象を受けます。

下記は通報内容とそれに伴い発生したSCP-XXX-JP-a、その活動の結果の抜粋です。

SCP-XXX-JP-a 通報内容 SCP-XXX-JP-aの特徴 結果
SCP-XXX-JP-a-1~8 住宅街での火災 はしご車、ポンプ車に酷似した車両 2回の追突事故を発生させた後到着。高圧の放水によって火災住宅が倒壊、近隣住宅にも放水が行われ倒壊した。SCP-XXX-JP-aは鎮火後消失。
SCP-XXX-JP-a-13~19 意識不明者の発見 救急車に酷似した車両 SCP-XXX-JP-a到着前に救助、搬送完了。搬送経路の幹線道路にて大規模な衝突事故を発生させ、搬送完了と同時に消失。
SCP-XXX-JP-a-20~22 怪我人の発見 救急車に酷似した車両 これはD-1021を映像、音声記録装置を装備させた後意図的に負傷させ行った実験である。これは病院への最短距離を封鎖し行った。現場に到着した車両はSCP-XXX-JP-a-22だと思われる。D-1021は未知の手段で収容された後、複数の衝突事故を経て██病院へ搬送された。車両は消失し、その後出現したD-1021は全身骨折、内臓破裂等で既に死亡しており、意図的につけた傷口には滅茶苦茶な縫合の痕跡が見られた。映像は青色の空間のみが記録されており、音声は男性と思われる「がんばれ」「大丈夫」等の言葉が繰り返し記録されていた。
SCP-XXX-JP-a-28~38 高速道路での事故 警察車両、救急車に酷似した車両 要救助者を未知の方法で車内へ収容し移動。本来の許容量をはるかに超える人数を収容していた。移動中8回の接触、追突事故を発生させた後、最寄りの██救急センターに到着後消失。消失と同時に過剰に鎮静剤を投与された死体群が出現。死体群は収容され搬送されたとみられる人物のDNAとすべて一致した。
SCP-XXX-JP-a-39 通り魔による女児の重傷者の発見 救急車に酷似した車両 女児を車内へ収容し移動。特筆すべき点として、100km/h以上で走行しているにも関わらず移動中、事故が発生しなかった。██救急センターへ到着後消失。消失と同時に完璧な処置が施された女児が出現。

補遺1: SCP-XXX-JP-a-55によって搬送され一命を取り留めた女児が、便箋と思われる紙を所持していました。状況からSCP-XXX-JPに関係しているものと見られ、内容はSCP-XXX-JPと超電救助隊HEROとの関係を示唆するものです。便箋、搬送された女児自体共に異常性は見られなかったため、搬送された女児には記憶処理を施しました。念のため女児は現在経過を観察中です。

下記は内容の写しです。

おんなの子へ

残り少ない自分を振り絞ってこれを書いている。
れっきとした救助活動を私は行ってきたつもりだった。こんな姿になったのも、助けたかったからだ。
救助の度に意識が分裂し、消えていった。削れていく意識のまま、ただ救えない人を増やした。
最悪の結果だ。きっとこれが最後になると思う。最後くらいは本当の[滲みにより解読不能]
来世があるならきっと、君に、元気な君にあってみたい。君がこの手紙を読めていることを願う。

銀河の果てまで超速出動!超電救助隊HERO、超速機動司令官コマンダー・ブルー より

補遺2: SCP-XXX-JP-a-55の発生から20██年█月現在までSCP-XXX-JPの活性化は確認されておらず、複数回に渡る実験及び調査の結果、SCP-XXX-JPの異常性が消失していることが確認されました。この結果を受け、SCP-XXX-JPのオブジェクトクラスがKeterからNeutralizedへ変更されました。