名無しのジョン・ドゥの下書き集

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Neutralized Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPのドメインは日本国内の政府機関に所属する財団のエージェントによって、すべての主要なインターネットサービスを提供するプロバイダからブロックされます。SCP-XXX-JPが削除された場合は機動部隊ま-196(''インターネット探検隊'')によって新たなSCP-XXX-JPが捜索されます。SCP-XXX-JPで実験を行う際はセキュリティクリアランスレベル2以上の職員の許可が必要です。

説明: SCP-XXX-JPは今現在IPアドレスが██.█.████.███の「www.merugufood.████████」ドメインでアクセス可能なウェブサイトです。SCP-XXX-JPのサイトページにはお料理転送ネットサービスという文字とその下に1つのテキスト入力ボックスと注文と書かれたボタンが表示されており、更にその下には

「メルグ食品が1開発したお料理転送ネットシステムによって、5分でお客様の元にお料理をお運び致します! どんなお料理でもお値段一律500円! お料理の料金はお運びの際に自動で徴収いたします! 是非ご利用下さい!」

という文章が表示されています。SCP-XXX-JPの異常性はテキスト入力ボックスに何らかの料理名を入力し、ボタンをクリックした際に発現します(以降、入力した人物を入力者と表記)。ボタンをクリックしてから約5分後、入力者の近くに存在する平らな面に入力した料理が出現し、それと同時に入力者の所有している現金が500円消失します。2

SCP-XXX-JPは2012/██/█に休暇中の四ッ辺上級研究員によって偶然発見されました。発見当時、四ッ辺上級研究員は趣味のネットサーフィンを行なっており、その際にSCP-XXX-JPのウェブサイトを発見し、そのサイトページに表示されていた上記の文章を見て、何らかの異常性が存在する可能性があると感じ、財団に報告。その後の実験により異常性が判明しました。

実験記録 - SCP-XXX-JP 実験担当: 四ッ辺上級研究員

実験1

実験内容: SCP-XXX-JPのテキスト入力ボックスに料理名を入力し、ボタンをクリックする。

入力した料理名: 天丼

入力者: D-55834

実験結果: D-55834がSCP-XXX-JPに入力して10分以上経過しても何も出現せず。

どういう事だ? 文章どうりならこれで料理が出現する筈だが…もしかして入力者が現金を所持していないからなのか? -四ッ辺上級研究員

実験2

実験内容: 入力者に現金を所持させた状態でSCP-XXX-JPのテキスト入力ボックスに料理名を入力し、ボタンをクリックする。

入力した料理名: ざるそば

入力者: D-55834

実験結果: D-55834がSCP-XXX-JPに入力してから約5分後、実験室内にざるそばが出現。それとほぼ同時にD-55834が所持していた現金が500円分消失した。

やはり入力者が現金を所持した状態で入力しないと駄目なようだ。これ以降の実験からは入力者に現金を所持させた状態で入力を行わせる事にしよう。 -四ッ辺上級研究員

実験3

実験内容: 値段が500円以上の料理を入力する。

入力した料理名: サーロインステーキ

入力者: D-55834

実験結果: D-55834がSCP-XXX-JPに入力してから約5分後にサーロインステーキが出現。それとほぼ同時にD-55834が所持していた現金が500円分消失した。

500円以上の値段の物を入力した場合も消失する金額は500円分だけの様だ。 -四ッ辺上級研究員

補遺1: 2013/██/█、突如としてSCP-XXX-JPのウェブサイトが何者かによって削除されました。それ以降█カ月に渡って監視が行われましたが動きが見られなかったため、SCP-XXX-JPはNeutralizedに再分類されました。

補遺2: 2014/██/██、以前とは異なるドメインでSCP-XXX-JPが再出現しているのが四ッ辺上級研究員に発見されました。再出現したSCP-XXX-JPのウェブページには以下の文章が追加されていました。

弊社のお料理転送ネットサービスをご利用しておられた皆様、唐突にサービスを終了して誠に申し訳ありませんでした。
実は何者かからの妨害によりお客様の皆様がページに入れなくなるという事態が発生したため、弊社で様々な対策を試みてみましたが一向に解決しなかったため一度サイトを削除し、新たに開設するという解決法を採らざるを得なくなりました。
もしこれ以降も同じ事態に陥った場合は同じ解決法を使わせて頂きます。
お客様の皆様にはご不便をお掛け致しますが何卒ご了承ください。

メルグ食品代表取締役
ヨシヒト・メルグ

これを受けて再度SCP-XXX-JPのドメインをプロバイダからブロックしましたが█日後にSCP-XXX-JPのウェブサイトが削除され、さらにその█日後に異なるドメインで再出現しているのが確認されたため、SCP-XXX-JPはEuclidに再分類されました。今現在、SCP-XXX-JPの削除と再出現は███回行われています。