皆様始めまして、名も無い者というものです。
私がSCP財団のことを知ったのはfc2の非公式翻訳wikiからで、そこから日本支部のオリジナルSCPにも触れていき、私もSCPを創作したいと思い、参加することにしました。 あまり積極的には活動できないかもしれませんが、これからアイデアが纏まったらなにかしら投稿していきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。
普段はTwitterの「@Ganeosaurus」というアカウントで活動しております。糞みたいな戯言ばかり呟いていますが、何かありましたらそちらまで。
「生物を中に入れて(生体、サンプル問わず)条件を指定したら進化させる機械」
「平行宇宙からやってきた恐竜人間と、それが着ていた恐竜型パワードスーツ」
「認識災害を起こして、盗みを働いても誰にも気づかれない上に、良心の呵責を減退させ心理的抵抗を消す模造刀(ピッキングツールにもなる)」
「畳に敷くととても気持ちよく眠れ、他にも複数の機能があるが、ベッドに敷くと二度と起きなくなる寝具一式」
「某映画のコスプレセット一式(小道具含む)。着用すると物分りが異様に良くなり本来知り得ない情報さえ知ることが出来るが、語彙が著しく減少し「わかる」「わからない」「それな」ぐらいしか言えなくなる」
「モンタージュ写真の要領で顔や体系を指定すると人間の女性を生成する、モニタつきの棺型機械」
「地上にある核弾頭を勝手に使ってすっ飛んでいく核パルス推進式宇宙船」
現在考えているアイデアはこのような感じになっております。いずれ記事にしたりアイデアを追加するかもしれません。
オブジェクトクラス:Euclid
取扱方:SCP-XXX-JPはサイト-8104のバイオセーフティーレベルが4クラスの設備を備えた大きさ35.3m×14.7m×8.5mのチャンバー内部に収容されます。SCP-XXX-JPは内部動力を有している可能性が高く、電源の接続は必要ありません。SCP-XXX-JPを使用する職員はどのクラスにおいても高校生レベルの生物学の知識が必要とされます。(現在考え中)多細胞生物以外の生物・細菌・ウィルス等をSCP-XXX-JPに使用する場合は、レベル3職員から承認を受けた者のみが使用できます。その場合は防護スーツを着用することが義務付けられます。
説明:SCP-XXX-JPはスコットランドの███に存在するパブの地下で、改装工事を行うための地質調査中に発見されました。疑問に思ったパブの店主が弁護士に調査を依頼しようとしていたところをエージェントが突き止め、店主・パブの常連客・地質調査会社の社員・弁護士及びにその関係者全員にBクラス記憶処理を施しました。その特性から日本生類総研及びに東弊重工の関連性が疑われ、20██/██/██にイギリス支部から日本支部に移送され、収容されました。(現在考え中)
SCP-XXX-JPは巨大な機械装置で大きさは11.4m×7.8m×5.7mです。材質は金属であるということ以外全く不明で、耐久性実験でも貫通できたのは外装のみでした。また、損傷した場合にはナノボットを含んだゲル状の物質を滲ませ自己修復を行います。完全に修復するのにかかる時間は損傷の度合いによって異なり、数時間から数か月程度です。ナノボットの動力源として高圧電流が流されているため、ゲル状物質に触れるのは危険です。
外見的特徴として正面に電源ボタンと大型タッチパネル式モニターとキーボード、マイクとスピーカーがあり、DVD-R・コピー用紙・ハードカバーの小説・USBフラッシュメモリー・フロップーディスク等紙を含めたありとあらゆる媒体(数年足らずで廃れた規格さえも)に対応した読み取りスロット、また生物の断片サンプル及びに液体の入った容器を回収するスロットが存在します。側面にはドアがあり、内部には6m×4.2m×4.2mの空間が存在します。
SCP-XXX-JPは会話能力があり、モニターに映し出された文章と発声により会話を行います。対象の意識を読み取ることで、対象の使用している言語で会話が可能なものと思われます。口調はやや粗雑です。「D.D.」なる存在を信仰していることが示唆されています。
SCP-XXX-JPはドア内部に入った生物及びに生体サンプル・液体に含まれるDNAの元となった生物を進化させることができます。
生物を進化させるにはまず進化させたい生物の体組織の断片か体液、若しくはドアの内部に進化させたい生物を入れます。ドア内部に入れる生物の生死は問いませんが、DNAが破壊されてしまっているほど腐敗・損壊している場合にはエラーが検出されます。
