サンドボックス
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Ketel

特別収容プロトコル:
SCP-XXX-JP-a~iは、エリア8112に指定されている財団所有の島内の、低脅威度収容ロッカーに収容してください。エリア8112は、日本国政府と国土交通省の協力の下、一般には非公開の48番目の都道府県として登録されています。

エリア8112には常時30名以上の人員を配置し、月に1回、SCP-XXX-JP-ルール1~7に従ったイベントを実施し、SCP-XXX-JP-イベント48の発生座標の定着を行ってください。エリア内でSCP-XXX-JP-イベント48の発生座標に登録された職員以外の人物が出現した場合、SCP-XXX-JPの回収と事情聴取を行った後、SCP-XXX-JP-イベント48に関係した全ての人物に対し、Aクラス記憶処理を施し、カバーストーリー「懸賞旅行」の流布を行ってください。SCP-XXX-JP-イベント1~47の発生座標にはそれぞれ監視カメラを設置し、イベントによって出現したと思われる人物が確認され次第、同様の手順を行います。

定期的にSCP-XXX-JPの内容を確認し、改訂・増頁があった場合、その内容を基に未収用のSCP-XXX-JPの確保と関係者へのA~Cクラス記憶処理、該当するイベントの発生座標に変更がないか確認を行ってください。確認に用いる被験者は、SCP-XXX-JP-イベント49の実験を目的としない場合、30回以上同一人物を用いないようにしてください。

説明:
SCP-XXX-JPは、「日本列島・ローカルルール旅図鑑!」という

実験記録XXX-JP: 特に記載がない場合、被験者はSCP-XXX-JPを着用した状態で実験を行なったものとする。以下はSCP-XXX-JPに対して行われた実験の一部の記録を抜粋したものです。

実験記録002 - 日付20██年10月11日

被験者: D-XXX-01
方法: コップと雑誌を適切な場所に置くように指示する。どちらか一方を置いた時点で持っている物を確認させる。
結果: 被験者は右手で持った雑誌を流し台に置き、左手にコップを保持した。指示を受けた時点で間違いに気付き、流し台にコップを置き、回収した雑誌を本棚に入れた。

実験記録003 - 日付20██年10月11日

被験者: D-XXX-01
方法: コップと雑誌を1つずつ右手に持ち、適切な場所に置くように指示する。
結果: 問題なくコップを流し台に、雑誌を本棚に入れることができた。
考察: 片手では認識障害が発生しないようだ。

実験記録006 - 日付20██年10月15日

被験者: D-XXX-01
方法: フォークとナイフを使って調理した肉を食べるように指示する。
結果: 右手のナイフで肉を刺し、左手のフォークで無理やり切って食べた。(補足: 被験者は右利きである)
考察: 『勘違い』と言うよりも、『思い込み』に近い認識障害なのだろうか。

実験記録010 - 日付20██年10月18日

被験者: D-XXX-01
方法: バットを持ってティーバッティングをさせる。
結果: 問題なくティーバッティングをすることができた。
考察: 両手で同じ物を持った場合も認識障害は発生しないようだ。

実験記録014 - 日付20██年10月19日

被験者: エージェント・國分
方法: エレキギターで演奏をする。
結果: 右手でネックを握り、左手でピックを持って構えようとしたが、ストラップの向きが逆になることに気付き、正しい構えに戻した。
考察: 被験者が自力で間違いに気付いた初の事例。人からの指摘以外にも、被験者自身で気付ける要因があれば気付けるようだ。

実験記録015 - 日付20██年10月19日

被験者: エージェント・國分
方法: キーボードで合唱曲の伴奏を演奏する。
結果: 右手のメロディーラインを1オクターブ下げて左手で演奏し、左手の和音の伴奏ラインを1オクターブ上げて右手で演奏した。

