mujinnnanasidoのクロッキー帳

『見えない全ての病のために』

アイテム番号:SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス:Safe

特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPは、サイト-8122の小型オブジェクト管理ロッカーに容器の蓋を正確に締めた状態で保管してください。
SCP-XXX-JP-1が発生した患者の身体情報は1日に3度データ化し、別途報告書として担当職員へ提出してください。
SCP-XXX-JPで実験を行う場合はレベル3以上の職員1名或いはサイト管理官の許可を、SCP-XXX-JP-1で実験を行う場合はレベル3以上の職員2名或いはサイト管理官の許可を得た上で行ってください。
また、実験終了後は目的とした実験の報告書に加えて被験者の容態を30分おきに記録した報告書を、許可を出したレベル3以上の職員或いはサイト管理官に提出してください。

説明:SCP-XXX-JPは500ml瓶に入れられた、一般的に内視鏡検査時に用いられる消泡剤に類似した粘性、色味、風味をもつ不透明の液体です。
瓶には「内視眼検査薬ないしがんけんさやく」の文字だけが黒くゴシック体で書かれた白い地色のラベルが貼られており、成分表示や製造元の記述は為されていません。 また、この瓶は異常性のない通常のガラス瓶であることが確認されています。

SCP-XXX-JPの異常性は、当該オブジェクトを摂取した場合に発現します。
当該オブジェクトを摂取した人物(以下この人物を被験者と呼称)は凡そ30分以内に強烈な腹痛に見舞われ嘔吐と下痢を繰り返します。
その後、例外なく被験者の胃内壁には幾つかの亀裂が生じ、其処にSCP-XXX-JP-1が発生する事が確認されています。

SCP-XXX-JP-1は一見してヒト科ヒト属に分類される生物の眼球に類似した外見をとる異常な細胞組織です。
SCP-XXX-JP-1は被験者の視神経、視交叉を含む眼球器官全体及び第一次視覚中枢をはじめとした後頭葉全体との直接、間接問わない接続が一切見られないにもかかわらず視覚情報を伝達しており、かつ被験者の意思で通常の眼球の様に動作させることが可能であることが確認されています。
SCP-XXX-JP-1は初めの発生時点の数に比例して増加してゆき、次第に胃以外の内臓の内壁にも発生し始めます。
この時、通常であれば起こりえると予想されるあらゆる内臓機能の喪失や機能低下は確認されません。
また、外的にも視覚情報が増加したことに起因する心的変化以外に健康状態の異常は見られず、視覚情報が増えることによる脳機能の低下も見られませんでした。
これらの変化による被験者の反応としては、多くの場合に於いてSCP-XXX-JP-1によって増加した視覚情報に対して混乱を示し、自身の正常な視覚を見失うことにより日常生活を送ることが困難になることが確認されていますが、これらは自己防衛上適切な反応であり、異常でないことが確認されています。

SCP-XXX-JP-1の増殖が進行し口腔にSCP-XXX-JP-1が発生することを切っ掛けとして、体内に発生したすべてのSCP-XXX-JP-1が被験者の意思に沿わない形で活性化し、積極的に光のある方向へ瞳孔を向けるように活動を開始します。

SCP-XXX-JP-1が被験者のものでない眼球を視認するとSCP-XXX-JP-1は眼球が涙を流す場合に酷似した反応を見せてSCP-XXX-JPを排出し始めます。
この変化が発生すると同時に被験者はSCP-XXX-JP-1が視認した眼球の所有者に対して接吻を行いたいという衝動に駆られます。
被験者に接吻をされた対象は凡そ1時間でSCP-XXX-JPを摂取した場合と同様の変化に見舞われます。

SCP-XXX-JPは██県███市█区の████において、私立の内科病院である████病院の通院患者のうち悪性腫瘍や胃潰瘍などの内臓器官で生じる病を重軽問わず抱えた患者らが連続で気を違えて自殺する事件があったことから財団の目に留まり、院内調査及び数少ない当オブジェクトを投与された上で生存していた通院患者たちへの聞き込みを行った結果、事件の原因であると判明したために確保に至りました。
その際、自殺患者らの担当医であり経営者でもあった███ 仁美も確保され、インタビューが行われましたが、彼女がSCP-XXX-JPについて全くの無知であった事や彼女自身が自殺患者の発生によって重度の鬱病を発症していた事もあり当オブジェクトとの関係性は低いものとし、彼女を含む████病院関係者全体へ記憶処理を施した後、事件はカバーストーリー「医療用薬品の過剰処方」によって隠蔽されました。

補遺:記憶処理の際、███ 仁美から過去に思考誘導が実行された痕跡が見つかっており、免許を保持する正式な医師が意図しない内に出所不明の薬品を使用した当該事件の原因に何者かの関与があった可能性が高いと推定、早急な類似事件の捜索と防衛措置の実施の為、監視網の拡大と強化が必要である。 ー████博士


いずれ書く、または一先ず書いてみてから可否を判定するSCP記事を置いておくところです。


いずれ書く、または一先ず書いてみてから可否を判定するtaleを置いておくところです。


なんらかの企画やイラスト作成に使うアイディアや作品、或いは依頼内容を置くところです。


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