モリリンの下書き倉庫

現在、『█い林檎 Ver0.2』『█い真珠』の2種類の下書きについて批評を受け付けています。
是非ともよろしくお願いします!

追記1: 削除しました。彼奴はいい奴だったよ…

新記事『柘榴酒(仮)』執筆中
追記2: タイトルを『子憂ふ母に芳醇なる忘憂を』に変更しました。

下書きフォーラムはこちら


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Wine_barrel.jpg

SCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8163のBSL3防疫区画に設置された特殊排水システム搭載型標準防水収容コンテナ(S3D2-C)内に収容されています。回収したSCP-XXX-JP-Bは一度大型イノックスタンクに貯蔵され、Cクラス有機廃液処理プロトコルに基づいて廃棄されます。

説明: SCP-XXX-JPは高さ900mm、中央直径790mm、容量228Lの木製洋樽です。遺伝子情報解析の結果、一般的なワイン樽とは異なりザクロ(学名:Punica granatum)に由来する材木で構成されていることが判明しました。
SCP-XXX-JPは如何なる手段を用いても破壊することは出来ず、また内部温度を38.0℃に保つ高い恒温性を有しています。

SCP-XXX-JPは醸造イベントを通じてSCP-XXX-JP-A及びSCP-XXX-JP-Bを生成します。醸造イベントはSCP-XXX-JP内部で行われるためその直接的な観察は不可能ですが、超音波やMRIを初めとする非破壊検査によって間接的に調査することが可能です。SCP-XXX-JP-AはSCP-XXX-JP内部に発生するヒトの胎児型存在です。初期のSCP-XXX-JP-Aは胎芽状態で、その成長に伴って一時的に内臓組織やヒトを構成する器官を発達させますが、内部骨格やそれに準ずる器官は存在せず、細胞膜や皮膚によってのみ形状を維持していると考えられています。

pomegranate_wine

SCP-XXX-JP-B

SCP-XXX-JP-Aはおよそ280日の成長期間を経て成熟し、その後SCP-XXX-JP-Bへと変化します。SCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP-Aが崩壊して生じたアルコール度数18%の醸造酒です。僅かに濁った赤色で芳香を放っており、ザクロ由来の成分1とヒト由来のタンパク質や脂肪を多く含んでいます。SCP-XXX-JP-Bは特筆すべき物性を有してはいませんが、嚥下した対象に酩酊感を与えると共に嬰児2の泣き声に似た幻聴を引き起こします。幻聴は20~90秒間持続しますが、この時間は対象がSCP-XXX-JP-Bの後味を知覚している時間とほぼ同一であることが判明しています。

SCP-XXX-JP-Aの崩壊から24時間後、SCP-XXX-JPの蓋部分には小規模な裂傷が発生し、それに伴ってSCP-XXX-JP-Bがオブジェクト外部に流れ出します。一連の醸造イベントはSCP-XXX-JP-Bの流出をもって完結し、72時間に及ぶ裂傷の自己修復の後、自発的に反復されます。

発見経緯: SCP-XXX-JPは、████/10/14に京都市伏見区[編集済]の酒蔵で発見されました。同年10/7、酒造業を営む藤原██氏が行方不明になったという通報を受けた京都府警が失踪事件として捜査中、藤原氏が従業員である櫻井█氏に対し”秋津3”と名乗っていたことが判明。このことから同氏と”石榴倶楽部”との関連性が浮上したために財団による更なる調査が実施され、当オブジェクトの発見に至りました。なお、その後大規模な捜索が行われたものの同氏の発見には至っておらず、未だ消息不明です。

補遺1: ████/10/16、月刊██4の記者、内田██氏の自宅から、櫻井氏に対して行われたインタビューの記録を回収しました。内容は記録資料-XXX-JP #01 を参照してください。

遺伝子検査の結果、SCP-XXX-JP-Bと櫻井氏の間には遺伝的共通点が確認されました。また精密検査により櫻井氏には卵巣の欠損が確認されましたが、その他の現実的・生物学的異常性が認められなかったためクラスB記憶処理を施し解放されました。

補遺2: 藤原氏の自宅から、ボトリングされたSCP-XXX-JP-Bが計12本5発見されました。ボトルには『Carol di prosperità』と印字されたラベルが貼っており、それぞれにNo.109~No.120までの数字が割り振られていました。SCP-XXX-JPの容量と収容以前に発生した醸造イベント数から推定して、最低███本のSCP-XXX-JP-Bボトルが現存すると考えられていますが、未だそれらの発見には至っていません。

  • safe
  • scp-jp
  • 食物
  • 石榴倶楽部
  • 生物学
  • 液体
  • 自己修復
  • 性的
  • 聴覚
  • 木製

以下SCP-050-JP - かっぱれの改稿まとめです。

改稿案フォーラム

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アイテム番号: SCP-050-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-050-JPは性質上、収容は非常に困難であるとされています。感染者は発見次第、直ちに確保し無力化してください。SCP-050-JP-Aの実体化が確認された場合、SCP-050-JPに感染したDクラス職員を囮とし、SCP-050-JP-Aを日没まで引き付けてください。その間に逃走するDクラス職員を視認した一般市民がいた場合は、拘束の後クラスA記憶処理を行い解放してください。囮役となったDクラス職員は、その精神状況により、適切な記憶処理を施すか終了してください。
現在、日本国民の██%以上がSCP-050-JPに感染しているとされ、その完全な収容は実質的に不可能です。
後述する収容プロトコル「市町村防災行政無線」に基づき、SCP-050-JPまたSCP-050-JP-Aによる被害を最小限に抑えてください。
財団職員がSCP-050-JPの音声記録や“歌詞”に関する記録を閲覧する場合は、レベル2/SCP-050-JPクリアランスが必要です。

