scp案 チョーク(仮)
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アイテム番号: SCP-1568-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1568-JPはサイト-81███の低脅威度収容ロッカーに収容してください。実験の際にはセキュリティクリアランス2を持った職員を同行させてください。新たなSCP-1568-JPを日本国内で発見された場合は全てサイト-81███に収容し、海外でSCP-1568-JPが発見された場合は近くのサイトに収容して下さい。

説明: SCP-1568-JPは白色のチョークです。現在複数存在していることが判明されました。このチョークで黒板に単語を書くと、書かれた単語はSCP-1568-JP-1となります。この単語を視認した際、2つの段階に分けて単語に関係する記憶を忘却します。1つ目の段階ではSCP-1568-JP-1を連想させるような行動を忘却します。SCP-1568-JP-1に暴露して2時間が経過するとSCP-1568-JP-1のことを永久的に忘却します。

SCP-1568-JPで絵を描くと描かれた絵はSCP-1568-JP-2となります。この絵を視認した際、視認した対象者は描かれている絵を再現しようとします。再現できずに2時間が経過すると対象者は暴力的になり、どのような手段を使用させても再現させようとします。また、後述する実験の結果からSCP-1568-JP-1とSCP-1568-JP-2の異常性の対象者になるものは満18歳以上の男女です。SCP-1568-JP-1.-2は黒板消しで無力化が可能です。

補遺1: 2018年3月15日にアメリカのワシントン州でSCP-1568-JP-2の異常性の内容と酷似した事例が発生しました。この事例からSCP-1568-JPは複数存在していることが発覚し、これらはまだ収容されていません。

補遺2: このオブジェクトは、██県██市███小学校で発見されました。当初生徒を数人首吊りにした教師(以下、佐藤氏と記述)と通報を受け、到着した警察官3名が2時間後に佐藤氏と同じ犯行をしたことで財団の興味を引き、同じ犯行をした警察官及び小学校の関係者にはカバーストーリー「不審者の侵入」が流されました。事件の取り調べと称してエージェント██が佐藤氏にインタビューを行いました。以下はインタビューの記録です。

対象: 佐藤氏

インタビュアー: エージェント██

<録音開始, >

エージェント██: さて佐藤さん、どうしてあなたがあんなことをしてしまったのか何か気になることを何でもいいのでおっしゃってください。

佐藤氏: (3分間沈黙) ほ…本当に何でもいいんですか?

エージェント██:はい、もちろんです。

佐藤氏:それでしたら心当たりがあって、あ…あの絵を見た時からですかね。

エージェント██: あの絵とは?

佐藤氏: 黒板に書かれた絵のことです。あの絵を見たせいで私は…私は…!!

エージェント██: 佐藤さん。あなたはその絵を見てどう思いましたか?

佐藤氏: さ…最初は生徒の誰かが書いた落書きかなと思っていたんです。しかし…その…お恥ずかしい話ですがだんだんと作りたくなってきたんです。

エージェント██: その欲求は何時間ぐらいで起こりましたか?

佐藤氏: 2時間ぐらいですね。

エージェント██: なるほど、そしてその後どうなったのですか?

佐藤氏: 作るのを我慢してたら、何が何でも作りたくなってきて、授業どころではなくなってきてそしたら気付いたんです。

エージェント██: 何に気付いたんですか?

佐藤氏: 材料なんて目の前にたくさんあったんですよ。それに気付いたらあとは簡単で材料共を黙らせてカーテンで隠して吊し上げましたね。

エージェント██: 佐藤さん、落ち着いてください。

佐藤氏: (椅子から立ち上がりエージェント██の目の前に身を乗り出しながら)ねえ、刑事さん!僕の作った物はどうでしたか?ちゃんと効果があるといいんですけどねえ。

エージェント██: 彼に鎮静剤を打ってください。

<録音終了>

終了報告書: インタビュー終了後佐藤氏に記憶処理を施した。

機動部隊か-5("学校の番人") が佐藤氏のインタビューで言及されていた「あの絵」についての撮影が成功しました。
以下がその画像です。また写真は対抗ミーム処理を施しています。