入れ終わると自動でDNAを検出しどの生物を進化させるか尋ねてきます。タッチパネル若しくはキーボードまたは音声で進化させる生物を指定します。指定が終了するとサンプルスロットに挿入されていた容器は返却されます。
それが終わると「生命進化ウィザード」か「シナリオの使用」の何れかを選択するのか尋ねてきます。
「生命進化ウィザード」を選択するとまず「居住惑星の指定」というメニューが現れます。そこでは恒星のサイズ、恒星からの距離、惑星の種類、衛星の指定、大気の組成、水界度1、地軸の傾き、大陸プレート等の設定を行います。
続いて「居住環境の設定」というメニューに移ります。そこでは生息する大陸・環境・地域・緯度経度等の設定をします。
次に「生態的地位の設定」というメニューに移ります。そこでは進化させる生物がどのニッチに収まるのかを指定します。捕食者、草食動物、水棲生物、飛行生物、寄生生物、共生生物等が指定できます。
最後に「進化期間の設定」というメニューに移ります。単位は年数か世代数を指定できます。年数は最低1年から最高1000億年まで、世代数は最低1世代から最高100穣世代までを指定できます。
設定が終わるとこの設定で進化を実行してよいのかを尋ねてきます。タッチパネルの「OK」のボタンを押すと生命進化ウィザードを終了します。「戻る」のボタンを押すと設定をやり直すことができます。
「シナリオの使用」を選択すると進化のシナリオが書かれた媒体の挿入を求めてきます。シナリオには文章か画像またはその両方が使用できます。紙媒体若しくは電子データの収められた媒体を挿入すると自動で読み取ります。この際エラーが検出されることがあります。
シナリオの読み取りが終了するとモニターにシナリオの内容を表示し、この解釈で良いのかを尋ねてきます。タッチパネルの「YES」のボタンを押すとシナリオの書かれた媒体を返却し、シナリオの使用モードを終了します。「NO」を押すとシナリオの疑問点を尋ねてくるので回答する必要があります。そしてシナリオの再解釈を行い、再びこの解釈で良いのかを尋ねてきます。
選択したモードを終了させると進化を実行してよいかを尋ねてきます。また、ドア内部に生きた生物を入れているとその生物は死ぬがそれでも良いのかと尋ねてきます。「OK」と指定するともう一度確認を行い、それも許可すると進化を開始します。進化にかかる時間は年数や世代数によって変わりますが、数秒から数年で終了します。
進化が終了すると、ドア内部の空間に進化した生物が出現します。サンプルスロットにDNAを含んだ物質を挿入していた場合は卵若しくは胎児が出現します。ドア内部に生物を入れていた場合は、その生物の年齢まで成長した(死体の場合は享年)生物が出現します。ドア内部に複数の生物を入れた場合は、入れた数と同じ数の進化した生物が現れます。
生物の進化環境として水中や特殊な大気を指定していた場合には、ドア内部はどこからともなく表れたそれらの物質で満たされます。
SCP-XXX-JPは盛んにエラーを検出します。
Error:無生物の検出
SCP-XXX-JPのドア内部に生物でないものが入った時に出るエラーです。そのため車などの機械を進化させることは全く不可能であり、Dクラス職員を内部に入れて通信機で起動中の様子を探る実験も失敗しました。
Error:シナリオ実行不可
シナリオが非現実的なものであったり、余りにも大雑把で曖昧な場合に出るエラーです。大抵の場合、直後にSCP-XXX-JPがシナリオの問題点の指摘を行うことがあります。
Error:使用者の無知
使用者がSCP-XXX-JPの発言内容を理解できなかった場合に出るエラーです。大抵の場合、直後にSCP-XXX-JPが使用者に罵声を浴びせます。
Error:進化不可能
何らかの理由で進化させることが不可能であった場合に出るエラーです。
Error:その他のエラー
上記以外の理由で出るエラーです。
Error:深刻なエラー
理由は不明ですが、何らかの理由で深刻な問題が発生すると出るエラーです。このエラーが出た場合、ドア内部に入れられたものを秒速45mで外部に射出したあとSCP-XXX-JPは再起動を行います。
20/██/██から20/██/█にかけて、金子博士の主導でSCP-XXX-JPを使用した実験が行われました。
進化対象:ハツカネズミ(Mus musculus)の成体
指定した進化条件:生命進化ウィザードにて捕食者のニッチを指定、それ以外は現在の地球と同じ条件でプレートの移動は通常、進化期間は5000万年と指定した。