説明: SCP-050-JPは██県██郡が起源とされる童歌です。その歌詞やメロディーに異常性は見られませんが、それに“感染”したときにその特異性が発現します。SCP-050-JPには伝染性があり、SCP-050-JP感染者(以降SCP-050-JP-1)の歌声を介し、それを聞いた人に感染する能力があります。この伝播経路には制限があり、録音や音響機器を介した場合では感染せず、口承によってのみ感染することが確認されています。非感染者がSCP-050-JPと同様の童歌を歌った場合にはその能力や特異性が発現されることはありません。

SCP-050-JP-1は、その生い立ちや経験に関わらず『過去にSCP-050-JPを聞いたことがあり、これを用いた“あそび”もやったことがある。』という懐古的な感情を抱きます。この症状は潜在記憶に対する強力な改変能力を有しており、簡易的な記憶処理ではSCP-050-JPを忘却することはできません。完全な治癒にはクラスE以上の記憶処理が必要とされていますが、[編集済み]により今後の実験は禁止されています。
また、SCP-050-JP-1は12歳以下の児童に対して積極的にSCP-050-JPを口承しようとします。

12歳以下のSCP-050-JP-1は、“あそび”を行うためにあそび場16へ集まる習性をもちます。あそびを行う正確な周期に関してはいまだ不明ですが、あそびの開始時間はその地域の日没時間と密接な関係があることが判明しています。
また、あそびが行われる日にはその前兆として、該当地域のSCP-050-JP-1たちが積極的にSCP-050-JPを口ずさんだり、そのメロディーの鼻歌を歌うようになることが確認されています。

【あそびについて】

1.SCP-050-JP-1集団から1人の女児が無作為に選ばれ“にえ”役となります。集団に女児が存在しない場合、最も小柄な男児がにえとなります。対象となった男児は頭髪が30cmほど伸び、次いで乳房の僅かな発育も確認されます。この変化は不可逆的で、およそ10秒で完了します。

2.にえはその場に蹲ります。他SCP-050-JP-1はにえを囲うように手を繋ぎ、SCP-050-JPを歌いながら周回し始めます。

3.にえの頭髪がにえ自身を包み込むように伸長し、次いで強烈な腐敗臭を放つ濡羽色粘性流体(以降SCP-050-JP-A)へ変化します。初期段階のSCP-050-JP-Aの大きさは全長0.8mほどです。

4.SCP-050-JPを歌い終わると、SCP-050-JP-1たちは一斉にその場を走り去ります。

5.歌い終わりから60秒経過すると、SCP-050-JP-Aは周囲のSCP-050-JP-1に対して追跡を始めます。年齢に関係なく範囲内にいる全SCP-050-JP-1がその対象となり、追跡範囲はあそびが行われた位置から半径████mほどに及びます。

6.SCP-050-JP-AはSCP-050-JP-1に接触するとそのまま対象をとりこみ肥大化します。全長2.0mほどの大きさまで肥大化すると、2個体に分裂し別々に行動するようになります。

7.範囲内にいる全SCP-050-JP-1が存在しなくなるか、該当地域が日没を迎えるとあそびが終了し、すべてのSCP-050-JP-Aがその場で消失します。

SCP-050-AはSCP-050-JP-1にしか視認することができず、いかなる手段でも無力化や破壊は出来ません。また、SCP-050-JP-Aとなってしまった人物を救出することは現状不可能であり、あそびの終了によってSCP-050-JP-Aが消失した際にどこへ消えたのかは未だ不明です。

補遺-050-1: 収容プロトコル「市町村防災行政無線」


19██年██月██日、SCP-050-JPが有する“童歌”という形態から「SCP-050-JPの特異性や能力に対し、影響を与えることが出来るメロディーの存在」に関する仮説が██研究員によって提言されました。検証実験の結果、仮説を立証する“メロディー”の存在が明らかになりました。
SCP-050-JP-1にこのメロディーを聞かせることで、あそび自体を一時的に抑制する効果が確認されました。またこれはSCP-050-JP-Aに対しても有効であり、これを聞いたSCP-050-JP-Aはその場で消滅し、あそびが強制終了することが判明しています。

██研究員はこのメロディーを『夕焼け小焼け』と命名、また同名のカバーストーリーを一般市民に広く普及させることでSCP-050-JPによる被害を最小限に抑えることを提案しました。これは即座に承認され、収容プロトコル「市町村防災行政無線」として適用されました。現在、この収容プロトコルはSCP-050-JPに対して最も有効かつ現実的な手法であるとされています。

この郷愁を思わせる旋律の過去を、我々は知る必要があるだろう。 -██研究員