アイテム番号:SCP-1987-JP-EX
オブジェクトクラス:Keter Explained
特別収容プロトコル:SCP-1987-JP-EXの異常性は、全て気のせいであると結論付けられました。
SCP-1987-JPに対する有効な収容手段は現在確立されていません。SCP-1987-JPの被験者には、クラスD記憶処理を行い、必要以上に接触しないよう細心の注意を払ってください。また、サイト-█の上空に旅客機などの一般人が侵入しないように封鎖を行ってください。SCP-1987-JPの調査にはDクラス職員を派遣させてください。万が一、派遣したDクラス職員が[編集済み]した場合は、迅速な措置を行ってください。
説明:SCP-1987-JPは、サイト-█の上空で発生していると考えられる感染性の認識災害です。SCP-1987-JPの影響下にある全ての人間は、今目視している全ての物質、概念、状況を「気のせい」「思い込み」だと認識するようになり、その一切を破棄します。
また、同じ物質や状況を目前としている対象者に対し、「気のせい」であることを伝え、止めさせようとします。伝えられた対象者はSCP-1987-JPと同じ影響下に陥ることになります。
「気のせい」という認識は、いかなる科学的、論理的理由を提示し、認識させたとしても揺るがないことが確認されています。
また、SCP-1987-JPの影響によって調査員のエージェント・██が[編集済み]したことが報告されています。よって、生存という概念にも影響がある可能性があります。さらなる異常性を発見するため、調査を進めてください。報告は以上です。
仮にとある財団員がSCP-1987-JPの区域内を歩き、影響を受けたとしよう。
するとどうだろう?
その財団員は「自分が生存していること」を気のせいだと思い、生きるすることをやめようとするのだ。
これ以上、こいつによる犠牲を増やすわけにはいかない。
何が何でも無力化しなくてはならない。
確保、収容、保護。ーーO5-██
補遺:最近の調査により、SCP-1987-JPの全ての異常性は本来存在せず、気のせいであることが確認されました。
これ以上の調査は不要です。
Explainedへの変更を申請しています。
承認ーーO5-██