実験結果:犬か狼に似た生物に進化していた。体躯は大型化し脚は細長くなり、門歯が肉を切り裂くような鋭い形状に変化していた。尾はネズミのそれと同等であった。
進化対象:コウイカ(Sepia esculenta)の冷凍死体
指定した進化条件:生命進化ウィザードにて陸棲、雑食生物のニッチを指定、生息環境は高温多湿の森林でプレートの移動は通常、進化期間は2億年と指定した。
実験結果:体高数mの大型生物に進化していた。触腕以外の8本の腕は太くなり内部には縦横に走る軟骨が発達していた。体内の甲はトラス状のフレームになり、外套膜の内側には肺のような器官が出現していた。
進化対象:アメリカアリゲーター(Alligator mississippiensis)の幼体
指定した進化条件:USBフラッシュメモリー内部に収められた文章ファイルで「火を吐く生物」というシナリオを指定。
実験結果:外見はあまり変わらないが背鰭が生えていた。この背鰭には複数の血管が通っており冷却器官と見られている。胃は牛のそれに似た醗酵室を備えメタンガスを発生させることが可能であった。歯には金属質が蓄積していて、素早く噛み合わせることで火花を発することが可能であった。口蓋及びに口腔内は角質化していて舌を引っ込めることが可能であった。咽頭内には炎の逆流を防ぐための弁があった。
進化対象:賞味期限が切れて腐敗した牛(Bos taurus)のステーキ肉一枚
指定した進化条件:生命進化ウィザードにて牛以外の哺乳類が一切存在しない惑星を指定し、それ以外は現在の地球と同じ条件を指定。進化期間を500万年と指定した。
実験結果:「Error:進化不可能」を検出。その後SCP-XXX-JPはサンプルの遺伝子が破損している旨を伝えた。
メモ:冷蔵庫の中身を処分しようとしたのがいけなかったのかな。 ―金子博士
進化対象:ティラノサウルス(Tyrannosaurus rex)の化石から得られた軟組織標本
指定した進化条件:生命進化ウィザードにて白亜紀後期の地球と同じ条件を指定。進化期間を1世代と指定した。
実験結果:現生の細菌種とよく似た細菌が現れた。
メモ:なんてことだ、やはり、あの軟組織は微生物のバイオフィルムに過ぎなかったというのか・・・。 ―金子博士
進化対象:ハドロサウルス(Hadrosaurus foulkii)の化石から得られた軟組織標本
指定した進化条件:生命進化ウィザードにて白亜紀後期の地球と同じ条件を指定。進化期間を1世代と指定した。
実験結果:「Error:進化不可能」を検出。その後SCP-XXX-JPはサンプルに遺伝子情報が存在していない旨を伝えた。
メモ:これは好感触だ。DNAは半減期でとうの昔に消え去っているとしても、軟組織は長い時を経ても保存されるということが解ったからだ。 ―金子博士
進化対象:SCP-███によって得られたパキリノサウルス(Pachyrhinosaurus lakustai)の遺伝子
指定した進化条件:生命進化ウィザードにて白亜紀後期の地球と同じ条件を指定。進化期間を1世代と指定した。
実験結果:ドア内部に現れた卵を孵化させると恐竜が現れた。サンプルのDNA解析はパキリノサウルスとほぼ同じであると いう結果が出た。
メモ:これは良い結果だ。これがあれば、いかなる絶滅生物も復活させられる! ―金子博士
メモ:オブジェクトの私的利用は厳に謹んでください。 ―エージェント・ ██
進化対象:大腸菌の株が収められたシャーレ一皿
指定した進化条件:生命進化ウィザードにて進化期間を100穣世代と指定。それ以外は現在の地球と同じ条件を指定。
実験結果:進化に82年かかると表示され、実験は中止された。
進化対象:ヒトの遺伝子が含まれた血液サンプル
指定した進化条件:コピー用紙1枚にボールペンによる筆記で「SCP-██-JPの特徴を持った生物」というシナリオを指定。
実験結果:「Error:シナリオ実行不可」を検出。その後SCP-XXX-JPはシナリオの実行不可性を説明したのち使用者を罵倒した。
メモ:どうやらSCP-XXX-JPは通常の生物学的・進化学的域から逸脱したような生物を生み出すことは出来ないようだ。自身もSCPオブジェクトでありながら“頭が固い”らしい。 ―金子博士
その後の調査やSCP-XXX-JPへ行ったインタビューにより、日本生類総研及びに東弊重工の関連性が無いことが判明した為、日本支部より設備が充実しているアメリカ本部へ移送の計画がされており、計画通りに進めば20██/█/██頃に実行に移される予定です。