メガネをはずしてもう一度やってみたけど、無理です。 - エージェント・國分

実験記録016 - 日付20██年10月19日

被験者: エージェント・國分
方法: キーボードで『バッハのインベンション1番』を演奏する。
結果: 問題なく演奏することができた。
考察: バッハって、右手も左手もメロディーラインなんすよ。どっちの手も『メロディーラインを弾く』っていう同じ目的だったから、普通に演奏できたのかな? - エージェント・國分
右手と左手の『目的』は、被験者の認識をベースにしているようだ。 - 城嶋博士

事件記録XXX-JP-A

日時: 日付20██年11月20日
サイト内のゴミ箱やロッカー等に、低脅威度のオブジェクトや、実験記録等が放置される事案が発生。さらに、低脅威度物品保管ロッカーに保管されていたはずのSCP-XXX-JPを、██博士が着用していたことが判明しました。低脅威度物品保管ロッカー周辺の監視カメラを解析した結果、保管室に入った██博士のメガネが、退室する時にはSCP-XXX-JPになっていることが確認できました。██博士が意図したものではないと供述したため、城嶋博士は、SCP-XXX-JPは別のメガネと入れ替わる性質をもつと仮説をたて、サイト内のメガネを着用している職員と、メガネをサイト外に一時的に出すように指示しました。また、SCP-XXX-JPの異常特性と入れ替わる能力を考慮し、サイト内で保管するのは危険と判断し、別のオブジェクトを収容する予定の、建設中のサイト外の収容施設に移送することを提案。提案は即座に承認されました。それに伴い、SCP-XXX-JPを移送する目的で、機動部隊-ラガンがその日のうちに結成されました。

機動部隊隊員が██博士からSCP-XXX-JPの回収を試みたところ、再びSCP-XXX-JPの異常性が発言し、サイト外で待機していた研究員のメガネと入れ替わり、収容違反が発生しました。周囲の職員が、研究員のメガネがSCP-XXX-JPになっていることを指摘し、研究員がSCP-XXX-JPを外そうと試みました。しかし、再び別の職員のメガネと入れ替わり、次々と別のメガネと入れ替わり続け、現場は一時混乱しました。
この様子を観察していた城嶋博士は、SCP-XXX-JPが最も近いメガネと入れ替わっていることに気付きました。城嶋博士はメガネを着用し、入れ替わったSCP-XXX-JPを着用している研究員を確保、2人から離れるように周囲の職員に指示を出しました。SCP-XXX-JPはその後、機動部隊-ラガンによってサイト外の収容施設に移送されるまでの間、城島博士と研究員のメガネを5秒から10秒の間隔で入れ替わり続けました。

この事件を受け、特別収容プロトコルが現在のものに改訂されました。また、SCP-XXX-JPのEuclidクラスへの格上げが検討されましたが、現在まで収容違反の兆候はないため、クラス変更は保留となりました。現在、SCP-XXX-JPは一緒に収容されている非異常性のメガネと、5秒から1時間の間隔で入れ替わりが発生しています。定期的に観察を行い、新たな異常性が判明した場合は、城嶋博士へ報告してください。

補遺:1 事件XXX-JP-AでSCP-XXX-JPを着用した職員にインタビューを行ったところ、SCP-XXX-JPを着用時は、視界が非常にクリアであったと回答しました。実験の結果、SCP-XXX-JPは着用者の視力に合わせてレンズの度数が変化していることが確認されました。これは老眼、近眼、斜視にも適用されます。盲人の被験者に対して、視覚への影響はありませんでした。

補遺:2 20██年9月23日、SCP-XXX-JPの入れ替わりが発生する条件が、実験の結果確定しました。また、入れ替わりが発生した後、SCP-XXX-JPを同一人物が約8時間着用し続けることで、再び1ヶ月間、入れ替わりが発生しないことが判明しました。

SCP-XXX-JPに意思があるかは分からないが、メガネとしての本分を果たしたいのかもしれないな。 - 城嶋博士